コロナ関連の破たん、3000件超え 「まん防」の延長で正常化遠のく

コロナ関連の破たん、3000件超え 「まん防」の延長で正常化遠のく

コロナ関連の破綻 3千件超え

コロナ関連の破たん、3000件超え 「まん防」の延長で正常化遠のく

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 東京商工リサーチは3日、コロナの影響で経営破たんした国内事業者数が累計で3,009件(負債1,000万円未満を含む)に達したと発表。うち負債1,000万円以上は2,868件で、2021年月以降は13カ月連続で毎月100件を超えている。「まん延防止等重点措置」(以下「まん防」)は、東名阪を含む都市圏で延長される。「ゼロゼロ融資」の申請期限延長などの対策は取られているが、売上の回復なしに事業者の「正常化」は実現しない。

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 東京都は3日、都内で新たに確認された新型コロナウイルス感染者数が1万2,251人で、前週の同じ曜日を約2,100人上回ったと発表。また、死亡者数は28人が確認された。病床使用率は前日から0.6ポイント下がり50.5%となったものの、重症患者は2人増え70人となった。

 政府は、6日を期限とする「まん防」について、31自治体のうち東京、大阪、愛知など都市圏を含む18都道府県は21日まで延長する。コロナ第6波は2月上旬にピークを超えたものの、その後の減少ペースが鈍く、病床使用率が高止まりしていることが主な理由。延長の方針が明らかになって以降、解除を見込んだ旅行の予約が解約されるなど、事業者には早くも影響が広がっている。

 岸田首相は3日、3月末を期限とするいわゆる「ゼロゼロ融資」の申請期限を6月末まで延長することを含む、中小企業対策の政策パッケージを発表。申請期限延長のほか、融資期間を20年まで延ばす対策も盛り込んだ。

 一方、1月に東京などへ「まん防」が発令されて以降、飲食、宿泊、旅行等業界は再び売上が落ち込んでいる。政府支援により短期的な資金繰りが良化しても売上回復の目処が立たない中、諦め型の破たんがあとを絶たない。水際対策も追加緩和策が発表され、14日から1日あたり7,000人まで入国できるようになるが、インバウンド消費が正常化する時期は読めないまま。

 新型コロナウイルスの世界における累計感染者数は、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば日本時間4日午後3時時点で4億4,208万人超、死者数は598万人超。国別の最多は米国の7,919万人超、次いでインドが4,295万人、ブラジルが2,891万人。以下、フランス2,307万人、イギリス1,921万人、ロシア1,644万人、ドイツ1,553万人と続く。日本は直近4週間の新規感染者数が世界で8番目に多い219万人超で、累計感染者数は521万人台。

 かかる状況下、東京商工リサーチは新型コロナウイルスに関連する経営破たん事業者数が、3日時点で3,009件(負債1,000万円未満を含む)に達したと発表。破たん企業(負債1,000万円以上)が雇用していた従業員数の累計は、判明している数だけで2万7,461人に達した。

 日本は昨年10月から今年1月上旬にかけ正常化に近づきつつあったものの、「まん防」の再発令により、関連する業界は厳しい状況に陥っている。先行して「まん防」が解除された沖縄では、早くも感染者が増え始め、オミクロン型の影響は長期に渡るとの見方もある。諦め型破たんのさらなる拡大が懸念される。

(dailyst)

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