ANAとセブンイレブン、ドローンによる夜間離島配送の実証実験 福岡で

ANAとセブンイレブン、ドローンによる夜間離島配送の実証実験 福岡で

夜間配送実験を行なうドローンのイメージ(左)と能古島(ANAホールディングスなど発表資料より)

 ANAホールディングスとセブン・イレブン‐ジャパンは17日、ドローンを使ってコンビニエンスストアの商品を夜間に離島へ配送する実証実験を行なうと発表した。ドローンによる日没後の配送実験は国内初で、実験結果を精査して2025年度に離島への配送サービスの展開を目指す。

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 実証実験は10月19日から23日まで。福岡市西区横浜のセブン・イレブン福岡横浜2丁目店で取り扱っている食品や日用品を、博多湾に浮かぶ離島の能古島までドローンで配送する。能古島の配送場所は能古公民館、渡船場駐車場、江ノ口、西町、特別養護老人ホーム清和園の計5カ所。セブン・イレブンが運営するネットコンビニの「7NOW」で商品を注文し、5カ所の配送場所のうち1カ所を指定すれば、配送料110円(税込)で即時配送する。

 配送対象は能古島在住者で、配送時間は正午から午後8時まで。夜間も配送時間に入っていることから、日中に島外で働いている人も帰宅後、買い物ができる。ANAとセブン・イレブンは夜間の配送ニーズも把握して本格的な事業展開に生かす。

 能古島は福岡市西区に属した離島で、福岡市中心部から船で約10分の位置にある。面積3.95平方キロで、人口約650人。柑橘類の栽培や漁業が盛んで、観光地になっているが、コンビニはない。ドローンによる配送が離島住民の生活向上に期待できるとして、福岡市の「実証実験フルサポート事業」に採択されている。

 ANAホールディングスは、航空機の安全運航で培った技術を生かし、2016年からドローンプロジェクトを開始。買い物や医療機関への通院が不便な離島、中山間地域を中心に食品や医薬品、日用品などの配送実験を全国で進めている。

(高田泰)

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