富士フイルム、中国の医薬品会社に109億円出資―中国でヘルスケア事業を強化

 富士フイルムは13日、中国の複合企業「華潤集団」の中核会社で医薬品の製造・卸売等を手掛ける「華潤医薬集団」の株式8億2,000万香港ドル(約109億円)相当を取得すると発表した。出資を通じて、医薬品やサプリメント、再生医療、医療機器といったヘルスケア分野での中国事業の拡大を図るという。

 富士フイルムによると、華潤医薬集団は、低分子薬やバイオ医薬、漢方薬など多岐にわたる医薬品の製造・卸売・小売ビジネスを展開している。2015年の売上高は1,466億香港ドル(約1兆9,000億円)で、医薬品事業会社として中国第2位の規模。医薬品卸売業としても有力なプレーヤーという。

 中国本土で、109社の販売子会社、114カ所の物流センターを保有しており、4万1,000件以上の病院に直売している。傘下には、健康食品・サプリメントの小売を行う東阿阿膠(とうああきょう)を擁し、華潤集団グループ傘下には中国最大級の小売大手チェーンで華潤万家(かじゅんばんか)を抱えるなど、グループ内に多数の流通網を持つ。

 富士フイルムは、中国ではX線画像診断機器や内視鏡、医療ITなどの医療診断システム・サービスを中心としたヘルスケアビジネスを展開している。最近では、医薬品の販売契約を結ぶなど、中国製薬企業との協業を強化している。

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