全国百貨店売上高、4月は14カ月ぶりに前年比プラス

全国百貨店売上高、4月は14カ月ぶりに前年比プラス

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 日本百貨店協会は23日、4月の全国百貨店売上高が前年同月比0.7%増(店舗数調整後)の4,527億円となり、14カ月ぶりに前年越えとなったと発表した。国内市場(シェア95.1%)において同0.2%減とほぼ前年並みの状態を確保する一方、インバウンド(訪日客、シェア4.9%)売上高が同22.9%増の221億円となり、過去最高額を更新した。

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 4月期の調査対象百貨店は80社、229店舗で、3月期より2店舗減少。総店舗面積は前年同月比4.0%減の572万3,794平方メートル、総従業員数は同4.3%減の7万3,110人。

 商品別の動きでは、主要5品目(衣料品、身のまわり品、雑貨、家庭用品、食料品)で、「雑貨」が前年同月比7.2%増の8,343億円、「身のまわり品」が同0.7%増の6,097億円、「食料品」が同0.4%増の1億960億円と好調。中でも食料品は14カ月ぶり、身のまわり品は9カ月ぶりの前年越えとなった。一方、「衣料品」、「家庭用品」は不調が続いており、衣料品は同1.2%減で18カ月連続、家庭用品は同6.0%減で16カ月連続の前年割れの状況となっている。衣料品では、百貨店の目玉とも言われている「婦人服・洋品」(構成比20.8%)が同1.7%減と振るわない中、「子供服・洋品」(構成比3.3%)は同1.6%増と好調だった。

 地区別の売上高では、主要10都市(札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡)の総売上高は前年同月比0.6%増の3,133億円で、2カ月連続での前年比プラスとなった。中でも札幌(同5.4%増、4カ月連続プラス)、仙台(同1.3%増、2カ月連続プラス)、横浜(同1.3%増、16カ月連続プラス)、大阪(同3.9%増、4カ月連続プラス)、神戸(同0.3%増、9カ月ぶりプラス)、福岡(同4.5%増、3カ月ぶりプラス)が好調。

 10都市以外の地区での売上高は、前年同月比0.9%増の1,395億円で、18カ月ぶりに前年越えを果たした。関東(同0.1%増、23カ月ぶりプラス)、中部(同14カ月ぶりプラス)、中国(同0.5増、9カ月ぶりプラス)、四国(同0.5%増、14カ月ぶりプラス)、九州(同12.5%増、9カ月ぶりプラス)が好調だった。

(荒川)

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