約6千人が回答、退職理由ベスト3とは?

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 かつて巷では35歳転職限界説がささやかれていた。単刀直入に言えば、そんな話はデタラメだ。近年は年齢・経験など関係なく転職する人が続出、転職市場はピークを迎えているという声もある。そんな時代背景を受け、人材採用のスペシャリスト「エン・ジャパン」が日本最大級の総合求人・転職支援サービス「エン転職」のユーザー5,796名に「退職理由」などに関するアンケート調査を行った。

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 まずは退職を考えたことがある人に「退職のきっかけ」を質問。結果をまとめると、第1位は「給与が低かったから」(46%)、第2位は「評価や人事制度に不満があった」(37%)、第3位は「残業や休日出勤が多いため」(28%)という結果になった。ちなみに、給与が低いは若年層から35歳以上すべての年齢で第1位だった。

 年代別で見ると、25歳までの第二新卒者で最も多い回答が「やりたい仕事ではなかった」。若年層では、仕事と自分の適性のミスマッチに気づいたことが退職のきっかけという人が多かった。26歳を超えると「評価や人事制度に不満があった」「残業や休日出勤が多いため」「結婚・子育て・介護などの家庭の事情」などの退職理由が多かった。その人自身が何に重点を置くかが、退職のポイントとなるようだ。

 退職時の不安を質問すると、トップ3は、「次の職場が見つかるか」(61%)、「いつ伝えるか」(42%)、「次の職場で上手くいくか」(41%)だった。会社を辞めたい気持ちはあるが、次の職場への不安感を持つ人が多いようだ。

 会社に退職を伝えるタイミングでは約4割が「退職を希望する日の1カ月前」、約3割が「退職を決めたタイミング」「退職を希望する日の2〜3カ月前」だった。25歳以下は、約4割が「退職を決めたタイミング」と回答。転職経験者が退職を真っ先に伝えた相手は、7割が上司だった。

 転職・退職理由は若年層、30代など年齢層によって若干違いはあるが、「給与と退職理由」は切っても切れない関係にあることは事実。日本では給与面の不満を口に出すことはあまり美徳とされていないように思うが、働く人はもっと声を大にして主張していくべきかもしれない。諸事情はあるだろうが会社もその声にぜひとも応えてほしい。給与面の充実は、働く人すべてを笑顔にするから。

(久保圭大郎)

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