JR西と京都市、廃線となった鉄道高架を屋台ストリートに再生 実証実験へ

 JR西日本と京都市は、2016年に廃線となった京都市下京区の梅小路短絡線高架上を屋台ストリートとして再生するため、23日から実証実験に入る。週末ごとにテーマを定めた物販や飲食の屋台を集め、京都の新名所を目指す。鉄道高架上を屋台ストリートに活用する例は全国でも珍しいという。

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 実証実験は屋台を使った遊休施設の活用や屋台の開業支援で実績を持つ大阪市のリプレイスと共同で進める。場所は下京区観喜寺町にあるJR山陰本線・梅小路京都西駅の西側で、歩道橋入り口から約30メートルの区間。見晴らしの良い高架上にあることから、「梅小路ハイライン」と命名し、土曜、日曜と祝日に屋台4台を設置して季節の食べ物や飲み物を提供する。入場は無料。

 23日から12月22日までの1カ月間は「梅小路ハイライン・オープニングマンスリーイベント」と題し、「あったかフードでクラフトビール」(23〜24日、30〜12月1日)、「あったかフードで日本酒」(12月7〜8日、14〜15日)、「あったかフードでワイン」(12月21〜22日)の3大イベントを予定している。ビールと餃子、日本酒とおでん、ワインと牡蠣のバター焼きなど鉄板メニューが並ぶ。

 JR西日本と京都市は2020年9月末まで実証実験を進め、集客状況や評判などを見たうえで、梅小路短絡線高架の本格的な活用方法を検討する方針。

 梅小路短絡線は下京区梅小路頭町の京都貨物駅と下京区中堂寺南町の丹波口駅を結ぶ約2.3キロの路線で、東海道本線貨物支線(山陰連絡線)として1918年に開業した。その後高架化されたが、梅小路京都西駅の新設に伴い、2016年2月に廃止されている。JR西日本と京都市は遊休施設の有効活用を目指し、検討を重ねてきた。

(高田泰)

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