日本最大の文化祭!?「ニコニコ超会議2019」のあれこれまとめ

日本最大の文化祭!?「ニコニコ超会議2019」のあれこれまとめ

ニコニコ超会議2019

 4月27日・28日、幕張メッセへの来場者数16万8248人、ネット来場者数666万3612人を記録し、今年も大盛り上がりだった、ネット発&日本最大級の文化祭「ニコニコ超会議2019」。今年も来場者の心を揺さぶる様々な企画やブースが目白押しでした。盛りだくさんのイベントなので、そのごく一部ではありますが、実際に行ったブースを紹介していきます。

 会場に入ってまず目に飛び込んできたのは、高さ約10メートルの超巨大本棚。ここは「ありがとう平成!よろしく令和!ニコニコカドカワブックフェア」ブース。もはや建築物のような本棚には、平成の30年あまりの間にKADOKAWAが刊行した小説やライトノベル、コミックなどの中から約3万冊が並べられたもの。これでもまだ全部じゃないところが驚き。文字通り歴史の「積み重ね」を感じる本棚の中に入ると、プロジェクションマッピングによって幻想的な雰囲気が漂っていました。

 28日には菅官房長官も訪れ、新しい元号の出典となった「万葉集」を手に取っていました。KADOKAWA(角川書店)の創業者である角川源義は俳人としても知られ、俳壇や歌壇の振興にもつくした人物ですから、万葉集もKADOKAWAにとってゆかりあるもの、と言えそうです。

 「KADOKAWA」ブースを通り過ぎて、次に目に飛び込んできたのが、床に広々と敷かれた巨大な将棋盤が印象的な「超将棋」ブース。こちらでは“将棋の街”山形県天童市における春の風物詩「人間将棋」を、ニコニコ超会議バージョン「超人間将棋」として初開催しました。プロ棋士による対局のほか、なんと!ひふみんこと加藤一二三さん(九段)と藤井聡太さん(七段)が夢の対談を行いました。

 2人の共通点は?という質問に、ひふみんが「対局の前に負けると思ったことがない。性格が明るいところ」などと答えると、藤井さんは苦笑い……。また、違う点は?という問いには「勉強や研究の量は、私をはるかに凌駕している。将棋以外に興味が無いというくらい研究している」と、ひふみんベタ褒めです。そんな様子に、藤井さんはタジタジな様子……。終始“ひふみんワールド”の勢いに押され気味の藤井さんでした。ちなみに、今ハマっているものは?という質問に、藤井さんは「天気予報が趣味で、降水量やいろんな数字のデータを見るのが好き」と答え、ひふみんは「小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』にハマっている」そうで、練習中とのこと。近いうちに、ひふみんの「ラブ・ストーリーは突然に」が聴けそうです。

 最後に、平成という時代を振り返って「平成を総括する漢字一文字」を揮毫したお2人。ひふみんは「人生の中でほとんど喜んでこれたのは力をいれることができたから」という理由で「力」。藤井さんは「志」という字を選び、理由については「『もっと強くなりたい』という気持ちがあったから、ここまでこれたと思います。これからもその気持ちを忘れずに頑張っていきます」と語りました。

 ニコ超ならではのグルメが味わえる「超フードコート」エリアにも行ってみました。「超一風堂」ブースで限定販売されていた、プリンやイチゴ、グラノーラなどスイーツ系の具材がトッピングされた平成最後の新作「超・一風堂無限ラーメン」(ちょういっぷうどうむげんらーめん/800円)は“禁断の味”といったメニュー。甘いラーメンを食べたのは生まれて初めてでした……。このほか、お馴染み「キッチンDIVE」の3キロ弁当など、ユニークなものから定番のものまで、ここでしか食べられないメニューが数多く並び、来場者を楽しませていました。 ※超・一風堂無限ラーメンの正しい表記は・がハート記号。無限が無限記号です。

 さらに、ニコニコ超会議と言えばコスプレ。「超フードコート」エリアの隣の「アベンジャーズ/エンドゲーム」ブースには、キャプテン・マーベルやブラック・ウィドウのコスプレをしたイベントコンパニオンさんが……カラーコンタクトをして、ちゃんと青い瞳にしていました。会場の外にも一般のコスプレイヤーさんたちが大勢集まっていて、ツイッターのフォロワー数が6万人以上という人気コスプレイヤーのカモミールさん(@chamomi017)は、サイヤ人の女性戦士のコスプレで来場者を魅了していました。



 そして、幕張メッセのイベントホールで公演された、ニコニコ超会議の名物「超歌舞伎」では、中村獅童さんと初音ミクさんが共演し、今年も来場者を感動させる演出で満開の桜を会場に咲かせていました。公演後の囲み取材では「今年はもう4回目なので、だんだんだんだんやる中身もやるたびに濃くなってきて、第一弾の再演なんですが、さらに進化を遂げて、やらさせていただいております」と、手ごたえと自信をのぞかせていました。それだけに、この公演で「超歌舞伎」の虜になってしまった筆者も、次の公演が待ち遠しく感じています。


 今年は、菅官房長官の電撃訪問からユニークグルメ、名物「超歌舞伎」まで、様々な企画で来場者を楽しませた日本最大級の文化祭「ニコニコ超会議2019」。代表的な企画やブースなどを駆け足で紹介させていただきましたが、時間の都合上、行くことができなかった所がたくさんあり、2日間ではとても回り切れないので、4日間くらい開催していただけないかと運営さんにお願いしたい気持ちでいっぱいです。いい大人になった人たちが真剣に面白いことを考えてやっているから、こんなにも素晴らしい文化祭になるんだろうなと感じました。そんなニコニコ超会議ですが、すでに次回、2020年4月に幕張メッセで開催されることが発表されています。来年は、いったいどんな文化祭になるのか?今から楽しみです。

取材協力:ニコニコ超会議実行委員会

(佐藤圭亮)

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