ホテル×鉄道がコラボ コロナ禍でも予約で満室、斬新プランが大人気

 コロナ禍で苦しんでいる東京都内のホテルと鉄道業界がタッグを組みました。鉄道ファンはもちろん、家族みんなで楽しめる大胆な宿泊プランで、大人気となっています。 渋谷駅から直結していてアクセス抜群の渋谷エクセルホテル東急に、連日予約で満室となっている部屋があります。ベッドの横にあるのは電車の運転をリアルに体験できる東急電鉄の運転シミュレーターです。東横線や田園都市線など、東急線の電車の運転を好きなだけ体験することができます。さらに、夜には渋谷と東京の地元食材を使った“駅弁風”の2段重「しぶべん」を部屋まで届けてくれて、渋谷の街を見下ろしながら夕食を楽しめます。この宿泊プランは2020年12月に開始すると直後から予約が殺到し、今でも週末は予約でいっぱいになるほどの人気ぶりだといいます。渋谷エクセルホテル東急の金沢ゆき子アシスタントマネジャーは「コロナ禍で宿泊するお客さまが激減した。そんな中、同じ東急グループで渋谷に拠点を置く東急電鉄と何かできないかと考え、トレインシミュレーターを客室の中に入れて好きなだけ楽しんでいただく宿泊プランを考えた」と話します。 さらに4月からは新たに、鉄道模型が走る大きなジオラマのある客室の宿泊プランも登場しました。これは「上野にある岩倉高校の鉄道模型部の生徒たちが制作したジオラマを、高校の厚意で客室に設置することができた」(金沢さん)といいます。客室では常備された10種類以上の鉄道模型を走らせ、眺めたり運転して楽しむことができます。また他にも、まるで博物館のように電車の写真が並べられた部屋で、駅員さんが使っていた昔懐かしい「両替箱」や手で入れ替えていたという電車の「行先標」など珍しい電車グッズに自由に触れることができる部屋に泊まるプランもあります。金沢さんは「このような状況でなかなか遠くへの旅行もイベントも行けない状況なので、ファミリー層や鉄道が好きな方に来ていただき、部屋の中で旅の疑似体験をしていただければ」と話しています。

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