高級キャンピングカーは極上の“移動ホテル”だ!【特集「Go Nature!」】

高級キャンピングカーは極上の“移動ホテル”だ!【特集「Go Nature!」】

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【特集「Go Nature!」】
今、キャンピングカーに注目が集まっている。全国各地で開催されるキャンピングカーショーの来場者は増え続ける一方。会場ではコンパクトで経済性の高い軽キャンパーなどが人気だが、大きな高級キャンピングカーの展示も目立ってきた。「高級キャンパーで贅沢な旅をしてみたい」

そんな衝動にかられ、ドイツの高級キャンピングカー「ハイマー」を借りて旅に出た。
<海と山をぐるっと周遊>
今回の行程は特に目的地を決めず、その都度相談しながら行き先を決定。茨城県と栃木県にまたがる全行程460kmをぐるりと周遊し、結果的には海と山の自然を思う存分味わう贅沢なコースになった。スタートの茨城県常総市にあるRVランドから霞ヶ浦を南側から回り込み海岸線へ、そのまま北上して1泊。翌日は山側の那須高原めがけて移動。ロードサイドは旅の前半と後半でまったく異なる景色を堪能できた。
■高級キャンプングカーで “新鮮” で “刺激的”な旅を
免許を取り立ての頃、友達とあてもなくドライブしたり、行き先を決めずに旅に出たことはないだろうか。そして、それがとても楽しかったことを覚えている人も少なくはずだ。気心知れた仲間がいて、自由に行動できる “アシ” がある。それだけでドライブは常に “新鮮” で “刺激的” だった。

いまはどうか。楽しくはあるものの、当時のようなワクワクやドキドキは得られない。そこには新鮮さも刺激もない。それなら一度も味わったことのないクルマで乗旅に出たらどうなるのだろうか。

その候補として考えたのがキャンピングカーだ。現在は経済性やスペース効率に優れる軽キャンパーが人気だそうだが、どうせならとびっきり広くとびっきり高級なキャンピングカーで、旅をしてみたい。

そんな新鮮で刺激的な旅となれば、当時のようにドキドキワクワクできるだろうか。そんな期待を抱きつつ、幼なじみのふたりを誘い、旅に出ることにした。もちろん、当時のように行き先を決めることなく、自由に行動することを前提に。
■優雅で快適な旅を提供する欧州の最高峰ブランド「ハイマー」
HYMER
「Tramp CL554」

欧州キャンピングカーのトップブランドに君臨するドイツのメーカー。50年以上の歴史によって培われた技術力で、上質な旅を楽しんでもらうことを目的に、高級感溢れるスタイリングやインテリアを実現。革新的なクルマを作り続けている。「Tramp CL554」は日本国内でも扱いやすいサイズで、軽快な走りを実現している。

【1日目】
■ゴール地点だけを決めてあとは気分次第に
クルマを借りたのは “キャンピングカーの楽園” と呼ばれる茨城県・常総市にあるRVランド。ズラリと並ぶキャンピングカーを横目に、いよいよ出発。とりあえず1日目のゴール地点だけは決めておこうと、高級リビングのような車内にはしゃぎながらスマホ片手にその場でリサーチ。キャンピングカーでも宿泊できるRVパークという施設を知った我々は、スタート地点から約200km離れた北茨城にあるRVパーク「メイムズランド」を一日目のゴールとした。もちろん、どこをどう回るかは気分次第。

出発してまず驚いたのはエンジンパワー。全長7m近い巨大ボディをグイグイ押し出していく。そこそこの登り坂でもアクセルを踏み込めばなんなく登っていくので、まったく不満なし。加えてサイズの割にボディの四隅が把握しやすいので、旅の後半ではステアリングを握っていると、その大きさを忘れてしまうほどだった。

大洗の北を流れる那珂川を超えた頃、「昔、この辺であんこう鍋食べた」という話で盛り上がり、急遽那珂湊に立ち寄ることが決定。そして、買うつもりもなかった大きな刺し身セットをふたつも買ってしまった…。

約6時間走り続けて本日の目的地に到着。受付を終えて、クルマを電源ポートのある宿泊スペースに駐車。すぐに、海を眺めるお風呂に入り、食事を済ませ車内でゴロゴロ。しばらく昔話に華を咲かせていたが、最高級キャンピングカーならではのホテルのような寝心地の良いベッドに横たわると、あっという間にグッスリ。車内も広いため、肩寄せ合うこともなく、友人のいびきに悩まされることもなく気持ち良く起床できた。

朝日を受けて「このまま帰るのはもったいない。昔みんなでいった那須高原に行くか」と、2日目の経由地を那須高原に決定。海と山の中間点となる茨城県東白川郡を抜けていく。
▼10:00 RVランドをスタート

スタート地点となったRVランド。ユーザーのキャンピングカーを保管するモータープールも備えているので、特に大きなキャンピングカーユーザーの利用が多いという。

「RVランド本社」
約5000坪という広大な敷地の中に、約70台の展示車両が並ぶ展示場。キャンピングカーの楽園と呼ばれ、多くのユーザーが訪れる。
住所:茨城県常総市大塚戸町1600-1
▼12:00 霞ヶ浦で小休憩

すぐに海を目指さず、途中の霞ヶ浦周辺を回るルートを取った。のんびりと一般道を利用していたら2時間もかかってしまったが、景色は最高!
▼新鮮な刺身を買っても冷蔵庫があるから安心!

海側を走っていると魅力的な海鮮店が並ぶ。観光バスも停車できるお店を見つけ、店内を見学。食べきれないほどの刺し身を買ってしまったが、冷蔵庫があるので心配なし。
▼15:30 漁港を眺めながらひたすら北上!

茨城県の那珂川を超えると那珂湊という大きな港がある。ここからは景色が一変。坂道を登り、港の町並みを後にすると、海岸線の美しい景色はもうすぐそこ。
▼16:00 クルマで泊まれるRVパークに到着!

「RVパークメイズムランド」

1日目の宿泊地に到着。宿泊費はクルマ1台3000円とリーズナブル。RVパークは全国各地に124カ所もあり、現在も増加中。メイムズランドは沖合に二ッ島を眺める景勝地にある複合施設で、美しい海を眺められるのがポイント。
住所:茨城県北茨城市磯原町磯原2547-3

 
▼20:00 キャンピングカーに戻り何もしない贅沢を楽しむ

食事とお風呂を終え、キャンピングカーでまったりとした時間を過ごす。最高品質の調度品に囲まれ、自由な時間を満喫。洗面施設もあるので、すべてを車内で完結できるのがありがたい。
▼本格的なベッドが天井からも出現!

本格的なベッドを装備。リアのマスターベッドと電動で天井から降りてくるプルダウンベッド、リビングに展開するベッドを完備

 

【2日目】
?▼8:00 差し込む光が心地いい

光が差し込むバスルームで朝の身支度。どこにいてもこの光景に包み込まれるので、高級キャンピングカーの朝はいつも気分がいい。

▼10:30 旅の折り返し地点、東白川郡を通過!

海側から山へ移動し、茨城県東白川郡のあたりで行程の半分ほど。ここから旅の後半に突入だ。
▼11:30 最終目的地、那須高原は目の前。林を抜けると高原の風を感じた

須高原を手前に、遠くの山並みを眺めると雪が残っている。風も冷たくなり、クルマの凍結警告ランプが時々点灯するようになってきた。最後の林を抜けると目的地の那須高原だ。
▼12:00 牧場の中の美しいホテル

「RVパーク ホテル・フロラシオン那須」
国内では珍しい広大な牧場の中に建てられたヨーロピアンテイストの高級ホテル。RVパークとしてキャンピングカー用の宿泊施設も整備されているので、クルマでの宿泊も可能。高原の空気を満喫しつつ露天風呂で疲れをいやし、ホテル内のレストランで夕食を取れば、誰もが特別な1日と感じるはず。リピートユーザーが多いというのもうなずける。
住所:栃木県那須郡那須町高久丙1796
▼牧場直営の絶品ハンバーグ

ホテル・フロラシオン那須と同じグループ会社のダイニングキッチン「あ・かうはーど」(栃木県那須郡那須町高久乙593-146)で昼食。牧場直営ということで、肉料理がどれもおいしい。肉汁がたっぷりと詰まったハンバーグは分厚く、食べごたえ満点。
▼帰る前に車内で一息

食事を終えキャンピングカーに戻ると、高原の風とこもれびが室内を心地よく包み込んでいた。少し休憩のつもりが、いつしかウトウト。この “いつでも寝られる” 感は最高の贅沢。
▼18:00 至福の時間が終わってしまう…

途中渋滞にハマってしまったが、高い目線と広い車内もあって、まったくストレスを感じず。それよりもこの旅が終わってしまうことと、クルマを返さなければならないことが悲しかった。
■楽しい時間もあっという間に
那須高原にもRVパークがあることを知り、施設でオススメのお店をヒアリング。紹介してもたらったレストランで昼食を済ませ車内に戻ると、高原の風と光が睡魔を誘う。まるで高原のホテルで休憩しているような感覚は、高級キャンピングカーならではの贅沢。極上の “移動ホテル” といったところだ。

最近はキャンピングカーをレンタルできるところも増えてきているので、レンタルキャンパーで旅を楽しむのもオススメだ。RVランドに戻り、楽しかった旅はついに終了。

後ろ髪を引かれながらクルマを返却し、それぞれの自宅へ。なんともさみしさを感じつつ仲間と別れの挨拶をした時に思った。あぁ、これこそ昔あてもなくドライブしていた時の別れ際のような感覚だと…。

【憧れのハイエンドキャンピングカー】
キャンピングカーも一般的なクルマと同じように、大きさや仕様の異なるクルマが存在する。国内ではまだまだ少数派だが、ヨーロッパの最高級クラスのキャンピングカーも購入できるのだ。

そこで、今注目を集めているヨーロピアンスタイルの高級キャンピングカーブランドで先の「ハイマー」に比肩する「アドリア」「デスレフ」を紹介する。
▼業界最先端の生産設備を誇る工場から生まれた革新的デザイン
ADRIA
「SONIC SUPREME710 SL」(1563万8400円〜)

文化の交流点ともいわれるスロベニアに工場を構え、ヨーロッパ基準の高品質なキャンピングカーを製造するアドリア。その技術力と品質へのこだわりが高い評価を得ている。ソニックは、同社のモーターホームの中でも最高ランクに位置するモデルだ。

【SPEC】
・ベース車両:フィアットデュカト
・エンジン:2.3Lディーゼルターボ
・最高出力:180ps
・駆動方式:2WD
・乗車定員:5名/就寝人数:5名
・全長×全幅×全高:7520×2320×2960mm

シリーズトップクラスの豪華なインテリア。落ち着きのあるシンフォニーホワイトを基調としたインテリアは、テキスタイルをオーナーがチョイス可能。ライティングなど、落ち着きのある室内空間を追求した設計が魅力的。

 
▼より使いやすく、より快適に安全性を重視したクルマ作り
DETHLEFFS
「Esprit I7150-2 EB」(1730万4000円〜)

デスレフはドイツ屈指のキャンピングカーメーカーで、360度全方向ビューモニターを早い段階から導入するなど、安全性を重視。エスプリは全長7.6mの低重心スタイルで、しなやかな走りのために前後にエアサスを搭載している。

【SPEC】
・ベース車両:フィアットデュカト
・エンジン:2.3Lディーゼルターボ
・最大トルク:40.8kgf・m
・最高出力:177ps
・駆動方式:2WD
・乗車定員:5名/就寝人数:4名
・全長×全幅×全高:7600×2330×2990mm

明るいクリーム色のキャビネットに落ち着いた色合いの家具がアクセントとなる。ベージュ色の本皮シートがさらにエレガントな空間を演出。広々としたキッチンには大型冷蔵庫を設置するなど、快適な設備が整っている。

 
<大きなキャンピングカーも普通免許で運転できる!>
「キャンピングカーは普通免許では運転できない」と勘違いしている人も少なくない。しかし、実はほとんどのキャンピングカーは普通免許で運転できる。基準となるのは、乗車定員と車両総重量。乗車定員は10人以下となるが、乗車定員11名以上のキャンピングカーはほとんどない。

車両総重量は、免許証に記されている8t、5t、3.5tの各範囲であれば運転できる。3.5tとなっているのは2010年3月以降に免許を取った人だから、多くの人が普通免許でほとんどのキャンピングカーを運転できるということ。マイクロバスのサイズであっても、キャンピングカーなら普通免許で運転できるのだ。

>>?【特集「Go Nature!」】
本記事の内容はGoodsPress5月42-47ページに掲載されています
 

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(文/渡辺圭史 写真/秋元栄二郎)