徹底比較!AV一体型カーナビ vs. 無料カーナビアプリ

徹底比較!AV一体型カーナビ vs. 無料カーナビアプリ

徹底比較!AV一体型カーナビ vs. 無料カーナビアプリの画像

「スマホのカーナビアプリがあれば、カーナビっていらないよね?」

ここ数年そんな話を耳にする機会が多い。知り合いだけでなく、テレビやラジオ、新聞などでも。世の中の多くの人がそう思っているらしい。確かにカーナビアプリもスマホも年々高性能化が進んでいる。表示される画面がカーナビそっくりのものもあるし、機能もきわめて豊富だ。

そのような状況を目に、耳にしていれば、スマホがあればカーナビは必要ないと思ってしまう人がいても不思議ではないのかもしれない。

そこで今回は業界最高レベルの高機能を誇る「カロッツェリアサイバーナビ」と、人気抜群の無料カーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」を徹底比較。利用する機会の多い機能を中心に実走行でチェックした。

今回はこの2モデルを代表として取り上げたが、内容的にはAV一体型カーナビvs.カーナビアプリと思ってもらっていい。それぞれの機器の特性や特徴を認識してもらいたい。

ROUND1.地図表示
画面の大きさで圧倒的に安全なサイバー
やはり見やすいのは7型〜10型と画面サイズが大きなサイバーナビのほう。スマホは6型程度が現在の主流となっている。地図デザインは100mスケール、10mスケール(Yahoo!カーナビは12m)ともにサイバーナビのほうが情報量が多く使いやすい。走行中に地図の内容を素早く読み取ることもできる。

【サイバーナビ】

誰にでも見やすいユニバーサルデザインの地図表示。色合いは地味めだが主要道路とそれ以外の道路の差がハッキリと認識できる。10mスケ ールなど市街地図の情報量の多さは特筆モノ。ほとんどの建物の形状まで確認が可能だ。

 

【Yahoo!カーナビ】

PC向け地図と同様のデザインで、淡い色合いは洗練された印象だ。100mスケール、12mスケールともに地図上の文字が少なめで、施設はアイコンによって表示する。使用するたびに新データを取得するため地図はつねに新鮮だ。

 
ROUND2.操作性
よりスムーズな動きをみせるスマホだが実用レベルでは大差なし!
どちらも静電式タッチパネルでフリックやドラッグなどの操作が可能。レスポンスはYahoo !カーナビが軽快だが実用面で差はない。手元を見ないで操作できるサイバーナビのスマートコマンダーは使い勝手◎

【サイバーナビ】

カロッツェリアオリジナルの「スマートコマンダー」を搭載。回す、倒す、押すという3つの操作で手元を見ずに主要なナビ、AVのコントロールが行える。画面にはスマートコマンダーの専用メニューがわかりやすく表示される。

【Yahoo!カーナビ】

操作性は使用しているスマホのハード性能に左右されるが、スマホならではのハイレスポンスでストレスのない動き。

 
ROUND3.ルート検索
渋滞情報や料金を考慮した6つのルートを提案するサイバーナビが◎
目的地を設定すると走行ルートを探し出すルート探索機能。サイバーナビは最大6ルート、Yahoo!カーナビは最大3ルートを提案し、どちらも通信で取得した渋滞情報を考慮。ある程度経験のあるドライバーであれば、走り慣れたルートを選びたいものだが、その点でサイバーナビは選択肢が多くていい。

しかも距離や所要時間、高速料金などの比較も一覧表で簡単にできる。Yahoo!カーナビは、おすすめ・高速優先・一般優先の3条件からしか選べず、ちょっと物足りない。

【サイバーナビ】

 

【Yahoo!カーナビ】

ROUND4.音声認識&周辺編作
どちらも通信を利用した音声認識機能を搭載して認識レベルは高い
Yahoo!カーナビはマイクアイコンから機能を素早く呼び出せ、レスポンスも優秀。どちらも認識率は良好で「港の見える丘公園」など長い施設名称も問題なく検索できる。周辺検索は、サイバーナビが検索結果リストを表示するのに対し、Yahoo!カーナビは最も近い施設だけを表示。使いやすいのは候補がわかりやすくサービス内容も確認しやすいサイバーナビだ。

 

【サイバーナビ】

 

【Yahoo!カーナビ】

 
ROUND5.渋滞回避
両方とも過去のデータを利用した渋滞予測による回避ルート探せる
サイバーナビ、Yahoo!カーナビともに通信を介して専用サーバーから最新のVICS渋滞情報、プローブ情報(車両が走行して取得した渋滞情報)、過去のデータに基づく渋滞予測情報を得られ、これらを利用した渋滞回避ルート探索を可能にしている。どちらも業界トップレベルの渋滞回避能力があり、早く目的地に到着できるルートをガイドしてくれる。

【サイバーナビ】

 

【Yahoo!カーナビ】

ROUND6.ルート案内&自車位置精度
自車位置精度に不安を残すYahoo!カーナビ
はじめての場所を走行するときほどルート案内のありがたさを感じる。サイバー
ナビは拡大図を表示するだけでなく、マルチドライブアシストユニットを接続していれば、目の前の風景に案内を重ねることもできる。Yahoo!カーナビは拡大図などは搭載しない。都市部では曲がる場所を間違えると迷子になってしまうこともあるので、自車位置表示の正確さが重要。

サイバーナビは6軸3Dハイブリッドセンサー内蔵や複数種の衛星補足、車速情報取得によって業界トップの高精度を実現。Yahoo!カーナビはスマホの性能に依存するが、GPSに頼るため長いトンネルなどでは位置情報が取得できず、ビルの立て込んだ都市部などでは自車位置表示が曖昧になる。もっとも大きな弱点が自車位置表示精度の低さといえるだろう。
▼並べて走ってみるとサイバーナビの見やすさ使いやすさを実感できる

 
▼画像で行く先の渋滞状況を把握できる

 
▼運転支援機能搭載で “うっかり” 運転を防止 !

 

ルート案内中は無難に走っていたが、自車位置精度で大きな差が発生 !

サイバーナビ絶対的な自車位置精度と表示機能で常に安定! 安心して走れる。Yahoo!カーナビ ルートから逸れることもあるがリルートは早い !

 
■独自機能を厳選してチェック!
サイバーナビの魅力はエンターテインメント性の高いところで、独自の音楽ストリ ーミングサービス「ミュージッククルーズチャンネル」を用意。また、MapFan コネクトではサイバーナビとスマホで地点データの共有が行える。Yahoo!カーナビはスマホアプリらしく新機能を次々と追加でき、コツコツと進化を続けられる。

【サイバーナビ】

・ミュージッククルーズチャンネル

・MapFanコネクト

 

【Yahoo!カーナビ】

 
結論

最新カーナビアプリの進化はめざましく、これだけの高機能を無料で使えるという点は驚きだ。頻繁にはクルマに乗らないが年に数回遠出するという人や、バイクツーリングにはスマホがあれば利用できて、無料で使えるカーナビアプリは手軽で便利だ。

ただし、カーナビは専用機だけあり、機能性に加えて使い勝手という点では一日の長がある。家族や仲間と毎週のようにクルマで出かけたり、都市部を走行したりする機会が多い人は、やはり本格的なカーナビを選ぶのが正解だ。

 

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