「国産コインの逆襲」が始まった?草コインマニアが語る「注目銘柄3選」〜502大佐のコインハンターvol.2〜

「国産コインの逆襲」が始まった?草コインマニアが語る「注目銘柄3選」〜502大佐のコインハンターvol.2〜

コインカムは買い物をすれば通貨がもらえる「ポイント&キャッシュバック」に特化した仮想通貨だ

◆前回言及したバイナンスコインがずばり的中

 前回は、これからが期待できる草コインとして取引所コインを挙げていたコインハンター・502大佐であったが、バイナンスコイン(BNB)が今までの高値を更新するなど3月は次々と取引所コインが暴騰。予測はずばり的中し、その先見性がいかんなく発揮される結果となった。ビットマックストークン(BTMX)に至っては1ヶ月で約20倍にまで膨れ上がったから驚きだ。

 4月に入り、ビットコインの急騰もあって、にわかに注目を集める仮想通貨。連載第二回目のテーマは「国産コインの逆襲」について、今回も存分に語ってもらった。

◆現在の仮想通貨の相場観は?

 こんにちは、502大佐です。連載第二回目は、海外銘柄に押され今まであまり日の目を見ることがなかった「国産コイン」についてお話します。今後、ブレイク必至の銘柄を3つほど紹介したいと思っていますが、その前に、現在の仮想通貨市況についてご説明しておきましょう。

 仮想通貨市況は5月に向けて徐々に上昇基調となる空気を帯びています。ここ3〜4年、5月に迎えるGWが仮想通貨市場の頂点になるのが通例となっており、今年もその例に漏れないでしょう。

 また3月15日には、仮想通貨のルールを明確にすることや制度の整備を目的とした、資金決済法および金融商品取引法(金商法)の改正案が閣議決定されました。これによって、おそらく4〜5月くらいから各取引所がなにかしらの対策を打ち出すはずです。例えば、新規取引を中断していた取引所が取引を再開させるなど、動きが緩和される可能性があります。

 こうした好状況にも関わらず、日本ではいまだに仮想通貨がトピックに上げられる機会が少ないように感じます。

◆仮想通貨は底を打った?

 確かに’18年の仮想通貨マーケットは冷え切った状態が続いていました。しかし、海外の機関投資家のなかでは「仮想通貨はすでに底を打った」という意見が多く、それほど悲観的な相場観ではないというのが大方の見解です。

 はっきり言って、仮想通貨が盛り上がっていないのは日本だけです。絶好の仕込み時である今、この好機を逃すなんてもったいない!

 日本の機関投資家が未だ仮想通貨市場を冷ややかな目で見ているなか、日本人が開発に携わっている、いわゆる「国産コイン」が気を吐いています。

 まずはじめにご紹介するのは、MBSコイン(MBS)です。

◆医療技術とブロックチェーン技術の融合

 MBSコインとは、株式会社マイクロブラットサイエンス(MBS)というベンチャー企業が発行する仮想通貨で、日本では珍しい医療系ICOプロジェクトを展開しています。記者会見にお笑いコンビ・メイプル超合金が来たことでも話題になりました。

 プロジェクトのコンセプトは、最新医療技術とブロックチェーン技術を組み合わせて予防医療(ヘルスケア)を簡便化、普及を促すというもので、高い将来性が見込めます。

 具体的には、独自の最新技術によって自己穿刺でできる微量採血器具(特許取得済み)を開発。これによって自宅で簡単に血液検査が行えるようになり、また人間ドックで調べられる通り一遍のことがわかるようになります。さらに、検査結果は病院に行かなくても「Lifee」というスマホアプリで確認できるため、何度も通院する手間や金銭的な負担が解消されるというものです。

 この技術が普及すれば、血液検査の結果がビッグデータとしてクラウド上に蓄積され、医療アドバイスの正確性向上や発症確率の高い病気の予測に役立ちます。また恵まれない国の人たちがより安全に自分の健康状態を把握できるようになる可能性があるとして、世界中から注目を集めています。

 ブロックチェーン技術は、医療情報という究極の個人情報を保護するために用いられます。またMBSコインはトークンエコノミーを形成し、血液検査で分かった情報を年齢や体重、生活習慣といった情報と紐付けて被験者が情報の開示を許可した場合にコインがもらえる仕組みです。

 コインは、今後コンビニなどいろいろなお店で使えたり、法定通貨の代わりになったりすることを目指しています。

 MBS社は東京銀座にて採血ができる施設を構えすでにプロジェクトを進めています。プロジェクトが「見える化」されている安心感が、他のプロジェクトと差別化できる大きな要素となっています。また、通貨はすでにBCEXという取引所に上場済みで、残すはプロジェクトを成功させて仮想通貨の価値を高めていくだけとなっています。

 非常に将来性が高く魅力的なプロジェクトなので、長期的な目線で投資を行うのがベストでしょう。

◆あの巨大掲示板・5ちゃんねるに由来するNANJコイン

 さて、次に紹介するのは、NANJコイン(NANJ)です。

 NANJコインは、5chなんでも実況J版という掲示板上のスポーツ好きのコミュニティから作られた日本柄の仮想通貨です。いわゆるスポーツファントークンで、コンセプトは「スポーツに関わる全ての人をつなげるドアを創る」。NANJコインを通じて、例えば商店での決済利用はもちろん、スポーツ選手への投げ銭やスマホアプリ内での利用など、独自の経済活動を活性化させるという目的意識を持っています。

 去年、価格が60倍以上にも膨れ上がったことでも話題になりましたが、現在、価格は落ち着いています。しかし今後、NANJコインが提供する「NANJウォレット」が普及することによって大いに再燃の余地があるでしょう。

 NANJウォレットには、ERC223トークンというイーサリアムをベースとした規格のトークンが格納できます。このウォレットのなにがすごいかと言うと、イーサリアムのトランザクションの際に発生する手数料、いわゆるGAS代がかからず、代わりにNANJコインを利用できるということ。これは非常に画期的な試みです。

 駆け出し仮想通貨ユーザーにとって最も敷居が高いもののひとつに、イーサリアムのウォレットが扱いづらいということが挙げられます。その点、NANJウォレットならQRコードで送金先をサッと読み取り、GAS代なしで手軽に送金ができるなど、複雑なインターフェイスが一切なく初心者でも簡単に使えます。

 このNANJウォレットが普及すれば、コインの価値も自ずと上がってくるはずです。今後のマーケティング手腕に期待しつつ、投資を行ってみるのもアリでしょう。

◆ポイントのように使えるコインカムも要注目!

 最後にご紹介するのは、コインカム(CIM)です。

 コインカムの特徴はずばり、買い物をすれば通貨がもらえるということ。つまり、日本人が大好きな「ポイント&キャッシュバック」に特化した仮想通貨となっています。

 今やどこで買い物をするにしてもポイントが付与される時代。クレジットカードやマイルを使ったポイント活用術などが様々なメディアで取り沙汰されていますよね。

 コインカムのすごいところは、Amazonやapple、楽天といった超大手起業とすでに提携済みということ。例えばコインカムを通して楽天で買い物をすると、コインカムも楽天ポイントも二重取りできちゃいます。とてもお得ですよね。また仕事やアンケートなどに答えるとポイントが付与されるという在宅ワークも検討中で、マーケティングに対しての報酬もコインカムで支払われます。

 こうした活動により、今まで仮想通貨を買ったことがない層が新規参入してくる可能性があり、仮想通貨の普及という観点からも要注目のコインです。

「日本人はキャッシュバック&ポイントが大好き!」という反面、実はユーザーの70%が不満を抱えていると言われています。そこでコインカム運営は、利用ユーザーに平均月間50ドル相当のコインカムを付与することを目標として掲げるなど対策に余念がありません。

 その裏には、開発者が楽天証券に買収されたFX企業の元マーケティング責任者で、日本のポイントやキャッシュバック制度の第一人者であるという背景があるからです。こういった点もプロジェクトの信頼性向上に繋がっています。

 コインカムはトークンエコノミーのシステムが完璧に構築された、非常に実用性の高い仮想通貨です。今後、日本の取引所へ上場することになれば、コインを日本円へ「現金化」することも可能になるでしょう。ビットコインなどと交換することができ、デジタル資産を増やすことも近い将来あるかもしれません。

 また先日、金融庁に認可を受けた仮想通貨取引所(株)ディーカレットが今年6月から「Suica」を含む複数の電子マネーを仮想通貨でチャージすることができるサービスを検討していることが発表されたことも追い風になるでしょう。このサービスが開始すれば、コインカムの認識が広がって盛り上がり見せること必至です。

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 私が注目する「国産コイン」をざっと紹介しました。この記事を見て日本の方々により仮想通貨に興味を持ってもらえれば幸いです。そのためにも、生粋のコインハンターである私、502大佐が「これからもどんどん仮想通貨情報を発信していかなければ!」と襟を正しております。

「502大佐のコインハンター」、お見知りおきを!

★★★【502大佐のコインハンター】第2回★★★

<502大佐>仮想通貨参入は2013年の、古参トレーダー。預けていたビットコインが引き出せなくなる「Mt.GOX事件」の被害者。その際に全資産を失った経験から、仮想通貨の分析を徹底的に行うようになった。暴騰前のアルトコインを探索、解析など得意とする。自身で国産コイン「Z502」の運営にも携わる。ツイッターアカウントは@gox_crypt

<取材・文/櫻井一樹 構成/浜田盛太郎 イラスト/bambeam>

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