インバウンドの波に乗り民泊&ゲストハウスで儲かる秘訣は気遣いとターゲット戦略

インバウンドの波に乗り民泊&ゲストハウスで儲かる秘訣は気遣いとターゲット戦略

「若い宿泊者はSNS映えを求めるので内装も重視します」。鶴岡さんの細かな心遣いこそ、収益を生む最大のカギだ

◆インバウンドの大波到来。民泊&ゲストハウスで手堅く儲ける秘訣とは?

 ’18年6月の法改正で許認可制となった民泊。ひところのブームは去ったと思われていたが、新たな転機を迎えている。「違法民泊が一掃された今こそ、好機です」と語るのは、民泊アドバイザーとして活躍する鶴岡真緒氏だ。

「民泊は誰でもできるビジネス。英語力も資金もない、シングルマザーの私にもできたのですから」

 ’14年にAirbnbの存在を知った鶴岡氏。子育てと本業のかたわら2DKの自宅マンションの一室に留学生をホームステイさせたことが始まりだった。

「初期費用は4000円の新しいベッドカバーを買っただけ。初月で6万円を売り上げました」

 異文化交流の楽しさと民泊のビジネスとしての手応えを感じた鶴岡氏。’16年からゲストハウス運営をスタートした。

「民泊新法では、ホームステイ型は基本的に年間180日しか営業ができません。その点、旅館業法上の『簡易宿所』として許可を受けたゲストハウス型なら日数の制約がありません」

◆昔ながらの田園風景にも需要がある

 京都ではアパートを4か月かけてDIYし、収益旅館に改築。花見客の多い時期には、売り上げは1か月で80万円にも及んだ。

「外国人観光客には昔ながらの田園風景を求める人も多い。地方は今後ますます勝機があります」

 現在、鶴岡氏は全国のゲストハウスにアドバイスをしている。

◆礼拝スペースなどターゲットを絞る部屋づくり

「ユダヤ教徒の多いイスラエル人のために礼拝スペースを設ける。こんなふうに国や文化ごとにターゲットを絞る部屋づくりを心がけています。今後は地方の空き家をゲストハウスにして移住者を呼び寄せ、コミュニティをつくりたい」

 東京五輪を控え、増加する外国人観光客。ゲストハウスによる「おもてなし」で大波に乗ってみては。

◆<鶴岡氏が運営するゲストハウスの収支状況>

物件:大田区 木造一軒家

家賃:13万円

部屋数:2部屋

月の売上:40万円

初期費用:20万円

築45年の物件。羽田空港にも近い。大田区は民泊特区のため365日営業が可能

物件:京都市 木造アパート一棟

家賃:非公表

部屋数:5部屋

月の売上:45万円

初期費用:200万円

20年間も放置された木造アパートをDIYで改築。750sのゴミも自ら運び出した

【鶴岡真緒氏】

’14年に民泊を開始、MAO流おもてなし術が話題に。セミナーやオンライン講座も精力的に行い、入門者へノウハウを提供している。ブログ

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