週刊誌記事で選んだ銘柄が軒並み爆騰した「Mr.ストップ高」が次に選ぶ銘柄は!?

週刊誌記事で選んだ銘柄が軒並み爆騰した「Mr.ストップ高」が次に選ぶ銘柄は!?

イラスト/渡辺貴博

 新時代は米中の貿易戦争で幕を開け、市場には下振れ圧力が高まっている。だが、悲観することなかれ。そんな過酷な条件下でも、爆上げが期待できる銘柄は常に眠っているからだ。今回、カリスマと呼ばれる相場師たちの厳選銘柄をこっそり聞いた。

◆誌上バトルで爆騰株を大的中させた“Mr.ストップ高”

 アメリカのトランプ大統領に相場が翻弄されているというのが一般的な見方だが、「Mr.ストップ高」の異名を持つ株式ジャーナリストにして個人投資家の、天海源一郎氏の分析は異なる。

「米中間の対立だけでなく、イランとの対立激化やベネズエラ内政への介入、北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談に至るまで、米国が自国の利益にこだわっているという点で一貫しています」

 米国の優位性、覇権を脅かす可能性が高い中国を徹底的に叩き、日本や台湾との結びつきを強めてきたのだ。ただ、強硬姿勢が、日本の株式市場にネガティブに作用しがちなのも確かだ。

◆トランプ政権により政治相場の色彩が強まり、内需株を中心に攻略

「中国製品や中国企業が米国から締め出されることで、やがて漁夫の利を得る日本企業も出てくるでしょうが、現段階ではまだ不安感が強く、投資対象は内需株を基本とすべきでしょう」

 そして、内需株においてもシビアな選別が求められてくるという。10月に実施予定の消費増税が景気の重石となってくるからだ。

「またしても消費増税の実施が延期される可能性を指摘する声を耳にしますが、今のところ政府は延期について否定しています。推測にすぎないことにベットして、銘柄を選別するのは非常に危険。内需株であっても、今は消費関連銘柄は避けたいところです」

 では、天海氏は内需株の中でどんな銘柄に照準を定めるのか?

「主力はIT関連です。具体的には、@令和に入ってから続いてきた不安定な局面でも株価がビクともしていない銘柄、A成長期待が揺るぎない銘柄、BAIや5G、働き方改革などといった時流に乗っている銘柄。これらの中から、2倍株が誕生しそうです」

◆ユーチューバーの人気は一過性のものでない

 天海氏が選んだ5銘柄(後述)のうち、医師必携の医薬品情報ポータルサイトを運営するエムスリーの株価は、全体相場の乱高下を尻目に強い動きを示してきた。そして、成長期待が揺るぎない銘柄の代表格がラクスルやUUUMだろう。ラクスル印刷は受注仲介のプラットフォームを運営し、今まで工場が未稼働だった時間帯を有効活用するオンリーワンのビジネスを展開している。

「ユーチューバーの人気が一過性のものでないのは、もはや誰もが認識している事実。ユーチューバー専属芸能事務所であるUUUMの成長もまだまだ止まるとは考えられません」

 また、IT分野に大量の資金が投下されていくのは必至で、それらの関連企業は息の長い特需を享受できそうだ。

「ネットワンシステムズはAIと5Gのどちらにも関わっています。しかも、同社の製品を通じて業務の効率化が推進されれば、残業時間の減少などといった働き方改革にも結びつきます」

 天海氏の3つのポイントをおさえて、2倍株をゲットしていきたい。

◆天海源一郎氏推奨銘柄

※株価などのデータは2019年7月1日終値時点

●エムスリー(東証1部・2413)

目標価格 3200円

 医療従事者を対象とした医療ポータルサイト「m3.com」を運営し、医師から絶大なる支持を集める。’17年に米国フォーブス誌の「世界で最も革新的な成長企業ランキング」で5位に選ばれ、すでに高評価を確立しながらも依然として成長を続ける

現在株価     1996円

売買単位     100株

いくらで買える? 19万9600円

予想PER      63.02倍

予想PBR      14.08倍

予想配当利回り  ―%

●ラクスル(マザーズ・4384)

目標価格 8000円

 未稼働の印刷工場と小口からの印刷受注をマッチングするプラットフォーム「ラクスル」を運営。これを運送業にも応用し、集客支援とトラック稼働率向上を図る「ハコベル」も展開。2018年7月期に黒字化を果たす。同社の成長は始まったばかりだ

現在株価     3925円

売買単位     100株

いくらで買える? 39万2500円

予想PER      5805.00倍

予想PBR      17.17倍

予想配当利回り  0.00%

●UUUM(マザーズ・3990)

目標価格 9000円

 ユーチューバー専門の芸能事務所として、コンテンツ制作をサポート。HIKAKIN氏がファウンダー兼最高顧問であることでも知られる。同社の成長が簡単に止まるとは思いがたく、足元で増益率が縮まったことで株価が弱含むならむしろ買い場

現在株価     4255円

売買単位     100株

いくらで買える? 42万5500円

予想PER      127.10倍

予想PBR      33.76倍

予想配当利回り  0.00%

●ネットワンシステムズ(東証1部・7518)

目標価格 4500円

 約10年前、米国のシスコシステムズと世界初の販売代理店契約を結んだことで知られた同社だが、現在はクラウドからセキュリティ、IoTの分野でソリューションを提供。AI、5G関連でも注目される。働き方改革の一助を担う企業としての期待も

現在株価     3020円

売買単位     100株

いくらで買える? 30万2000円

予想PER      24.94倍

予想PBR      3.81倍

予想配当利回り  1.40%

●Ubicomホールディングス(東証1部・3937)

目標価格 3000円

海外子会社へのアウトソーシングによる低コスト化を強みとする一方、レセプト点検などの医療向けソフトウェアも得意としている。’19年3月期に大幅増益を果たし、株価はストップ高。市場関係者の想定を上回る利益成長を遂げており、今後も期待大

現在株価     1707円

売買単位     100株

いくらで買える? 17万700円

予想PER      41.96倍

予想PBR      11.00倍

予想配当利回り  ―%

【天海源一郎氏】

ラジオNIKKEIを経て、’04年に株式ジャーナリストとして独立。『週刊現代』(講談社)誌上バトルで選んだ銘柄が軒並み急騰し、「Mr.ストップ高」の異名が付く。個人投資家としても活動

― 激動の令和ドリーム銘柄 ―

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