「桜を見る会」に参加したキャバ嬢に会ったことがあるのを思い出した話

「桜を見る会」百田尚樹氏や竹田恒泰氏の他、キャバクラ嬢の小川えりさん招待も

記事まとめ

  • 「桜を見る会」の問題では、銀座久兵衛の寿司が登場した安倍首相の「前夜祭」が焦点に
  • 招待客には百田尚樹氏や上念司氏、有本香氏、ケント・ギルバート氏らが招待されてきた
  • キャバクラ嬢のエンリケこと小川えりさんがSNSに招待状をアップし話題になったことも

「桜を見る会」に参加したキャバ嬢に会ったことがあるのを思い出した話

「桜を見る会」に参加したキャバ嬢に会ったことがあるのを思い出した話

主催した「桜を見る会」であいさつする安倍晋三首相(中央)=13日午前9時1分、東京都新宿区の新宿御苑(代表撮影) 時事通信社

 公職選挙法や政治資金規正法などに抵触するのではないかと問題になっている「桜を見る会」。ご存知のとおり、会費5000円で鳳凰の間にシャンソン歌手や銀座久兵衛の寿司などが登場した、安倍晋三総理の「前夜祭」などが焦点となっている。

◆総理の“仲間”が一挙集結

 そんななか、そもそもの発端となった「桜を見る会」自体の招待客も、「各界で功績がある人」と言われているが、その基準はよくわからない。

 例えば、百田尚樹氏、上念司氏、ケント・ギルバート氏、竹田恒泰氏、有本香氏といった “右派系著名人”から、地元の後援会の人々まで、国費=我々の税金で招待されたにしては、随分と安倍総理と近しい面々が集っている。

 また、参加者の写真はお互いを写しあっているものばかり。桜を見るイベントというよりは、SNSを使ったプロパガ……いや、“映え”を目的にしているようにしか思えないのだが、問題が発覚した途端、投稿は次々と削除されてしまった。

◆参加者のキャバクラ嬢に遭遇

 また、テレビなどメディアに大きく取り上げられるのは、アスリートやタレントが主だが、なかにはキャバクラ嬢なども参加している。代表的なのは、名古屋の有名キャバクラ嬢、エンリケこと小川えりさん。過去にInstagramに招待状をアップして話題になった。(参照:ナンバー1キャバ嬢が、安倍政権「桜を見る会」に招待された理由とは?|HBOL)

 ちなみに、このときエンリケさんは”沢山の報道メディアに出させてもらい想像以上に話題が大きくなりすぎて色んな方達に迷惑がかかると思った為、時間をずらして行きました”ということで不参加。さすがナンバーワンを張るだけにすごい心遣いである。

 ただ、実は筆者も、今回の報道を見るうち、「桜を見る会」に参加したキャバクラ嬢に会ったことを思い出した。

 複数の店舗でNo.1を獲得、キャバクラ嬢と並行して雑誌モデルもこなしていた彼女はさすがの話術で印象もよく、「これがトップクラスのキャバクラ嬢か」と、たしかにその功績には感心させられた。

◆影響力と功績は同じか

 「桜を見る会」に参加したことについてはお店の方から聞いたのだが、彼女自身も「いろんな業界の方が大勢いて楽しかったです。経営者の方なんかもいらっしゃってましたね」と、感想を語ってくれた。

 テレビや新聞の報道でしか見たことがなかったので、なんとなく“有名人”だけが集まるものだと思っていたが、実際の現場には様々な人間が訪れているのと感じたそうだ。

 そんな話を聞きながら、筆者は「いったい、この人はどういう理由で招待されたんだろう?」と思ったのが正直なところではある。たしかに会話は面白いし、見た目も艶やか。プロは違うなと感じたが、「桜を見る会」の趣旨とはいったい……。

 敢えて好意的に解釈すれば、「インフルエンサーとして呼ばれているんだろうな」というものだ。

 元号を発表した菅官房長官が「令和おじさん」となったように(実際、若い人から直接聞いたことはないが……)、テレビや新聞はもちろん、SNSでバズることでの宣伝効果は絶大だ。

 “無修正”の状態で、呂律の回らない支離滅裂な言い訳をしたり、指をさして野次を飛ばす姿をニュースで見るのと、よく目にするスターたちと笑顔でSNSに載っているのとでは、印象は大違いだ。

◆国費を使ったプロパガンダ

 しかし、国費=税金を使って印象操作とまでは言わないまでも、宣伝をするのであれば、それはプロパガンダでしかない。それこそ、話は振り出しに戻るが、いったい何のために行っているのかという話である。

 「若者への影響力がある」のと「功績」とは、イコールではないはずだ。友達を集めて自分のカネで桜を見ながら飲み食いするのと、公的行事に時の、政権与党支持者や、都合のいい宣伝をしてくれる人だけを集めるのとでは意味合いが全く違う。

 若手記者しかいないという「ツッコまれにくい」タイミングを狙ってのぶら下がり独演会で「国会に呼ばれればすべて話す」と、あたかも潔く言い切ったように報じられているが、直後に自民党幹部筋から「もう終わりだ」という談話が出て、与党は野党側が求めている衆参両院での予算委員会集中審議の開催に応じない構えだと報じられた。(参照:時事通信)

 つまりは「釈明」の20分も完全に茶番なのである。

 さらには、絶妙のタイミングで有名芸能人の薬物逮捕報道が飛び込んできた。ワイドショーなどは週明けから完全にそちらにシフトするだろう。しかし、こんな茶番で幕引きをしたらどうなるか。この国の将来を見据えて、決してここで幕引きなどをさせてはいけないと、国民もメディアも認識すべきだろう。

<取材・文/合田ガルーダ>

【合田ガルーダ】

ごうだがるーだ●普段は別名義で執筆活動を行うフリーライター。守備範囲は風俗・野球・飲酒・音楽

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