IPO銘柄からテンバガーを選び出すポイントは? 5人の専門家の注目点とは

IPO銘柄からテンバガーを選び出すポイントは? 5人の専門家の注目点とは

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

◆未来の大企業が眠る? IPO銘柄の将来性に賭ける!

 IPOは「株式の新規公開」という意味。株式市場に上場して間もない銘柄のことを指す。まだ知名度がさほどない銘柄が多く、業績や事業に関する情報が不足しているのが難点だ。それだけに、上場前に人気だけが先行して、会社の内容以上に買われてしまうケースも。IPOだからといって安易に手を出してしまうのはリスキーだ。

 一方で、将来的には大企業に成長する可能性を秘めているのがIPO銘柄の魅力。将来の大企業を先回りして買っておけば、その後の企業の成長や新しいビジネスへの期待などによって、テンバガーを達成する可能性は十分にある。とはいえ、成長性や注目材料を判断するのはなかなか難しい。「テンバガー」が期待できそうなIPO推奨銘柄を、過去に数々のテンバガーをヒットさせた実績を持つ「5賢人」に聞いてみた。教えてくれたのは、以下の方々だ。挙げる銘柄の注目点などを参考にするといいだろう。(※株価などのデータは'20年1月16日終値のもの)

【渡部清二氏】

 複眼経済塾塾長。’90年に野村証券に入社し、営業や資産コンサル、日本株セールスなどに従事。’14年に独立、’16年に実践力重視の複眼経済塾を設立。個人・法人向けにコンサルを行う

【三井智映子氏】

 フィスコマーケットレポーター。タレント活動のかたわら、’12年10月からフィスコリサーチレポーターとして活動を開始。’13年には書籍出版に合わせて「美人過ぎる金融アナリスト」として話題に

【天海源一郎氏】

 株式ジャーナリスト・個人投資家。ラジオNIKKEIで東京証券取引所の兜倶楽部の記者、ディレクターを歴任後、’04年に独立。個人投資家が儲けるために情報を発信し続けている。連載、著書多数

【藤本誠之氏】

 マーケットアナリスト。SBI証券など国内大手証券を経て、財産ネットの企業調査部長に就任。All About株式ガイドも務める。年間300社のトップインタビューを基にした銘柄分析に定評

【坂本慎太郎氏】

 こころトレード研究所所長。証券会社でディーラー、かんぽ生命保険で株式、債券のファンドマネジャーなどを務めた後に独立し、こころトレード研究所を設立。個人投資家の間で大ブレイク中

◆テンバガー銘柄の特徴・注意点 サーバーワークスの場合

 まずはIPOからテンバガーを達成するためにはどんな注意点と、抑えるべきポイントがあるのか? サーバワークスのチャートをもとに解説しよう。

@上場直後は購入注意。注目度の高い銘柄は「初値天井」に気をつけろ!

 クラウドという人気テーマの関連銘柄だったため、個人投資家の人気が集中。ほぼ、上場初日に高値をつける「初値天井」の状態に。人気テーマに絡むなど上場前から注目度が高いIPO銘柄については、相場が落ち着くまで手出しをしないほうが無難だ。

A底打ちのタイミングを見極める……業績の拡大によって株価は底打ちから反発へ

 上場直後の高値から半値程度まで下落し、目先の底打ち感が浮上。10月15日に発表した’20年2月期の中間決算で売上高、利益とも力強い成長が確認でき、株価も反発基調に。株価が大きく調整した後、注目度の高いテーマや材料を持っていたり、上場後も業績拡大の継続が確認された場合は買いチャンスだ。

 ちなみに、ZOZOの株価は’07年12月の上場直後から順調に上昇し、6年弱でテンバガーを達成した銘柄だ。’18年にはなんと60倍高を示現した。IPO銘柄にはZOZOのように短期間でテンバガーを達成する可能性を秘めているものが多いかも?

 それでは、次から5賢人が推す将来性が期待できそうなIPO銘柄を見ていこう。

◆インフルエンサーを活用したマーケ支援

サイバー・バズ 東証マザーズ・7069

時価総額263億5600万円

最低購入可能金額73万9000円

株価7390円

 SNSやインフルエンサーからの発信を活用したマーケティング支援を展開。ネット広告や企業のSNS運用代行も手がける。インフルエンサーサービスは好調、SNS代行も拡大中。’19年9月上場主力サービスが好調、SNS代行も急成長中!「インスタ、インフルエンサーなどを夢の材料に成長!」(天海源一郎氏)

◆国内最大級の無料マンガアプリを運営

Amazia 東証マザーズ・4424

時価総額197億7500万円

最低購入可能金額59万5000円

株価 5950円

 無料マンガアプリ「マンガBANG!」を運営。人気タイトル配信と積極広告が奏功して利用数や課金収益が拡大中。電子書籍の取次大手メディアドゥが出資しているのもポイント。’18年12月に上場積極広告効果でユーザー数が順調増。「有能社長率いるメディアドゥが出資しているなら成長確実!?」(渡部清二氏)

◆AWSの導入支援、保守を担当

サーバーワークス 東証マザーズ・4434

時価総額323億3400万円

最低購入可能金額92万7000円

株価9270円

 米アマゾンのAWS(アマゾンウェブサービス)の最上位パートナーとして導入支援や保守事業を展開。百貨店のJ.フロントリテイリングやみずほ銀行など大手顧客を獲得し、急拡大中。’19年3月上場大手顧客の獲得相次ぎ、売上高が急拡大中!「今後は大手だけでなく中小企業も導入の流れになるのは必至!」(坂本慎太郎氏)

◆豪社のパッケージソフトを販売

リックソフト 東証マザーズ・4429

時価総額259億円

最低購入可能金額61万6000円

株価 6160円

豪アトラシアンが開発した業務用ソフトの販売、サポートを担当。導入先が順調に拡大しており、アジア太平洋地域でトップの実績を誇る。今後も業務自動化の流れは続くため、成長継続の期待大。’19年3月上場導入先は確実に拡大しており、業績好調!「株価が上場後高値から半値以下に急落、底値買いのチャンスか」(坂本慎太郎氏)

◆再生医薬を手がけるバイオベンチャー

ステムリム 東証マザーズ・4599

時価総額487億9600万円

最低購入可能金額9万2600円

株価926円

 再生医薬のバイオベンチャー。細胞を移植するのではなく静脈内投与で損傷部位を治療する「再生誘導医薬」に特徴。業績は赤字続きだが、多くの病気治療への活用が期待される。’19年8月に上場静脈内投与で治療できる再生誘導医薬を開発。「赤字続きだが、さまざまな病気の治療に向けて開発が進行中!」(藤本誠之氏)

◆ITフリーランス向けの人材紹介を展開

ギークス 東証マザーズ・7060

時価総額177億5800万円

最低購入可能金額17万円

株価 1700円

 フリーランスとIT企業をマッチングする人材紹介業を手がける。優秀なIT系人材へのニーズは非常に強く、ゲーム事業でヒット作が生まれればテンバガー確率もアップ! ’19年3月に上場企業の旺盛な需要をとらえて急成長中。「時代背景と合致!テンバガー狙いでなくても買っていい銘柄」(三井智映子氏)

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