【G20貿易・デジタル経済相会合】WTO改革や自由なデータ流通議論

【G20貿易・デジタル経済相会合】WTO改革や自由なデータ流通議論

G20首脳会議と関係閣僚会議の予定

 6月8、9日に茨城県つくば市で開かれるG20の貿易・デジタル経済相会議では、世界貿易機関(WTO)改革などが議論される。WTO改革によって国内産業を保護する補助金や知的財産権の侵害といった不公正な貿易慣行の是正を目指すが、貿易戦争が続く米中で意見の隔たりが大きく、協議の難航が予想される。

 WTOの紛争処理機関は4月、韓国による福島など8県産水産物の輸入禁止措置を容認した。会合ではWTOの紛争処理のあり方についても話し合われる可能性がある。

 また会議では、電子商取引などによる国境を越えた個人や企業の「自由なデータ流通」を認める国際ルールが議論される。米グーグルなどGAFAと呼ばれる巨大IT企業を擁する米国は自由なデータ流通を推進するが、中国は国家が情報を統制するとの立場。日本は巨大ITによる不公正な取引は独占禁止法などで規制する一方、データ流通を広げて産業育成や技術革新につなげたい考えだ。

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