MUJI、ディノス、アスクル。家具のサブスクサービスおすすめ3選


在宅勤務やステイホームの拡大により、“自宅でいかに快適に過ごすか”に注目が集まっています。そのため、上質で使いやすい家具を低価格で必要な時期だけ使える「サブスクリプションサービス」の人気が上昇し、家具販売大手も次々に乗り出しました。

活性化する家具のサブスク市場でおすすめしたい3社の新サービスを紹介します。

■定額制で家具を借りるサブスクサービスに大手が相次いで参入

コロナ禍では、外出自粛を強いられたことで改めて生活空間を見直したり、落ち込みがちな気分を変えたりしたいと思う人が増えたようです。長時間にわたるテレワークの疲れを和らげるために、使いやすいデスクや椅子を求めるといった動きも目立ちました。

こういった消費行動から矢野経済研究所では昨年11月、2020年のホームファッション小売市場は前年比101.4%の3兆3,845億円まで広がるとの予測を発表しています。

ステイホームを追い風にこの1年間急速に伸びてきたのが、月額定額制で家具を借りる「サブスクリプションサービス」です。

良質な家具はそれなりに値段も張りますが、サブスクならばレンタル代金だけで利用でき、気に入った場合はそのまま購入することもできます。もともとは一人暮らしの若者や単身赴任者に人気のサービスでしたが、withコロナにより一般家庭にも広がってきました。

家具のサブスクサービスのメリットは、「良質で高級な家具も低価格で使える」「飽きれば取り替えられる」「生活空間を手軽に変えられる」「処分の手間がかからない」「気に入れば購入できる」などです。

家具の種類や料金プラン、レンタル期間など少しずつ違いはありますが、いずれも月額定額料金での利用が可能です。

コロナ禍以前からサービス自体はあったものの、昨年から今年にかけて大手の参入が続きました。通販専業のアスクルやディノスをはじめ、多くの店舗を持つ良品計画もサービスを開始したのです。

■無印良品:店舗を活用し1〜4年の年額プランで展開

良品計画は2020年7月より約3か月間、無印良品とID?Eの家具・インテリア用品を6種のセットにして月額レンタルするサービスを期間限定で試験的に行っていました。

その結果、セットではなく単品でのサービスを求める声が多かったため、ベッド、デスク、チェア、収納家具など、汎用性が高くシンプルで、パーツ交換やメンテナンスが可能な13商品を選び、本格的なサブスクサービスに乗り出しました。

商品選定やサービス内容の確認をはじめ、配送料や組立作業料、月額使用料などの支払いや契約は国内182店舗にて行います。申し込み金、デポジット、保証金といった初期費用は一切かかりません。また、現在は店舗経由限定なものの、今後はオンラインでのサービス受付も予定しています。

契約プランは1年・2年・3年・4年の年単位となっていて、商品ごとに利用期間に合わせた月額料金が設定されています。長期契約するほど月額料金は下がり、たとえばシングルベッドを借りた場合の月額料金は1年契約では2,290円ですが、4年契約ならば600円と安くなります。

プランは1回のみ延長が可能なものの、長く使う予定であれば初めから長期で契約した方がお得といえます。契約年数に満たない時期での途中解約はできますが、規定の手数料がかかります。

契約プラン満了後には、「解約・返却」「契約延長(最長4年)」「買い取り」から好きなものを選ぶことができます。商品はすべて新品ですが、今後は修理・補修を行いUSED品としてこのサービスで再利用することも予定しています。

■ディノス:インポート家具も含め約3,000点の品ぞろえ

通販大手のディノス・セシールは申込金や最低利用金額を撤廃するなど、ディノスが手がける家具・インテリアのレンタルサービス「フレクト」の内容を今年2月にリニューアルしました。コロナ禍で消費者の生活様式が変化し競合の参入も加速する中、利用条件のハードルをなくすことで事業の拡大を図ります。

サービスは全国の25都府県で展開しています。扱うのは自社のカタログやECサイトで販売している新品の商品で、海外有名デザイナーのインポートも含む約3,000点をそろえています。

月額料金は商品販売額の24分の1と決まっていて、3カ月間から借りられ24カ月以内ならいつでも返却が可能です。最長24カ月のレンタル後には「購入」か「返却」を選べ、購入の場合でも追加料金は発生しません。

たとえば12月に発売したテレワーク用の「おこもり個室デスク(商品価格5万2,900円)」ならば月額2,200円で借りられ、24カ月後はそのまま自分のものになります。中にはハンガーラックなど、月額500円でレンタルできる商品もあります。

■アスクル:テレワーク向けに高級執務用チェアから着手

オフィス通販を手がけるアスクルは昨年12月から、月額制で新品のオフィス家具レンタルサービスを開始しました。まずは1都3県において、オフィスチェア35商品を扱います。

テレワークが急速に普及する中で業務環境が整っていない人も多いため、特に需要が多い執務向け高級チェアから着手。本格的なオフィス家具を使うことでテレワークでの働きやすさが向上し、業務効率アップにもつながるとしています。

通常価格が7万〜10万円という高価格のチェアが中心ですが、月額2,500円というコンパクトなチェアも扱ってます。

月額料金は1年間継続使用した場合に通常価格を超えない金額に設定されていて、1年間以降は「無償譲渡」「返却」「レンタル継続」から選べます。いつでも返却できますが、1年以内の場合は1脚5,000円の返品手数料がかかります。

サービスは主に企業や個人事業主が対象ですが、アスクルWebサイトなどに登録していれば利用可能で1脚からレンタルできます。企業の場合はテレワークに携わる各従業員宅への個別配送も可能で、期間中に使わなくなれば別の従業員宅やオフィスへの移設にも応じています。

■契約する前にはサービス内容の確認を

便利で手軽な家具のサブスクサービスですが、レンタル契約なのでまずは初めに内容をしっかりと把握しましょう。安価であっても毎月料金がかかるため、料金プランや支払方法、最低利用期間、中途解約金、配送料、組立対応、新品か中古品かなどのチェックが必要です。

今回紹介したもの以外でも多くのサービスがあるため、確認したうえで自分に合ったサブスクを選んでみてください。

●参考資料

  • くらしの基本となる無印良品の家具 月額定額サービス開始のお知らせ( https://ryohin-keikaku.jp/news/2021_0115.html )(株式会社良品計画)
  • ディノスの、月々500円からの“新品”家具レンタルサービス『flect(フレクト)』がリニューアル( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001326.000003084.html )(株式会社ディノス・セシール)
  • アスクル、月額制の家具レンタルサービスを開始( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000021550.html )(アスクル株式会社)
  • ホームファッション小売市場に関する調査を実施(2020年)( https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2580 )(矢野経済研究所)

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