富裕層がコロナ禍で買ったもの。お金の使い道に変化はあったのか


コロナ禍で収入が減り、節約や買い控えをしているという人も多いのではないでしょうか。また、普段当たり前のように楽しめていた飲み会やイベントがなくなって、自然と出費が減ったという人もいると思います。

一方、富裕層の人はコロナ禍でさまざまなモノを買っているようです。今回は、仕事で富裕層に接する機会がある筆者の知るお金持ち4人に、コロナ禍で購入したモノについて聞いてみました。

■新車を2台

「コロナ禍では人と接触しない移動手段が必要だと思って、新たに車を購入。妻や子ども用に2台購入した」という40代のAさん。

Aさんはもともと趣味として3台の車を保有していましたが、さらに2台を新調。いずれも誰もが知る高級輸入車です。「妻がもっとコンパクトで運転しやすい車がいいと言ったのでその要望に応えて選んだものが1台。もう一つは大学生の娘のために購入した」と話します。

もともと車好きなAさんの自宅には、3台分以上の駐車スペースがありましたが、そこは使っていなかったのだそう。「妻に『あまり車ばかり持っていてもしかたない。せめて3台までに絞ってと言われていた。でも、家族で話をする中で、コロナ禍には車が必要だという結論になったので当面は車を増やしてもあまり文句は出ないと思う」と話していました。

■郊外の住宅

「都会の密を避けるため郊外に家を買った」というのは50代のBさんです。都内から車で1時間半ほどの郊外に家を買ったBさんの周囲では、同じ考えの人が少なくなかったと言います。

「コロナが流行して半年くらい経った頃、仲間内で『もう都会はいいかな』という声が聞こえ始めた。最初はいつも通りに会食したり、飲みに出たりすることができないのがもどかしくもあった。でも、それに慣れてしまうと、郊外に家を持つのもいいなという話が出て、みんなで土地の情報でいいものが出たら交換し合った」と笑います。

コロナ禍によってテレワークが進み、都心に住居を構える必要がなくなったと感じる人もいるようです。「今回のコロナ禍では都会の悪いところが出たような気がする。自分の会社もすでに全面リモートに切り替えてしまったし、毎日出社する必要は感じない」と話すBさん。今後は都内と郊外の家を、その時々の都合に応じて使い分ける予定だそうです。

■自宅用トレーニング設備

「コロナ禍でジムに行けなくなってしまったから、家にジムと同じような設備を購入。そうしたらすごくラクで、もっと早くこうすればよかったと思った」と話すのは、50代のCさんです。

Cさんはコロナ禍以前はプライベートジムに頻繁に通っていたものの、感染リスクがあると言われるジムに通う気になれなくなったのだと言います。「一応社長という仕事をやっているので、自分が感染したら示しがつかないからできるだけ感染リスクは排除したいと思った。今は自宅で快適に筋トレができている」とのこと。

Cさんはさらに、パーソナルトレーナーに自宅に来てもらっているのだそう。「ジムのトレーナーで仕事がなくなってしまったという人が多いみたいだから、ウチに来て面倒みてよと声を掛けた。おかげでしっかり体を鍛えられている」とのこと。

「コロナ禍でみんな諦めなければならないことが多い中で、こういうふうに自分にとって快適な環境が保てるのは幸せなこと」だと語ってくれました。

■シェフの出張料理

「外食を控えるようになってから、お気に入りの店のシェフを家に呼んで食事を作ってもらっている」と話すのは、60代のDさんです。

「最初は、店で作ったものを届けてもらっていたけれど、それでは冷めてしまったり、湿気で食感が変わってしまったりで、どうも納得できなかった。そう伝えると『実は自分もそう思っていたんです』と言ってくれて、店に許可を取って特別に家に来て作ってもらえることに。そのために設備はいろいろと整えた」と言います。

「今は月2、3回ほど来て作ってもらっている。最近は妻もその様子を見ていろいろ勉強しているみたいだし、子どもたちも料理に興味を持ったので良かったと思っている。コロナ禍が終わってお店が忙しくなったら、こんな風に作ってもらえることもなくなるかと思うと寂しい気もする」と話してくれました。

■おわりに

今回は、富裕層の人たちがコロナ禍で買ったモノについて聞いてみました。買うという概念とはちょっと違うものもありましたが、やはり自宅でどう快適に過ごすかに出費していることが目につきました。お金の使いどころがコロナ禍とその前で変わったのは確かなようです。

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