【日経平均】週初から28,000円割れも。新型コロナ感染者再増加で低調に

− 日経平均株価テクニカル分析 2021年7月18日 −


■日経平均はコロナの感染再拡大などで低調

2021年7月16日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より前日比276円01銭安の28,003円08銭でした。3日続落です。

前日15日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は続伸したものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が下落しました。これを受けて、国内でもハイテク株中心に売りが広がりました。

さらに、国内では新型コロナの感染再拡大が続き、15日には、東京都の新規感染者数が1,308人となりました。東京五輪までの開幕まで1週間となる中、感染者増加速への懸念が広がっています。

また、足元でワクチンの接種スピードが鈍ってきていることも、投資家に嫌気されました。15日にファーストリテイリングが今期の営業利益予想を下方修正したことも下げに影響しました。

今週の動きはどうなるでしょうか。16日の米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反落し、前日比299ドル17セント安の34,687ドル85セントで終えました。最高値更新が続いていましたが、このあたりで上昇一服になりそうです。

日本株も週初から売られる展開になることが考えられます。週初から28,000円割れとなるかもしれません。注意が必要です。

欧米ではいったんは新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化したと見られていましたが、ここに来て、感染力の強いデルタ型の感染が急速に広がっています。ワクチン接種が進んでいる国でも行動制限に再度踏み切るなど、景気の減速が懸念されるところです。

国内では22日(木)、23日(金)が、東京五輪開幕に合わせた「海の日」「スポーツの日」で祝日になります。もともと「海の日」だった19日は平日になっているので注意しましょう。

営業日が3日しかないことや、翌週の7月最終週には企業の決算発表も相次いで行われることから、今週は様子見傾向になりそうです。積極的に取引を行うよりも、来週以降の決算発表に備えて銘柄を物色する準備期間としてもいいでしょう。

■25日移動平均線で上値を押さえられて下落

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は窓あけも多く、値動きが激しい週となりました。週初12日は大きく窓をあけて上昇して寄り付くと、いきなり7月6日と7日の間の窓を埋める勢いで上昇しました。

翌13日も窓をあけて上昇したものの、25日線で上値を押さえられると、そこから反転。今度は、7月6日と7日の間の窓を埋めて下落。さらに長い陰線となって、7月8日と9日の間の窓も埋めて下落してしまいました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。目先の目標である25日線を超えることができなったのはやや懸念されるところです。ただ、ここからつるべ落としのように下がっていくことも考えづらいです。

というのも、直近の安値メドである7月9日の安値(27,419円)付近まで下がると買い戻しの動きが強く、ローソク足も下ヒゲを付けた形になっているからです。

難しいのは、上値も切り上がらないかわりに下値も切り下がっていないことです。つまり一定の幅で上下しながら収れんしつつあります。しばらくは28,000円と29,000円の間でもみ合うことも考えられます。

方向性が出しづらいところですが、上目線なら25日線を上抜けてから、下目線から7月9日の安値(27,419円)を割ってから出動しても遅くないでしょう。

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