ガソリン代が高い今、燃費を少しでも良くするための知恵と工夫


新型コロナのワクチン接種が進んで世界各国の経済活動が再び動き始め、需要が高まったことで起きている原油価格の高騰。最近では、価格抑制のために備蓄を放出するなどの施策が打たれたというニュースも流れました。

ただ、供給側の産油国が小幅増産を続けるとはいえ、それで急にガソリンの価格が下がるわけでもなく、長期的に価格が下がるかどうかも不透明な状況に変わりありません。

そうなると日々の生活やレジャーで車を使用するという方にとっては、ガソリン代の負担が重くのしかかってくることでしょう。そこで本記事では、燃費を少しでも向上させるための豆知識を紹介します。

■こまめに点検、メンテナンスをする

燃費低下の原因としてまず挙げられるのは、日々のメンテナンスをこまめに行っているかどうかということ。

たとえば、タイヤの空気圧調整やエンジンオイルをはじめとした油脂類のこまめな交換などを怠ると、多少ではあっても燃費低下の原因になることもあります。

冬が近づくにつれて気温が低下してきますが、気温が下がるとタイヤに入っている空気が圧縮され、空気圧が低下します。特に朝晩の気温差が激しい時期は、気温が低い状態で空気圧チェックをすると良いとされています。

ガソリンを入れる際などに、こまめに空気圧をチェックしましょう。

■“急”のつく動作をしない

信号待ちからの急発進や走行中の急加速をすると、エンジンが高回転で回るため余計なガソリンを使用してしまいます。燃費を向上させるためにはこれらの動作を極力しない、ゆったりとしたアクセルワークをする必要があるでしょう。

また、急ブレーキをかけると車に負担がかかりますから、これもしないようにしましょう。

■車に積んである荷物を減らす

当然ではありますが、車の重量が重くなればなるほど加速する際に使用するガソリン量が増えていきます。

ですので、車に積んである荷物類をできるだけ少なくすることで燃費の向上に寄与するのです。数キロ程度、多くても10キロくらいの違いではありますが、じわりじわりと効果が出てくるはずです。

■低燃費タイヤを装着する

車が地面と接する唯一の部分はタイヤです。そのタイヤを買い替える際、省燃費性能を向上させた「低燃費タイヤ」を選択することで燃費の向上が期待できます。

低燃費タイヤは少ない力でタイヤがよく転がるように設計されており、路面との摩擦を安全な範囲で低減させているのです。

タイヤなんてどれも同じではないのか?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、国内外の各タイヤメーカーが販売しているタイヤには様々なグレードがあります。

値段が高くなると、省燃費性能が向上したり、乗り心地が良くなる、静粛性が高くなるなどといったプラスの面で効果が出てくるのです。

かといって、走行性能が高いスポーツカーなどに低燃費タイヤを装着するのはあまり好ましくないことです。こういった車にはスポーツ性能を高めたタイヤを装着するなどしたほうがいいので、すべての車に低燃費タイヤをおすすめするというわけではありません。

■エコモードを切る

一部の車に限定されますが、アクセルを踏んでも余計なパワーを出さずに燃費走行ができるようなモードを備えた車もあります。ただし、車の使い方や乗り方によっては逆効果となり、かえって燃費が悪くなってしまうという場合もあります。

これは私の経験談ですが、同じ条件下でエコモードONとOFFで試した結果、OFFのほうが燃費が1キロ向上したということがありました。すべての人、車にあてはまるものではありませんが、一度試してみてはいかがでしょうか。

■おわりに

レギュラーガソリン価格が都市部では160円台、地方では170円を超えているところもあります。

ガソリンに対する二重課税を何とかしてほしいものですが、すぐには実現しそうもありません。自分ができることで少しでも燃費が向上するよう努力して、家計のひっ迫を防いでいきたいものです。

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    アクセルは5秒位で20km、10秒位で40Kmになるようふんわりアクセルが燃費向上になります、いきなりアクセルを踏んだ場合に比べると10%位燃費が伸びます。 狭い日本そんなに急いでどうするのです。

  • 1

    ■エコモードを切る 「エコモード」で燃費が悪くなるのは、加速が鈍くて、結果アクセルペダルを踏みすぎることによります。私の乗っているのは「通常」と「パワー」モードですが、「パワー」で乗ってます。 あと、エンジンブレーキを使う(前車との間隔に合わせてシフトダウンするということ)。回転数は上がりますが、今のクルマは「燃料カット」されるので燃費が悪くなることはありません。 (昔のキャブ車は回転数に合わせて燃料を吹いちゃうので燃費悪化します)

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