冬のガーデニング【エリカの育て方・種類】カワイイ小花が咲く!寄せ植えにオススメ


繊細な枝いっぱいに可憐な小花を咲かせる常緑低木のエリカ。

花の少なくなる冬のガーデンに重宝する植物です。

今回はエリカの育て方や種類を詳しくご紹介します。エリカと一緒に寄せ植えできるオススメの花も見ていきましょう。

■小花がかわいい!エリカとは?

Julia Sudnitskaya/Shutterstock.com

  • ツツジ科エリカ属
  • 常緑低木
  • 樹高:20〜200センチ
  • 参考価格:500円(ポット苗)〜3000円(4号鉢)程度

女性の名前のような響きが親しみを感じるエリカ。名前の由来は「ほうき」を意味するラテン語であるという説、「裂ける、砕ける」を意味するギリシャ語が語源であるという説など、諸説あります。

エリカは世界中に約740種類あるといわれるほど品種が豊富。花の形も壺状、ベル状、細長い筒状とさまざまで、白・ピンク・赤・オレンジ・黄の花が咲きます。

開花時期が品種によって異なるのが特徴ですが、花が咲かない時期でもスギのように見える常緑の葉を楽しむことができます。

花壇に植えても寄せ植えにしても見ばえがよく、性質も強健。育てやすいので初心者にもオススメです。

■エリカの種類、品種は?

エリカにはさまざまな種類、品種がありますが、代表的な品種を5つ紹介します。

■ジャノメエリカ

Hoshinom/Shutterstock.com


花から飛び出た雄しべの黒い葯(やく)が蛇の目のように見えることから、「ジャノメ」という名前が付けられました。樹高が50〜200センチで、花はピンク色です。

エリカの中で最もよく知られている品種で、ベルの形に似た4ミリほどの花が咲きます。

■スズランエリカ

スズランに似た小さな壺型の花が咲きます。樹高は60〜80センチで、鈴なりに付く白い花がまるで雪が降ったかのような姿です。

クリスマス時期にはツリーのように仕立てられているのをよく見かけます。背丈が低めでコンパクトにまとまるので、寄せ植えにオススメです。

■カナリーヒース

鮮やかな黄色が印象的で、筒状の花がかわいいカナリーヒース。カナリーはカナリアのことで、まさに黄色い鳥が枝いっぱいに止まっているように見えます。

樹高は50〜100センチ程度で、高温多湿が苦手なうえに水切れにも弱いので、水やりの管理には気をつけましょう。

■クリスマスバレード

樹高が50〜100センチほどで、針葉樹のような葉に長さ3センチほどの真っ赤な花が咲くクリスマスバレード。

花が枝に列をなして咲いている姿から、この名前が付きました。名前の通りクリスマスの頃に花が咲き、プレゼントとしても最適です。

■アワユキエリカ

InfoFlowersPlants/Shutterstock.com

ジャノメエリカに似た小さなピンク色の花が、さらに密になって枝全体にふんわりと咲くアワユキエリカ。まさに淡雪が枝に降り積もったように繊細なイメージです。

樹高は30〜100センチ程度。満開になるとボリュームが出て、冬の庭が華やかになります。

■エリカの育て方

それではエリカの育て方をみていきましょう。

■日当たり

エリカは日当たりや風通しがよい場所を好む植物です。ただし暑さにやや弱いため、夏の強い日差しを避けましょう。鉢植えの場合は夏の間だけ涼しい場所に移動するのがオススメです。

■水やり

過湿が苦手なので水のやり過ぎには注意しましょう。地植えのものは降雨に任せるだけで特に水やりしなくても大丈夫です。

鉢植えは水切れしないように、用土が乾き始めたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。葉が乾燥しているときは、霧吹きで葉に水を吹きかけてやるとよいでしょう。

■肥料

肥料は成長期の春と秋に、ゆっくりと効果が出てくる緩効性肥料を月1回施します。液体肥料を与える場合は月に2〜3回程度。夏の高温期は生長スピードがゆっくりになるので、肥料は与えません。

■植え替え

根詰まりを防ぐために毎年、春か秋に植え替えを行いましょう。古土を4分の1ほど落とし、ひと回り大きな鉢に植え替えます。同時に混み合っている枝を剪定したり、伸び過ぎた枝を刈り込んだりするとよいでしょう。

R. Maximiliane/Shutterstock.com

■増やし方

エリカは挿し芽で簡単に増やせます。挿し芽に適した時期は5月〜6月頃。長い枝をカットして、下葉を少し落として清潔な土に挿しましょう。しばらく水に浸けて水揚げしてから土に挿すと発根率が上がります。

■エリカの寄せ植えにオススメの花

エリカは背が高くなるので、寄せ植えにする場合は中央か後方に配置します。エリカより背丈が低い花やしだれる花を手前に植えるとよいでしょう。

エリカの花や葉は比較的小さく派手さはありません。大きめで華やかさがある花を合わせると、バランスがとれて見栄えする寄せ植えになります。

Natalia Greeske/Shutterstock.com

一緒に植える花は、開花時期が冬〜春と同じで、乾燥を好むなど生育環境が同じ植物を選びましょう。パンジーやビオラ、ガーデンシクラメン、ハボタン、スイート・アリッサムなどがオススメです。

できるだけ長い間キレイな寄せ植えを楽しめるよう、傷んだ葉を取り除いたり、花がら摘みをおこなったり、こまめに手入れすることも大切です。

■まとめにかえて

尖った葉とユニークな花が魅力的なエリカ。夏越しさえ気をつければあとは、ほとんど手間がいりません。花が少ない冬〜春にかけて庭を華やかに演出してくれます。

Wut_Moppie/Shutterstock.com

地植えはもちろん、草丈を活かした寄せ植えも楽しめるエリカ。ぜひ育ててみませんか。

関連記事(外部サイト)