【多肉植物の寄せ植え】オシャレに作るコツ&鉢との組み合わせ例を紹介!
2022年02月06日 18時45分 LIMO

ぷっくりとした肉厚の葉がかわいらしい多肉植物。色や形のバリエーションが豊富で人気が高まっています。
多肉植物は単体でも存在感が抜群ですが、寄せ植えにするとその魅力がさらにアップします。
今回は多肉植物のオシャレな寄せ植えを作るコツや組み合わせ例を紹介します。さっそくみていきましょう。
■多肉植物の寄せ植え、オシャレに作るコツ3つ
多肉植物には品種がたくさんあります。寄せ植えを作るとき、何をどのように選んだらよいのか迷ってしまうかもしれません。
育てやすく、オシャレな寄せ植えを作るためには、下記の3つのコツを参考にしてみてください。
■生育期を合わせる
多肉植物は活発に生長する時期別に、春秋型、夏型、冬型と分類されています。

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寄せ植えにする植物は、生育期を合わせると管理が簡単です。生育期には水分が必要ですが、休眠期は水をほとんどほしがりません。
生育サイクルが違う植物を一緒に植えると、水やりのタイミングが変わるので管理が難しくなります。
生育期が同じ多肉植物で寄せ植えを作ると水やりで苦労をしないで済みます。生育期別の代表的な品種は次のとおりです。
春秋型:エケベリア属、ハオルチア属 、センペルビウム属、アロエ属、オロスタキス属、クラッスラ属の一部など
夏型:アガベ属、カランコエ属、ユーフォルビア属、クラッスラ属の一部など
冬型:セネキオ属、アエオニウム属、コノフィツム属、オトンナ属、リトープス属、クラッスラ属の一部など
■葉の形で変化をつける

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多肉植物は葉の形や大きさなど多種多様。バラのように美しく咲き広がる品種もあれば、細く尖った葉でシャープな雰囲気の品種もあります。
お気に入りの多肉植物を集めて作っても問題ありませんが、同じ姿の多肉植物ばかりだと雰囲気が単調になりがちです。
種類が豊富な多肉植物で寄せ植えを作るのであれば、葉の形状を変えて組み合わせてみるのはどうでしょう。メリハリが効いたおもしろい寄せ植えができますよ。
まずメインにしたい植物をひとつだけ決めて、次にメインを引き立てる脇役を選びましょう。強弱を出すとお互いに引き立てあい、バランスのよい寄せ植えが完成します。
同じ大きさでも異なる形の多肉植物で寄せ植えを作ると、こんもりとした宝石箱のような寄せ植えができたりします。
■草丈で変化をつける

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もちろん多肉植物の背丈で変化をつけるのもよいでしょう。一般的な寄せ植えと同じように、多肉植物の寄せ植えも植物の高低差で立体感がでます。
鉢の後ろにはクラッスラのように背丈が高い品種、中央にアガベやカランコエなど中背でどっしりと存在感のある品種、手前にグリーンネックレスのようなしだれる品種などを配置しましょう。
多肉植物は存在感のある種類も多いので、組み合わせ次第で風景画のような絵になる寄せ植えを作ることもできます。

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■葉色の組み合わせを意識する
多肉植物の葉色は緑のほかに、赤味のあるもの、黄色っぽいもの、ブルー系、黒や褐色のダークな色合い、毛におおわれてシルバーがかったものなど、とてもカラフルです。
ハイトーン、ダークトーンで統一してもいいし、色合いや濃淡のグラデーションをつけてもよいでしょう。
色の配置を意識して組み合わせると、華やかさが増してオシャレな仕上がりになります。
■寄せ植えの作り方
■鉢の準備
多肉植物はゆっくり生長するので、鉢は大き過ぎず、苗を植え込んですき間がなくなる程度のサイズにするのがオススメです。

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鉢底ネットと鉢底石を敷き、土と緩効性肥料を入れます。用土は市販の多肉植物用を使用すると、初心者でも手軽に始められるでしょう。その場合、肥料は不要です。
■多肉植物をレイアウト
ポットから取り出した苗は、根鉢を軽く崩して植え込みます。まずメインとなる多肉植物を植え、すき間を埋めるようにしてほかの植物を周りに植え込みましょう。
小さな植物はピンセットを使って土に穴を開け、根元をつまんで挿し込むようにすると簡単です。

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■水やり
植え込みが完成したら水やりします。底穴がない器などに植え込んだ場合は、上から水をかけると底に溜まってしまうかもしれません。
根腐れを防止するために、霧吹きなどを使ってしっかり土を湿らせるとよいでしょう。
■多肉植物と鉢、オシャレな組み合わせ例
個性的なフォルムの多肉植物は寄せ植えの鉢を工夫するとさらにオシャレ度がアップします。オススメの組み合わせをいくつかご紹介しましょう。
■缶やミニバケツに寄せ植え

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ペイントしたリメイクの空き缶や、100均などで手に入るミニバケツに多肉植物を植え込むと、簡単にオシャレな寄せ植えが完成します。
サボテンを使うと異国情緒あふれた雰囲気が演出できるでしょう。
■木箱や流木に寄せ植え
ナチュラル風にしたい場合は木箱や流木と組み合わせるのがオススメです。
丸みのある優しい雰囲気の多肉植物を使うと、木と調和してナチュラル感があふれた寄せ植えになります。

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■ガラス瓶に寄せ植え
空き瓶やテラリウム専用のガラス鉢に多肉植物を植え込むのもステキです。透明なので四方から多肉植物を観賞できます。
吊るせるガラス鉢を使って、しだれる多肉植物を手前に配置するのもオシャレです。

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■コーヒーカップやお皿に寄せ植え
身近にある食器を使って多肉植物の寄せ植えもできます。コーヒーカップにはこんもりと、お皿には平面的に寄せ植えしてみましょう。
テーブルに飾れば食事も楽しくなります。水が通る穴がないので、加湿気味にならないように管理するのがポイントです。

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■まとめにかえて
多肉植物の寄せ植えで大切なのは、ユニークな容姿を自由に楽しむこと。固定観念にしばられず、遊び心にまかせて植物や鉢を組み合わせましょう。
オシャレな寄せ植えは組み合わせ次第です。多肉植物の寄せ植えをぜひ楽しんでみてください。
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