富士急ハイランドを運営。富士急行の株主優待制度、その内容と特典を解説【2022/23シーズン最新】

− 個人投資家向け株主優待研究シリーズ −


シリーズでお送りしている「個人投資家向け株主優待研究」。

株主優待は各企業の決算期が関係します。ここでは決算期が近く、投資家の注目が集まる銘柄情報をピックアップしてお届けします!

今回は2022年3月31日が本決算となる、富士急行株式会社をピックアップ。同社は富士急ハイランドなどを始めとするレジャー施設の展開を主力とする、私鉄会社です。

最近、つみたてNISAやiDeCoを活用した「投資信託派」が増えていますが、たまには株式投資にも目を向けてみませんか?「消費者目線」で株主優待を楽しむ根強いファンが多くいます。(※編集部注)。

今回は、株主優待の内容とともに、株式投資を始める際の注意点についてもお伝えします。株式投資のメリットとデメリットを知った上で、優待ライフを楽しんでいけるとよいですね。

さっそく富士急行の株主優待制度についてみていきましょう。

※【参考記事】日清ホールディングスの株主優待制度、その内容とお得な特典を解説【2022/23シーズン最新】( https://post.limo.media/articles/-/27759 )

■富士急行「株主優待制度の概要」

■優待対象

  • 3月31日、および9月30日現在で100株以上所有の株主

■発行時期

  • 3月基準:5月末
  • 9月基準:11月末

■有効期限

  • 3月基準:11月30日まで
  • 9月基準:翌年5月31日まで

■優待内容

※所有株式数に応じて発行

  • 【1】電車・バス・観光施設共通優待券
  • 【2】フリーパス引換券
  • 【3】施設割引券
  • 【4】高速バス乗車券
  • 【5】電車(富士急行線)・バス全線優待パス
  • 【6】長期保有特別優待券

【1】電車・バス・観光施設共通優待券

  • 次のいずれかで利用可能
  • 電車(富士急行線)全線乗車(1枚につき片道1名乗車)
  • バス全線乗車(1枚につき片道1名乗車)
  • 富士急ハイランド(2枚につき乗物1回券、又はスケート滑走券1枚、5枚につきフリーパス1枚と引換)
  • ぐりんぱ(1枚につき1名入園、5枚につきワンデークーポン1枚と引換)
  • さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト(1枚につき1名入園、5枚につきフリーパス1枚と引換)
  • スノーパーク イエティ(5枚につき1日入場滑走券1枚と引換)
  • あだたら高原リゾート(5枚につきリフト1日券又はロープウェイ往復券1枚と引換)
  • PICA初島(アジアンガーデンR-Asia)(1枚につき1名入園)
  • 〜河口湖〜富士山パノラマロープウェイ(1枚につき1名乗車(往復))
  • 河口湖遊覧船・山中湖遊覧船・本栖湖遊覧船(1枚につき1名乗船)
  • 初島航路(2枚につき1名往復乗船※往路は引換当日のみ有効)
  • フジヤマミュージアム(1枚につき1名入館)
  • ふじやま温泉(2枚につき大人1名入館、1枚につき小人1名入館)
  • さがみ湖温泉うるり(2枚につき大人1名入館、1枚につき小人1名入館)
  • あだたら山 奥岳の湯(1枚につき1名入館)
  • 忍野しのびの里(2枚につき1名入園)

【2】フリーパス引換券

次のいずれかで利用可能

  • 遊園地フリーパス(富士急ハイランド・ぐりんぱ・さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト)
  • スキー場1日券(スノーパークイエティ・あだたら高原スキー場)

【3】施設割引券(100株以上一律)

  • ハイランドリゾートホテル&スパ 1枚につき1室室料20%または自社企画宿泊商品10%割引(キャラクタールームは除く) 2枚
  • ホテルマウント富士:2枚
  • ホテルマウント富士 プール割引券 20%割引(1枚につき4名まで):2枚
  • 富士山ステーションホテル 1枚につき1室室料20%割引:2枚
  • 富士宮富士急ホテル 1枚につき1室室料20%割引:2枚
  • キャビン&ラウンジ ハイランドステーションイン 1枚につき1室室料20%割引:2枚
  • 富士急グループホテル飲食割引券 レストラン・バー10%割引(1枚につき4名まで)、「ホテルマウント富士」では、食事付入浴10%割引(1枚につき4名まで)として利用可:5枚
  • 富士ゴルフコース 富士ゴルフコース特別プラン[キャディ・昼食券]から1000円割引(1枚につき4名まで):1枚
  • 大富士ゴルフクラブ 平日:メンバー料金 土休日・特定日:1万円(1枚につき4名まで): 1枚
  • ふじやま温泉 入館料平日 大人1,000円 小人500円、土日祝日 大人1,300円 小人650円(1枚につき4名まで):2枚
  • さがみ湖温泉 うるり 所定料金より150円割引(1枚につき4名まで):2枚
  • あだたら山 奥岳の湯 入館料 平日、土休日とも 大人550円 小人350円(1枚につき4名まで):2枚
  • 忍野 しのびの里 食事処「雪月風花」5%割引(1枚につき4名まで):2枚
  • PICA山中湖ヴィレッジ コテージ1棟(素泊り)10%割引、レストラン「FUJIYAMA KITCHEN」5%割引(1枚につき4名まで):2枚
  • PICA富士吉田・PICA富士西湖・PICA富士ぐりんぱ・PICAさがみ湖・PICA表富士・PICA Fujiyama 1枚につき1泊1室10%割引 :2枚
  • 富士ミネラルウォーター 1枚につき20%割引(1ケース以上):1枚
  • 富士急トラベル パッケージ旅行代金の5%割引(1枚につき4名まで):2枚
  • 富士急オートサービス 車検・点検・整備 工賃10%割引: 1枚

【4】高速バス乗車券

  • 「富士五湖〜新宿線」「富士山五合目〜新宿線」「甲府〜新宿線」「富士五湖〜東京線」「河口湖〜渋谷線」「富士宮〜東京線」「富士〜東京線」「沼津〜東京線」「沼津〜新宿・渋谷線」「三島〜新宿・渋谷線」の富士急便に限り利用可能

【5】電車(富士急行線)・バス全線優待パス

  • 持参人1名。※一部利用不可のものあり。

【6】長期保有特別優待券(3年継続保有毎)

  • 「ハイランドリゾートホテル&スパ」「ホテルマウント富士」の指定するツインルーム室料100%またはホテル内レストラン利用料30%割引券

■贈呈基準

【1】電車・バス・観光施設共通優待券

  • 100株以上:5枚
  • 500株以上:10枚
  • 1500株以上:10枚
  • 2500株以上:15枚
  • 5000株以上:25枚
  • 1万株以上:40枚

【2】フリーパス引換券

  • 100株以上:1枚
  • 500株以上:2枚
  • 1500株以上:3枚
  • 2500株以上:4枚
  • 5000株以上:5枚
  • 1万株以上:6枚

【3】施設割引券

  • 100株以上一律

【4】高速バス乗車券

  • 2500株以上:1枚
  • 5000株以上:2枚
  • 1万株以上:4枚

【5】電車(富士急行線)・バス全線優待パス(持参人1名)

  • 1万7500株以上:1枚

【6】長期保有特別優待券(3年継続保有毎)

  • 5000株以上:2枚
  • 1万7500株以上:3枚

※詳細は富士急行株式会社「株主優待内容のご案内( https://www.fujikyu.co.jp/soumu/investors/index.html#inv_info )」より、最新の情報をご確認ください。

■上場企業の株主になるには?手続きはどうすればいいの?

まず、証券会社に口座を開設し、株式を購入する必要があります。

店舗のある証券会社、インターネット証券会社などがあり、投資家自身の利用スタイルによって使い分けるとよいですね。

口座開設から投資判断、売却タイミングの意思決定など、すべて自分で判断できる!という方であれば、インターネット証券会社が便利でしょう。

銘柄選びなど、投資アドバイスが欲しい場合は、ファイナンシャルアドバイザーがいる店舗型証券会社を選ぶと心強いかもしれません。

■株主優待制度に挑戦する際の注意点

ここからは株主優待を手にする前に、ぜひ知っておきたい一般的な注意点を紹介していきます。

■その1:「株主権利確定日」と「権利付最終日」を意識しよう

株主優待を受けるためには「株主権利確定日」(たとえば、半期及び通期の決算日)や「権利付最終日」を意識する必要があります。

注意すべき点としては、決算期の最終日当日に株式を購入しても、「株主権利確定日」の株主名簿に株主として名前が載りません。株主情報を反映するのに2営業日必要とするためです。

したがって、株主優待を得ようとするのであれば、「株主権利付最終日」までに取引をしておく必要があります。

株主権利付最終日とは、株主がその株式を保有することで株主優待などの株主権利を受けることができる最終売買日です。

たとえば、2022年3月31日が通期決算の会社であれば、本決算の権利確定日と権利付最終日は以下のようになります。

株主権利確定日

  • 通期:2022年3月31日

株主権利付最終日

  • 通期:3月31日の2営業日前

2022年の場合は、権利付最終日は3月29日となります。

ちなみに、権利付最終日の翌営業日は「権利落ち日」と呼ばれます。

株主優待を受けるには、いつまでに株式を購入すればいいの?

?
  • 権利確定日:この日までに株主名簿に名前が載っている必要があります
  • 権利付最終日:権利確定日の2営業日前!(この日までに株式を保有している必要があります)
  • 権利落ち日:権利付最終日の翌営業日

■その2:株式投資はあくまでもリスク性資産

優待内容につい目が行きがちですが、株式投資には株価変動リスクや倒産リスクがあることも心得ておく必要があります。

株主優待と同様に、配当に期待される投資家も多いのですが、配当は原則として、最終利益の中から分配されるものです。

よって、投資先の企業の業績が悪化すれば、配当が減ったり(減配)や配当がなくなる(無配)可能性があります。また、株主優待の内容も業績しだいで変更となることがあります。

このように、株主優待の内容もさることながら、投資対象として成立するか?という視点も持っておきましょう。

■まとめにかえて

株主優待は、上場企業の株主になってはじめて手にすることができます。

ただ、その株主優待を手にするということは、株式「投資」をしていることにほかなりません。

「優待の内容は魅力的だけど、投資先としてはイマイチ……」といった場合、「塩漬け」状態の銘柄を抱えてしまうケースも珍しくありません。

株価指標(PER・PBR・ROEなど)を参考にするほか、企業の業績などに関するニューにも高くアンテナをはりながら、銘柄のオトク度を見極めていけるとよいですね。

■参考資料

  • 富士急行株式会社「株主優待内容のご案内」( https://www.fujikyu.co.jp/soumu/investors/index.html#inv_info )

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