キッコーマンの株主優待制度、その内容と特典を解説【2022/23シーズン最新】

− 個人投資家向け株主優待研究シリーズ −


シリーズでお送りしている「個人投資家向け株主優待研究」。

株主優待は各企業の決算期が関係します。ここでは決算期が近く、投資家の注目が集まる銘柄情報をピックアップしてお届けします!

今回は2022年3月31日が本決算となる、キッコーマンをピックアップ。

最近、つみたてNISAやiDeCoを活用した「投資信託派」が増えていますが、たまには株式投資にも目を向けてみませんか?「消費者目線」で株主優待を楽しむ根強いファンが多くいます。(※編集部注)。

今回は、株主優待の内容とともに、株式投資を始める際の注意点についてもお伝えします。株式投資のメリットとデメリットを知った上で、優待ライフを楽しんでいけるとよいですね。

さっそく、キッコーマンの株主優待制度についてみていきましょう。

※【参考記事】【宝酒造】宝ホールディングスの株主優待制度、その内容と特典を解説【2022/23シーズン最新】( https://post.limo.media/articles/-/28283 )

■キッコーマン「株主優待制度の概要」

■優待対象

  • 毎年3月31日現在の株主名簿に記載された、100株(1単元)以上を1年以上継続保有(※)の株主

※継続保有期間の考え方

権利確定日(直近の3月31日)を含め、株主名簿基準日(毎年9月30日及び3月31日)の株主名簿に株主様の名義が何回連続して記載されているかを意味する。

継続保有期間ごとに必要な株主名簿への連続記載回数は以下のとおり。

  • 1年以上…3回以上の記載
  • 1年以上3年未満…3回以上7回未満の記載
  • 3年以上…7回以上の記載

■優待内容

100株以上1000株未満

  • 1年以上継続保有:1000円相当の同社グループ商品
  • 3年以上継続保有:2000円相当の同社グループ商品

1000株以上

  • 1年以上継続保有:3000円相当の同社グループ商品
  • 3年以上継続保有:3000円相当の同社グループ商品+下記1〜5より1つ選択(※)

※1000株以上・3年以上継続保有の株主向け選択優待品

  1. 2000円相当のオリジナル調味料セット
  2. 2000円相当のオリジナル飲料セット
  3. 2000円分のオリジナルクオカード
  4. 5000円相当の同社グループ製造ワイン(20歳未満は選択不可)
  5. 5000円の社会貢献団体(認定NPO法人、国連WFP協会)への寄付

※詳細はキッコーマン「株主優待制度のご紹介(2022年発送分より変更)( https://www.kikkoman.co.jp/ir/shareholder/gift.html )」より、最新の情報をご確認ください。

■上場企業の株主になるには?手続きはどうすればいいの?

まず、証券会社に口座を開設し、株式を購入する必要があります。

店舗のある証券会社、インターネット証券会社などがあり、投資家自身の利用スタイルによって使い分けるとよいですね。

口座開設から投資判断、売却タイミングの意思決定など、すべて自分で判断できる!という方であれば、インターネット証券会社が便利でしょう。

銘柄選びなど、投資アドバイスが欲しい場合は、ファイナンシャルアドバイザーがいる店舗型証券会社を選ぶと心強いかもしれません。

■株主優待制度に挑戦する際の注意点

ここからは株主優待を手にする前に、ぜひ知っておきたい一般的な注意点を紹介していきます。

■その1:「株主権利確定日」と「権利付最終日」を意識しよう

株主優待を受けるためには「株主権利確定日」(たとえば、半期及び通期の決算日)や「権利付最終日」を意識する必要があります。

注意すべき点としては、決算期の最終日当日に株式を購入しても、「株主権利確定日」の株主名簿に株主として名前が載りません。株主情報を反映するのに2営業日必要とするためです。

したがって、株主優待を得ようとするのであれば、「株主権利付最終日」までに取引をしておく必要があります。

株主権利付最終日とは、株主がその株式を保有することで株主優待などの株主権利を受けることができる最終売買日です。

たとえば、2022年3月31日が通期決算の会社であれば、本決算の権利確定日と権利付最終日は以下のようになります。

株主権利確定日

  • 通期:2022年3月31日

株主権利付最終日

  • 通期:3月31日の2営業日前

2022年の場合は、権利付最終日は3月29日となります。

ちなみに、権利付最終日の翌営業日は「権利落ち日」と呼ばれます。

2022年3月「権利付き最終日」はいつ?

?
  • 権利確定日:この日までに株主名簿に名前が載っている必要があります
  • 権利付最終日:権利確定日の2営業日前!(この日までに株式を保有している必要があります)
  • 権利落ち日:権利付最終日の翌営業日

■その2:株式投資はあくまでもリスク性資産

優待内容につい目が行きがちですが、株式投資には株価変動リスクや倒産リスクがあることも心得ておく必要があります。

株主優待と同様に、配当に期待される投資家も多いのですが、配当は原則として、最終利益の中から分配されるものです。

よって、投資先の企業の業績が悪化すれば、配当が減ったり(減配)や配当がなくなる(無配)可能性があります。また、株主優待の内容も業績しだいで変更となることがあります。

このように、株主優待の内容もさることながら、投資対象として成立するか?という視点も持っておきましょう。

■まとめにかえて

株主優待は、上場企業の株主になってはじめて手にすることができます。

ただ、その株主優待を手にするということは、株式「投資」をしていることにほかなりません。

「優待の内容は魅力的だけど、投資先としてはイマイチ……」といった場合、「塩漬け」状態の銘柄を抱えてしまうケースも珍しくありません。

株価指標(PER・PBR・ROEなど)を参考にするほか、企業の業績などに関するニューにも高くアンテナをはりながら、銘柄のオトク度を見極めていけるとよいですね。

■参考資料

  • キッコーマン「株主優待制度のご紹介(2022年発送分より変更)」( https://www.kikkoman.co.jp/ir/shareholder/gift.html )

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