ボストンテリアとフレンチブルドッグを一目で見分ける最大のポイントは何か
2022年04月02日 19時15分 LIMO

フレンチブルドッグ、ボストンテリアを含む短頭種をテーマにした展覧会「鼻ぺちゃ展」が2022年4月に福岡で行われます。
この展覧会はシリーズ累計20万人を動員しており、短頭種の独特なかわいらしさに対し、根強い人気があることを示しています。
では、ボストンテリア・フレンチブルドッグを見分ける最大のポイントについてご存じでしょうか。
今回はその点について解説します。
■ボストンテリアとフレンチブルドッグは「耳の形」で見分ける!
結論から言うと、ボストンテリアとフレンチブルドッグは「耳の形」で見分けられるのです。
ボストンテリアの耳の先はシャープに尖っており、ピンと立っています。

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フレンチブルドッグの耳の形は耳先が丸いカーブを描いています。

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他にも、毛の柄・色、体格で見分けられるという意見もあるようですが、毛の柄・色、体格は自分で犬や猫を飼っている人でないと見分けづらいので、インターネット上で犬の画像や動画を見て楽しんでいるくらいの場合には難しい見分け方だと思います。
画像でわかる範囲で、最もわかりやすいのは耳の形と言えます。
■ボストンテリア・フレンチブルドッグを飼う時の注意点は?
では、実際に飼ってみたい!と思ったときはどういう注意点があるのでしょうか。
基本的にボストンテリア・フレンチブルドッグといった「鼻ぺちゃ」な犬のみならず、猫にも共通するポイントは、呼吸器にトラブルを起こしやすいということです。
個体によっては、動物病院に定期的に通う必要がある場合もあります。
「鼻ぺちゃ」な犬・猫を飼いたい場合は、診療代も予算に入れておくのがお勧めです。
ここからは、種類別の注意点に移ります。
ボストンテリアは小型犬に分類される一方、フレンチブルドッグは中型犬に分類されることが多く、フレンチブルドッグの方が大きな犬であるのは間違いありません。
一般的に、身体の大きさが小さい方がトイレやケージへ使う面積を抑えられる傾向があり、賃貸などでは飼いやすくなります。

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とはいえ、ボストンテリアが小型犬だからといって飼いやすいというわけではありません。
というのも、ボストンテリアは「太りやすい体質」と「運動好き」という傾向があり、健康を維持するために必要な散歩の量が多いためです。
目安として「1日に2回・1日に3km以上」と言われていますが、働いている方でこの時間を捻出するのが難しい方は多いと思います。
だからといって、散歩させないでおくと犬自身にもストレスがかかりますし、健康の面でもあまり望ましい状態ではありません。
そのため、ボストンテリアを飼う場合は特に「必要な散歩の時間を確保できそうか?」ということも予め検討することが必要でしょう。

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一方、フレンチブルドッグも、性格が穏やかというメリットがある一方、関節が弱いので、床が滑りやすいと股関節に強いダメージが出てしまいます。
また、段差に弱い傾向もあるため、家の中でフローリングに滑り止めを塗ったり、段差を減らしたりなど、体質にあわせて工夫をしないといけないのです。
このように、犬種によって注意しなければいけないポイントが大きく異なるので、飼いたいと思ったときはより深く調べていく必要があります。
ペットは終生飼育が基本です。デメリットも把握したうえで、迎え入れるかどうかを決めましょう。
■参考資料
- 株式会社BACON「<福岡初> パグ、シーズーなど“ぶひカワ”鼻ぺちゃ犬作品大集結 「鼻ぺちゃ展 2022 in 福岡」4/2〜開催!限定グッズや先着特典も」( https://www.atpress.ne.jp/news/302252 )
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