【ガーデニング】個性的でオシャレな花が咲く!おすすめのワイルドフラワー10選、育て方も紹介
2022年04月05日 09時45分 LIMO

野性味と個性的なフォルムで注目を集めているワイルドフラワー。
乾燥に強く花もちがよいことから、ドライフラワーとしても人気がある植物です。
今回はワイルドフラワーの育て方やおすすめの品種を紹介します。
■ワイルドフラワーとは?

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ワイルドフラワーはオーストラリアやニュージーランド、南アフリカなど南半球に自生する花の総称です。
オーストラリアでは「オージープランツ」、南アフリカでは「ネイティブフラワー」という呼び名もあります。乾燥した環境に合わせて進化することで、かわいらしさとたくましさを併せ持つ個性的な花姿になりました。
花を守るガクは分厚く丈夫。葉も肉厚なので、乾燥に耐えドライフラワーにも向いています。
■ワイルドフラワーの育て方
ワイルドフラワーの自生地は日本の気候と大きく異なるので、一般的な植物と同じように育てるとうまくいかない場合があります。ここでは数多くあるワイルドフラワーに共通した育て方やコツを解説します。
■日当たり
自生地であるオーストラリアや南アフリカは、1年を通して晴れた日が多い地域。日差しも強めです。ワイルドフラワーは太陽の光が大好きなので、南向きでよく日が当たる場所で育てましょう。
■水やり
ワイルドフラワーは雨が少ない環境に対応し、乾燥にはよく耐えます。多湿が苦手なので水やりは控えめに。ただし全く水を必要としないわけではありません。
庭に地植えしたものは降雨にまかせても大丈夫ですが、鉢植えは土がカラカラになっていたら水を与えましょう。
■肥料
もともとやせた土地に生育しているので、肥料はほとんど必要としません。しかもリン酸を嫌う植物が多いので、肥料が原因で枯らしてしまうこともあります。肥料を与える場合はリン酸を含まない窒素系のものがオススメです。
■個性的な花が咲く!おすすめワイルドフラワー10選
■プロテア

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花姿が神々しく、ギリシャ神話の神「プロテウス」が名前の由来とされるプロテア。南アフリカでは国花に定められています。堂々した大きな花はインパクトがあり、存在感たっぷり。冷たい風が苦手なので、冬の管理には注意が必要です。
■カンガルーポー

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カンガルーポーはカンガルーの前足に似たユニークなフォルムが特徴。赤やピンクなどのカラフルな花が産毛でおおわれ、先は指のように細かく分岐しています。エキゾチックな雰囲気でフラワーアレンジメントにもよく使われます。
■バンクシア

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ブラシのような花が咲くバンクシア。山火事の中でも熱を利用し種を飛ばして生育し続ける生命力を持っています。個性的な花姿と強健な性質で、ワイルドフラワーを代表する花です。
■ピンクッション

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ピンクッションは、名前のとおり花が針山にそっくり。常緑なので一年中緑を楽しむことができ、花は6〜8週間咲き続けます。開花時期の長さから、切り花としても人気があります。
■ブラシノキ

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コップを洗うブラシに似た赤い花がユニークなブラシノキ。日本の冬でも越冬可能なので、シンボルツリーとしてよく見かけるようになりました。赤い花と金粉のような花粉が豪華でインパクトがあります。
■ライスフラワー

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ライスフラワーは小さなつぼみが米粒に似ていることから命名された花。開花期間は春から初夏までで、咲き開くにつれてピンクから白へと変化します。多湿を嫌うので水やりは控えめにしましょう。
■フランネルフラワー

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白くてフワフワした花がフランネルの生地を思わせるフランネルフラワー。シルバーグリーンの葉は常緑で、葉も毛でおおわれています。多年草ですが多湿が苦手。日本では一年草として扱われています。
■クリスマスブッシュ

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クリスマスブッシュは白い小花が咲き進むとガクが赤く色づくのが特徴。南半球のオーストラリアではクリスマスに当たる6月頃に木が真っ赤になります。濃厚な香りと味わいの蜂蜜が採れることでも知られています。
■ワックスフラワー

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ワックスでコーティングしたような質感がある花弁が特徴的で、名前の由来となっているワックスフラワー。4〜6月にかけて咲く花には柑橘系の香りがあります。小さい花と細い葉が愛らしく、日本の環境でも育てやすい花です。
■エレモフィラ・ニベア

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エレモフィラ・ニベアはホワイトツリーという別名を持ち、シルバーリーフと紫の花がキレイな花。
強い日差しと多湿が苦手です。鉢植えにして夏は半日陰に、梅雨時期は軒下に移動するとよいでしょう。
■まとめにかえて
厳しい環境下で生育できるように、独特の形や強い性質を持つワイルドフラワー。日本では見かけないようなフォルムに、男女を問わず幅広い世代から人気を集めています。
庭で観賞したり、ドライフラワーとして飾ったり、楽しみ方はさまざま。エキゾチックでオシャレなワイルドフラワーをぜひ育ててみませんか。
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