保護猫カフェと猫カフェの本当の違いはなにか? 行くお店の選び方も解説!


保護猫カフェ「猫の館ME」が千葉県浦安市の「猫実(ねこざね)」に移転し、2022年5月22日にオープンしたことが話題となっています。

同カフェの移転費用はクラウドファンディングにより賄われており、店内も人気猫カフェのようなおしゃれな作りです。

今回は、このニュースを皮切りに、保護猫カフェと猫カフェの違いについて解説します。

■1. 保護猫カフェは「保護猫の里親探し」目的でもある

Boyloso/shutterstock.com

猫カフェは基本的に、「猫を鑑賞してもらうため」に猫を飼育していますが、保護猫カフェは「保護猫の里親探し」が大きな目的になっています。

先述の保護猫カフェ「猫の館ME」のクラウドファンディングページにおいても、「譲渡会では子猫が人気」と記載されている通り、成猫(大人になった猫)はなかなか里親が見つかりにくいという事情があるのです。

そのため、成猫の自然な姿を見せることができる「保護猫カフェ」は、大きくなった保護猫に里親を探すための重要な方法の一つなのです。

猫飼いとしては、大人になった猫は子猫と比べて飼いやすかったり、落ち着いた魅力があったりとメリットが大きいことも良く知っているのですが、猫を飼ったことがない人には確かに、その点はなかなか伝わりにくいのかもしれません。

■2. 有名な保護猫カフェが猫カフェに近づいていく理由

Germanova Antonina/shutterstock.com

さらに、「猫の館ME」をはじめとしたメディアで取り上げられる保護猫カフェは、基本的に「普通のお客さん」にも興味を持ってもらいたいとの強い意志を持って活動しています。
その結果、物販に注力したり、店舗をおしゃれで明るくしたりというような動きをすることになります。

この方向性で最も有名なのが「ネコリパブリック」で、同団体が運営する保護猫カフェはほとんど猫カフェと見た目が変わらないおしゃれさです。保護猫カフェだと気付かずに入っていく方もいるのではないでしょうか。

どんな分野でも、事態改善するための活動はいかに「多くの人に興味を持ってもらうか」「興味を持ってもらって、何か楽しんでもらえるか」が重要なので、個人的には保護猫の分野においても、商業的なエッセンスを取り入れていくのは適切だと思います。

冒頭でご紹介した「猫の館ME」の移転クラウドファンディングが成功をおさめたのも、運営元が13年にわたって猫のために着実に、商業的に継続できるように活動していることが評価された結果と言えます。

■3. 猫カフェはどう選べばいいのか

Taras Vyshnya/shutterstock.com

猫カフェは保護猫カフェ以上に数が多いため、「選ぶための軸」が一般的にはわかりにくいです。場合によっては不適切な飼育状況を放置している事業者も無くはありません。

今回は、比較的わかりやすい猫カフェの選び方をご紹介します。

猫カフェの場合、まずわかりやすいのは「ツンとした臭いが店内にないか」を確認しましょう。猫の尿の臭いは強烈なので、トイレを適切に掃除していない一つの証拠になります。

この尿の臭いが漏れている時に、別の香りでごまかすことは非常に難しいです。

きちんと掃除されている猫カフェであれば、受付や入口でツンとした臭いはしません。

また、もう一つの方法は「一般社団法人 全国猫カフェ協会」の加盟店を利用するという方法です。

この団体は、2014年に環境省からの要請を受け発足した「猫カフェ協会」が前身で、環境省へ調査協力するなど非常に協力的な対応をしています。

加盟店は全国各地にありますので、お住まいのエリアの加盟店を探してみると良いでしょう。

■参考資料

  • Readyfor「念願の地"猫実(ねこざね)"で成猫に特化した保護猫カフェ継続へ」( https://readyfor.jp/projects/nekozane222 )
  • YouTube「猫実館〜休館日の猫スタッフたち〜」( https://www.youtube.com/watch?v=JOG5G9aZdyM )
  • ネコリパブリック「保護猫カフェ ネコリパブリック御茶ノ水店」( https://www.neco-republic.jp/shop/shop-necorepublic-ochanomizu/ )
  • 一般社団法人全国猫カフェ協会「加盟店一覧」( https://jcatcafe.jp/free/member )

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