お中元の本当の注意点!どんなプレゼントが「ありがた迷惑」なのか。若者のお中元離れの理由とは

お中元の本当の注意点!どんなプレゼントが「ありがた迷惑」なのか。若者のお中元離れの理由とは

お中元「ありがた迷惑」も


お中元シーズンが近づいてきました。

新潟味のれん本舗は2022年4月20日、全国の20〜30代の既婚男女を対象に実施した「若者のお中元離れ」に関する調査の結果を発表しました。

今回はこの結果を振り返るとともに、お中元含めたギフト市場の動向についてもご紹介します。

■1. お中元を贈ったことがない若者の割合と贈らない理由とは

お中元を贈っている若者の割合はどれくらいなのでしょうか。

同調査にて、「お中元を贈る予定」について質問したところ、7割以上の人が「ない(72.1%)」と回答しました。

出所:株式会社新潟味のれん本舗「【若者のお中元離れが加速?】お中元を一度も贈ったことがない方が6割近くも。その理由とは?」

今回の調査は全国20〜30代の既婚男女を対象に行いましたが、割合として10人中7人もの人が、現在お中元を贈る予定がないようです。

では、過去にお中元を贈ったことはあったのでしょうか。

続いて、「過去にお中元を贈った経験」について質問したところ、6割近くの人が「ない(58.9%)」と回答しました。

お中元を贈らない理由とは何なのでしょうか。

出所:株式会社新潟味のれん本舗「【若者のお中元離れが加速?】お中元を一度も贈ったことがない方が6割近くも。その理由とは?」

「お中元を贈っていない理由(複数回答可)」について質問したところ、以下のような結果となりました。

  • ギフトを贈る習慣がない:52.5%
  • 面倒くさい、堅苦しいなど:51.3%
  • お金がかかる(金銭的負担を感じる):42.8%
  • ギフトをもらったことがない:20.9%
  • 品物選びが難しい:10.5%
  • こちらから断っている(返礼習慣を避ける):4.2%
  • 所属する企業の儀礼廃止:4.1%

贈る習慣がなかったり面倒だと感じたりすることが主な理由のようですが、金銭的な負担を感じてお中元を贈らないという声もあったようです。

■2. お中元をもらって嬉しくない経験は。品物選びも難しいのか

お中元をもらった時、なかにはもらって「嬉しくなかった」こともあるのかもしれません。

出所:株式会社新潟味のれん本舗「【若者のお中元離れが加速?】お中元を一度も贈ったことがない方が6割近くも。その理由とは?」

「お中元(ギフト)をもらって嬉しくなかった経験」について質問したところ、「よくある(10.0%)」「稀にある(24.6%)」「ない(65.4%)」という結果になりました。

「もらって嬉しくなかった(よくある、稀にある)」という人が3割以上いるということとなりました。

では、どのような理由で嬉しくなかったのでしょうか。

同調査に寄せられた具体的な理由には以下のようなものがありました。

  • 消費期限が短めのフルーツを家族の人数に見合わないほど大量にもらった
  • ハンドソープを使っていて石鹸を使う習慣はあまりないのに、大量の石鹸の詰め合わせをもらった
  • お酒に弱いのにお酒をもらった
  • 佃煮などの詰め合わせをたくさんもらい、期限内に食べきれなかったり飽きてしまったりした

■3. お中元という儀礼こそが若者のお中元離れの現状か

若者がお中元を贈らない理由の1つとして、儀礼(社交辞令)を嫌うことが挙げられると言われています。

実のところ、どのように思っているのでしょうか。

出所:株式会社新潟味のれん本舗「【若者のお中元離れが加速?】お中元を一度も贈ったことがない方が6割近くも。その理由とは?」

そこで、同調査では「お中元離れの理由として、お中元という儀礼が今の時代にそぐわないからだと思いますか?」と質問したところ、「とてもそう思う(28.3%)」「ある程度そう思う(53.0%)」「そうは思わない(18.7%)」という結果となりました。

そう思う(とてもそう思う、ある程度そう思う)と回答した人の合計は8割以上となり、若者がお中元を贈らない大きな理由として「時代遅れ」という点があるのかもしれません。

続いて、「儀礼ではなく、知人や友人、家族になら贈っても良いと思いますか?」と質問したところ、「とてもそう思う(25.8%)」「ある程度そう思う(52.7%)」「そうは思わない(21.5%)」という結果となりました。

8割近く(とてもそう思う、ある程度そう思うの合計)の人が、儀礼としてではなくギフトとしてなら大いにアリだと感じていることが明らかになりました。

■4. お中元含めた日本の「ギフト市場」

矢野経済研究所は2022年1月28日、国内ギフト市場の調査結果を発表しました。

将来展望として、2022年の国内ギフト市場規模は小売金額ベースで、前年比100.9%の10兆1980億円を予測しています。

2022年以降の動向は、新型コロナウイルスの収束がいつになるかによって大きく左右される状況です。

しかし、これまで新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けつつも、様々な記念日やイベントにおいてコミュニケーション手段となっているギフトは、その収束に向けて人が集まることで需要が生まれ、市場規模は拡大へ向かうものと予測しています。

一方、ライフスタイルの多様化、儀礼や人付き合いに対する志向変化とコロナ禍での影響を受けてより規模縮小が進んだフォーマルギフト市場も、新型コロナウイルス収束の際には反動増が起きるものと予測しています。

■5. まとめにかえて

いかがだったでしょうか。

贈りたいという気持ちが薄く、「儀礼」としてお中元を送る場合、受け取る側の事情をあまり考慮していない贈り物内容になる可能性も高まります。

その結果、贈る側・贈られる側の両方であまり気持ちの良いお中元とならないかもしれません。

ご参考になれば、幸いです。

■参考資料

  • 株式会社新潟味のれん本舗「【若者のお中元離れが加速?】お中元を一度も贈ったことがない方が6割近くも。その理由とは?」( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000011044.html )
  • 株式会社矢野経済研究所「ギフト市場に関する調査を実施(2021年)」( https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2908 )

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