「預貯金をしている」高校・大学生ともに半数超に。金額は高校生12万円・大学生27万円程に


SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は2022年8月25日、「10代の金銭感覚についての意識調査2022」の結果を公表しました。

それによると、預貯金をしているか聞いたところ、「している」は59.9%、「していないが、したいと思う」は34.7%、「していないし、したいと思わない」は5.4%となりました。

預貯金をしている人の割合は、高校生では57.3%、大学生等では63.8%と、どちらも半数を超えました。

■1. 高校生・大学生のひと月あたりの収入はいくらか

調査は、2022年7月8日~11日の4日間、15歳~19歳の学生が対象。インターネットリサーチで実施し、1000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

それによると、ひと月あたりの収入額は高校生で平均1万1813円、大学生等では平均4万3883円となりました。

前回の調査結果と比較すると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生では1160円の増加、大学生等では8495円の増加となりました。

■2. 高校・大学生「預貯金をしている」ともに半数超

同調査では、現在の預貯金の状況について質問しました。

全回答者(1000名)のうち、預貯金を「している」は59.9%、「していないが、したいと思う」は34.7%、「していないし、したいと思わない」は5.4%となりました。

預貯金をしている人の割合は、高校生では57.3%、大学生等では63.8%と、どちらも半数を超えています。

また、預貯金をしている人(599名)に、どのくらいの預貯金を持っているか聞いたところ、高校生では平均11万6725円、大学生等では平均26万7718円となりました。

預貯金額の平均は、高校生では前回調査から2万9952円の増加、大学生等では5万1503円の増加となりました。

相次ぐ物価上昇などで、貯蓄をしておこうと考えている人が増えているのかもしれません。

■高校・大学生のお小遣い事情

次に、お小遣いとアルバイト収入について質問しました。

全回答者(1000名)に、家族からもらっているお小遣いについて、ひと月あたりいくらくらいか聞いたところ、高校生では平均4417円、大学生等では平均1万140円となりました。

前回の調査結果と比較すると、家族からもらっているお小遣い額の平均は、高校生では870円の増加、大学生等では1871円の増加です。

また、1カ月のアルバイト代はいくらくらいか聞いたところ、高校生では平均6961円、大学生等では平均3万2903円でした。

前回の調査結果と比較すると、1カ月のアルバイト代の平均は、高校生では267円の増加、大学生等では6468円の増加となりました。

コロナ禍による自粛もピークを過ぎ、商業施設や飲食店が営業を再開したことで、アルバイトを行う学生が増えた事が影響しているかもしれません。

■3. 高校生は金融教育が2022年4月から義務化

ここまで、「10代の金銭感覚についての意識調査2022」について見てきました。若年層で貯蓄意識の高まりが表れているデータとも言えそうです。

2022年4月からの成年年齢引下げで、クレジットカードを作るなど金融に関する様々な契約を18歳から行えるようになり、金融経済教育の重要性はますます高まっています。

また、2022年度高等学校学習指導要領の改訂で、4月から金融教育がスタートしています。高校生は、家庭科の中で資産形成について学ぶことがはじまりました。

金融庁によると、金融教育の目標は、「生活設計・家計管理に関する分野」、「金融や経済の仕組みに関する分野」、「消費生活・金融トラブル防止に関する分野」、「キャリア教育に関する分野」の4つの分野に則して、年齢層別に236項目の教育目標を整理しています。

今後は、お金について親子で考える機会も増えていくでしょう。

■4. まとめにかえて

今回は、若年層のお金事情についての調査結果について、解説してきました。

預貯金やアルバイト代などは、前回調査から増えている傾向があり、経済活動が徐々に復活してきていることが背景にありそうです。

とはいえ、社会情勢の見通しは不透明な部分もあるためか、貯蓄に回す金額もまた増えているようです。

今後はどうなるかは、誰にもわかりません。備えあれば患いなし、まずはできる範囲で貯蓄を進めていくとよいでしょう。

■参考資料

  • SMBCコンシューマーファイナンス株式会社「10代の金銭感覚についての意識調査2022」(2022年8月25日)( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000039964.html )
  • 金融庁「金融教育の目標と方法」( https://www.shiruporuto.jp/education/about/container/program/program02/program201.html )

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