回転ずしのスシローGHD、新型コロナの影響で既存店売上高の成長が遂にストップ(2020年3月)

− 注目小売店月次実績シリーズ −


シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「スシロー」を運営するスシローグローバルHD(3563)の2020年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

■直近の月次実績

2020年4月2日に更新されたスシローグローバルHDの2020年3月既存店売上高は、対前年同月比86.3%。内訳は客数83.9%、客単価102.8%で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大で客数が大幅なマイナスとなった結果、客単価のプラスではカバーしきれずマイナス成長となりました。

また全店売上高も90.7%で、既存店・全店ともにマイナス成長となりました。

■今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は9月決算)。

既存店売上高は、前期(2019年9月期)全ての月でプラス成長となりました。今期(2020年9月期)も2月までプラス成長が続きましたが、新型コロナ問題が本格化した3月はマイナス成長に転じています。ただし上期合計では104.1%であり、2月までの貯金によりプラス成長を維持しました。

全店売上高も既存店同様に前期から今期2月までプラス成長が続きましたが、3月はマイナス成長。それでも上期合計は108.8%と、高い成長率を見せています。

■過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2019年6月の1,498円を底に上昇し、2020年1月には2,578円に到達しました。その後は反落し、2月後半以降の株式市場全体の下落により、3月17日には1,298円まで下落。

いったん反転し1,900円を回復したものの、再び下落して1,400-1,500円水準で取引されています(なお、2020年3月31日に1株→4株の株式分割を実施)。

前期から高い成長を維持していましたが、新型コロナウイルスが店舗業績を直撃しました。ただし2月までの貯金により、上期合計は既存店・全店ともプラス成長となりました。感染拡大が続く中、今後の業績の落ち込み幅が注目されます。

スシローグローバルホールディングスの過去1年の株価推移

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参考資料:スシロー全店および既存店前年同月対比実績(2020年9月期)( http://www.sushiroglobalholdings.com/financial/highlight/monthly/ )

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