手作りマスク向けのミシン増産でJUKIなど急騰! 日経平均株価は5日ぶり反落

- 【東京株式市場】 2020年4月9日 -


■株式市場の振り返り-日経平均株価は5日ぶり小反落、最後に急伸するもプラス圏浮上ならず

2020年4月9日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,345円(▲7円、▲0.04%) 5日ぶり小反落
  • TOPIX 1,416.9(▲8.4、▲0.6%) 4日ぶり反落
  • 東証マザーズ株価指数 670.9(+24.3、+3.8%) 大幅4日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,098、値下がり銘柄数:1,007、変わらず:64
  • 値上がり業種数:13、値下がり業種数:20
  • 年初来高値更新銘柄数:14、年初来安値更新銘柄数:0

東証1部の出来高は13億6,889万株、売買代金は2兆2,997億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。

米国株式相場の大幅反発はあったものの、小売り企業を中心として発表が相次ぐ2月期決算内容を見極めようとする動きが加速して積極的な売買が控えられました。売買代金は閑散相場という状況ではありませんでしたが、2兆3,000億円に止まっています。

そのような中、日経平均株価は利益確定売りに押されながらも底堅い展開となりました。

寄り付き直後に一時+53円高となり、5日続伸へ好スタートを切りましたが、結果的にその後はマイナス圏に沈んだまま終わりました。

ただ、後場の半ばに一時▲194円安まで下落する場面がありましたが、最後は急速に戻して引けています。それでも、プラス圏への浮上はならず、約5カ月半ぶりの5連騰はなりませんでした。

なお、TOPIXも同じような値動きで4日ぶりの反落となり、下落率は日経平均株価よりかなり大きくなりました。

■東証マザーズ株価指数は4日続伸、売買代金は16日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は7,845万株、売買代金937億円となり、いずれも前日より増加しました。個人投資家の物色意欲が低迷したままであり、売買代金は16日連続で1,000億円を下回りましたが、ここ数日ではかなり高い水準となっています。

また、株価指数も+4%高に迫る大幅上昇となる4日続伸となりました。大型株式市場とは異なる動きを示しましたが、今後は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

■アビガン熱が冷めた富士フイルムHDが急落、ミシン増産報道で蛇の目ミシン工業など急騰

個別銘柄では、2月期決算の多い小売り株が売られ、セブン&アイ・ホールディングス(3382)、ローソン(2651)、ヤマダ電機(9831)が大きく値を下げ、とりわけ、ツルハホールディングス(3391)、マツモトキヨシホールディングス(3088)、ウエルシアホールディングス(3141)などドラッグストア株の下げがきつくなりました。

また、医薬品株も利益確定売りに押され、上場来高値更新が続いた小林製薬(4967)が急落し、中外製薬(4519)も値を下げています。

その他では、抗インフルエンザ薬「アビガン」関連もすっかり熱が冷めたようで、富士フイルムホールディングス(4901)が▲7%超安の急落で安値引けとなり、デンカ(4061)も急落して大幅3日続落となりました。

一方、引け後に決算発表を控えたファーストリテイリング(9983)が続伸し、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、TDK(6762)など株価指数寄与度の高い大型株も上昇しました。

また、自動車株ではインド政府による大型経済対策期待からスズキ(7269)が+8%高に迫る急騰で高値引けとなっています。

その他では、深刻なマスク不足に対処すべく、自らマスクを作る動きが顕著であることを背景に、家庭用ミシンの増産報道が流れ、小型株ですが蛇の目ミシン工業(6445)が一時+18%高の爆騰となり、JUKI(6440)も+5%高に迫る急騰となりました。ただ、中型株のブラザー工業(6448)は小幅高に終わっています。

新興市場(東証マザーズ)では、ASJ(2351)がストップ高まで買われ、ユーザベース(3966)も久しぶりに急騰しました。また、ポート(7047)も取引時間中に3日連続となるストップ高を付けています。

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?