新型コロナ国産ワクチン期待のアンジェスが年初来高値を更新! 日経平均株価は大幅反落

− 【東京株式市場】 2020年5月1日 −


■株式市場の振り返り−日経平均株価は大幅反落、一時▲650円安に迫る急落で2万円割れ

2020年5月1日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,619円(▲574円、▲2.8%) 大幅反落
  • TOPIX 1,431.2(▲32.7、▲2.2%) 4日ぶり大幅反落
  • 東証マザーズ株価指数 788.5(▲2.8、▲0.4%) 6日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:324、値下がり銘柄数:1,807、変わらず:40
  • 値上がり業種数:0、値下がり業種数:33
  • 年初来高値更新銘柄数:19、年初来安値更新銘柄数:2

東証1部の出来高は13億6,465万株、売買代金は2兆2,980億円(概算)となり、いずれも前日より大幅減少となりました。新型コロナウイルス感染の影響懸念が残る中、米国株の大幅下落を受けてリスクオフモードが強まりました。

ただ、大型連休を控えて市場参加者は少なかったようであり、売買代金は2兆3,000億円程度に止まっています。

そのような中、日経平均株価は利益確定売りに押されて大幅反落となり、前日に回復した20,000円台をあっさりと割り込んでいます。

取引時間の高値は20,000円(▲193円)、安値は19,551円(▲642円)となり、値幅(高値と安値の差)は約450円でした。

なお、TOPIXも同じような値動きで▲2%超安の大幅下落で引け、4日ぶりの反落となりました。

■東証マザーズ株価指数は6日ぶり反落、売買代金は13日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億5,841万株、売買代金2,145億円となり、いずれも前日より小幅減少となりました。

ただ、前日よりは減ったものの、個人投資家の資金流入が続き、売買代金は13日連続で1,000億円を超え、さらに連日で2,000億円を上回るなど、今年2番目の記録となっています。

一方、株価指数は全体的に利益確定売りに押された結果、小幅下落となる6日ぶりの反落となりました。依然として800ポイント回復を狙える位置にありますが、今後は個人投資家の物色意欲の持続次第と言えそうです。

■ホンダや日産自動車など自動車株が急落、東証マザーズのアンジェスは年初来高値更新

個別銘柄では、主力大型株が軒並み大幅安となる中で、とりわけ、ハイテク株の下げがきつかったようです。

前日の決算発表で前期(2020年3月期)の大幅減益と今期(2021年3月期)の業績見通し「未定」を公表した東京エレクトロン(8035)は▲6%安に迫る急落となり、日立製作所(6501)、パナソニック(6752)、TDK(6762)、オリンパス(7733)、アドバンテスト(6857)などがいずれも急落となりました。

また、今期業績の大幅増益見通しを公表した日本電産(6594)も一時+4%高に迫る大幅上昇となりましたが、直後から売りに押された結果、終値は▲4%安に迫る大幅下落となっています。

さらに、まだ決算発表が始まっていない自動車株も大きく売られ、ホンダ(7267)、スズキ(7269)、日産自動車(7201)、三菱自動車(7211)、マツダ(7261)がいずれも▲6%安前後の急落となりました。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などの金融株、高島屋(8233)などの百貨店株、エーザイ(4523)など医薬品株の一角も大きく値を下げています。

一方、数少ない値上がり銘柄の中では、宅配需要の増加でSGホールディングス(9143)が年初来高値を更新しました。

また、緊急事態宣言の期限延長が確実になったことで、業務スーパーの神戸物産(3038)が堅調に推移し、冷凍食品大手のニチレイ(2871)も大きく値を上げています。

新興市場(東証マザーズ)では、新型コロナウイルスの国産ワクチン開発で期待が高まる大阪大学発のバイオベンチャー、アンジェス(4563)が連日の急騰で年初来高値を更新しました。

この日、アンジェス1銘柄の売買代金は992億円に上り、東証マザーズ全体の46%を占める大活況ぶりとなっています。さらに、時価総額ではミクシィ(2121)やフリー(4478)を抜き、メルカリ(4385)に次ぐ第2位に浮上しています。

アンジェスは大阪大学と共同で、従来のワクチンとは異なる「DNAワクチン」という手法での開発に取り組んでおり、動物実験が進んでいると報じられています。

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