貯金1000万円、みんな普通に持ってるって本当?

− ほんとうに持っていた!驚愕のデータ −


コロナ時代に突入し、米国の失業率は14.7%にも達し、国内への影響も懸念されます。現在、リモートワークなども多くの方が経験され、就業環境も大きく変わりつつあります。その中で、お金に事が心配になってきている方も多いのではないでしょうか。

しかし、お金の話は友人や知人だけではなく、親族の間でもしにくいもの、というのは皆さんがお感じのことかと思います。ただ、他の人の財布は知りたいというのは誰しも同じでしょう。そこで、今回は総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(二人以上の世帯)―」をもとに、みんながどのくらいの貯金を持っているのかについて見ていきましょう。

■二人以上世帯の預貯金の平均はホントに1000万円以上だった…

世帯主の年齢階級別の1世帯当たりの現在高を見ると、衝撃的な数字が並びます。

いわゆる預貯金の平均金額が1117万円。1000万円を超えています!

その内訳としては、以下の通りです。

  • 普通銀行や郵便貯金銀行などの「通貨性預貯金」が460万円
  • 普通銀行や郵便貯金銀行などの「定期性預貯金」が657万円

平均値は本当に1000万円を超えています。

もっとも、「そんなに持っていないよ」という声も聞こえてきそうです。

■年齢別の預貯金平均額はいくらか

そこで、年齢別に預貯金の額を見ていきましょう。

ここでは、先ほどのように、年齢別に各種預貯金の金額を合計しています。

  • 20代(〜29歳)の預貯金の平均額:250万円
  • 30代(30〜39歳)の預貯金の平均額:441万円
  • 40代(40〜49歳)の預貯金の平均額:645万円
  • 50代(50〜59歳)の預貯金の平均額:1050万円
  • 60代(60〜69歳)の預貯金の平均額:1505万円
  • 70代以上の預貯金の平均額:1482万円

こうしてみると、60代までは年齢を重ねるにつれて預貯金の額が増えています。50代では平均で1000万円を超えています。50代になって、預貯金が1000万円ないと平均値には達していないと言ことができます。

60代では退職金を手にされる方もいるので、さらに預貯金の額は増えていきます。

そして、70代では、完全にお金を取り崩すフェーズに入るので、平均値も減少していきます。それでも1482万円あります。

■年齢別の負債の額も見ておきましょう

「各世帯の負債も考慮しないと現金だけ見ても意味ない!」と口うるさい人は必ずいるので、負債も見ておきましょう。

負債の全体の平均値は558万円です。

  • 20代(〜29歳)の負債の平均額:675万円
  • 30代(30〜39歳)の負債の平均額:1329万円
  • 40代(40〜49歳)の負債の平均額:1105万円
  • 50代(50〜59歳)の負債の平均額:683万円
  • 60代(60〜69歳)の負債の平均額:207万円
  • 70代以上の負債の平均額:104万円

30代、40代では負債が平均で1000万円を超えています。住宅ローンの影響でしょうか。

現在の日本では、50代になってはじめて、ネットで現金が多くなるともいえるでしょう。裏を返せば、50代まで心理的にもしんどいということです。これでは、20代や30代が夢を持てないわけです。

■まとめにかえて

50代までにより多くの貯蓄をしておくというのが現在の日本の老後における勝ち組ということでしょうか。資産運用には時間がかかるので早めに準備しておきたいところです。

老後2000万円問題は昨年大きな話題になりました。しかし、このデータを見る限りは2000万円には大きく足りません。国民年金や厚生年金の老後収入を含めて2000万円でも不足するというのが老後2000万問題でした。国民は今後どんどんじり貧の生活を強いられていくということでしょうか。心配は尽きません。

●参考資料

  • 総務省「家計調査報告(貯蓄・負債編)―2018年(二人以上の世帯)―」( https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/pdf/2018_gai.pdf )
  • 「老後に2000万円貯蓄でも足りない!誰も口にしない理由と背景」( https://limo.media/articles/-/12863 )
  • 「厚生年金や国民年金をみんな、いくらもらっているのか」( https://limo.media/articles/-/15223 )

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