デジタル庁思惑でNECが約13年ぶり高値! 日経平均株価は続落

− 【東京株式市場】 2020年9月24日 −


■株式市場の振り返り−日経平均株価は続落、米国株大幅安で一時23,000円割れ目前に

2020年9月24日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 23,087円(▲258円、▲1.1%) 続落
  • TOPIX 1,626.4(▲17.8、▲1.1%) 続落
  • 東証マザーズ株価指数 1,190.3(▲22.6、▲1.9%) 3日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:419、値下がり銘柄数:1,685、変わらず:72
  • 値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
  • 年初来高値更新銘柄数:102、年初来安値更新銘柄数:7

東証1部の出来高は12億4,782万株、売買代金は2兆2,909億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。

米国株式相場が再び大幅安になったことを受け、利益確定売りや見切り売りが先行しましたが、様子見スタンスに徹する投資家が多かったようです。結果的に、売買代金は2兆3,000億円レベルを維持しました。

そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移し、最後は続落で引けました。

取引時間中には23,000円割れ目前の場面もありましたが、何とか踏み止まった形です。取引時間中の高値は23,234円(▲112円)、安値は23,039円(▲307円)となり、値幅(高値と安値の差)は約195円となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで続落となりました。

■東証マザーズ株価指数は3日ぶり反落、売買代金は109日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は2億1,705万株、売買代金は2,786億円となり、いずれも前日より大幅増加となりました。IPO銘柄を中心に個人投資家の投資意欲が増加し、売買代金は109日連続で1,000億円を超え、3日ぶりに2,000億円を大きく上回っています。

しかしながら、利益確定売りも多く出たため、株価指数は3日ぶりの反落となりました。終値も1,200ポイントを下回っています。

■デジタル庁創設絡みでNECが13年ぶり高値、不適切集計で三井住友トラストHDが大幅安

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • 東京エレクトロン(8035)
  • オリンパス(7733)
  • 日本取引所グループ(8697)

菅政権の肝煎り政策の1つであるデジタル庁創設に関連し、ハイテク株ではDX関連でNEC(6701)が上昇して年初来高値を更新し、約13年ぶりの高値を付けました。

また、小売り株の一角にも見直し買いが入り、しまむら(8227)が好調な既存店売上が公表されたことで一時+6%超高へ急騰して年初来高値を更新し、前日にストップ高となった島忠(8184)も大幅続伸で同じく高値更新となっています。

その他では、味の素(2802)や森永乳業(2264)などディフェンシブ系の食品株が買われ、年初来高値を更新したことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • ソフトバンクグループ(9984)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • 中外製薬(4519)

米国株安を受けて主力ハイテク株の一角が売られ、シャープ(6753)が▲6%弱安へ急落し、パナソニック(6752)、日立製作所(6501)、ルネサスエレクトロニクス(6723)なども大幅安となりました。

また、グループ会社で議決権行使集計約1,000件の不適切処理が明らかとなった三井トラスト・ホールディングス(8309)が一時▲4%安に迫る大幅下落となっています。

その他では、「Go To トラベル」の東京追加(見通し)でメリットを享受するはずのエイチ・アイ・エス(9603)が▲8%安に迫る急落となったことが目を引きました。

なお、前日に「アビガン」承認申請で急騰した富士フイルムホールディングス(4901)は急反落しています。

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