みんなコロナで不満が溜まってる? コロナ禍による”5大不満分野”


新型コロナウイルスに対する根本的な対策が望めない現在、私たちは新型コロナウイルスと共存・共生していくことを余儀なくされています。

「ウィズコロナ」という響きの良い言葉で表現されてはいるものの、ウイルスとの共存・共生は決してこちらから望んだものではありません。そのため、新しい生活様式の中では何かしら不満を抱えている人も多いことでしょう。誰にもこの状況がいつまで続くか分からないことが、さらなる不満を生み出しやすくなっているとも言えるかもしれません。

そこで今回は、先が見通せない「ウィズコロナ社会」において、みんながどのようなことに不満を感じているのか、そして不満はどのように変化してきているのかを見ていきます。

■ウィズコロナ社会の5大不満分野

株式会社電通デジタルは、今年9月に「第2弾 Withコロナ社会における、不満意識調査」の結果を発表しました。この調査では、ウィズコロナ社会において「レジャー」「リフレッシュ」「人との付き合い・繋がり」「衛生管理」「ショッピング(生活必需品以外)」の5項目への不満が大きくなっていることが示されました。

いずれも多くの人が納得できる分野なのではないでしょうか。今回の調査が「第2弾」と銘打ってある通り、同じ内容での「第1弾」の調査が今年5月に行われています。

前回の調査結果を比較すると、生活に対する不満を抱く人の割合(不満レベル高・中・低の合計)は、第1回が98.8%だったのに対して、第2回は97.2%と微減になりました。また、不満意識「高」の人の割合は、41.4%から33.6%と7.8ポイント減少しており、不満レベルは緩和の傾向にあると言えそうです。

先ほど挙げた5大不満分野についても、今回の調査では商業施設や飲食店の営業再開もあったことから、下図のように「リフレッシュ」と「ショッピング」への不満は、前回に比べて10ポイント以上のスコアダウンとなっています。

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出典:共同通信PRWire プレスリリース( https://kyodonewsprwire.jp/release/202009033876 )添付画

■コロナ禍が長期化することで不満の内容に変化も

このように、全体的には人々の不満は緩和傾向にある反面、前回調査では見られなかった不満が今回の調査ではいくつか表れています。

「子どもの行事中止/家族での思い出が作りにくい(2.4%)」「転職・就職活動がしづらい(1.8%)」「冠婚葬祭などのライフイベントの縮小・延期(1.2%)」といった内容で、不満を感じている人のパーセンテージ自体は低いものの、いずれも人生に大きく影響を与えることに対する不満です。

また、通勤や通学が再開した状況では「どこまで除菌するか」など他人との衛生意識にギャップがあったり、車で行ける距離の小旅行が注目される中で「自分は車がないからどこにも行けない…」と感じるなど、長引くコロナの影響で他人と比較して不満を感じる声もあがっています。

こういった不満については、コロナ禍が収束の兆しを見せない限り、今後もパーセンテージを増やしていく可能性がありそうです。

■ライフスタイルによっても不満の度合いは異なる?

第2弾の調査では、「ライフスタイル別の不満意識の差」についても調査されています。

たとえば、犬や猫などのペットを飼っている人の不満レベル(「とても不満を感じる」と「不満を感じる」の合計)が29.6%だったのに対して、犬や猫を飼っていない人の不満レベルは34.7%と、両者の間では5.1ポイントの差が生じています。

また、家でできる趣味がある人の不満レベルが30.0%なのに対し、家でできる趣味がない人の不満レベルは36.4%と、こちらも6.4ポイントの差が生じています。

どれだけ自宅で楽しく過ごせる術を持っているかどうかが、ウィズコロナ社会においては重要なことになってきているのかもしれませんね。

■まとめ

コロナ禍での生活がこれまで経験したことがないものである以上、何かしらの不満が生まれるのは仕方のないことです。ただ、現状を自分の力でどうこうできるものではない以上、ウィズコロナ社会に沿った生き方・生活を模索していく視点も大切なのではないでしょうか。

【参考資料】株式会社電通デジタル 「第2弾 Withコロナ社会における、不満意識調査」( https://www.dentsudigital.co.jp/release/2020/0908-000610/ )

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