リストラ報道が相次ぐANA-HDが一時▲5%超安の急落! 日経平均株価は反落

− 【東京株式市場】 2020年10月22日 −


■株式市場の振り返り−薄商いの中で日経平均株価は反落、狭いレンジ内の値動きが続く

2020年10月22日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 23,474円(▲165円、▲0.7%) 反落
  • TOPIX 1,619.7(▲17.8、▲1.1%) 反落
  • 東証マザーズ株価指数 1,259.4(▲59.5、▲4.5%) 大幅続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:388、値下がり銘柄数:1,730、変わらず:62
  • 値上がり業種数:3、値下がり業種数:30
  • 年初来高値更新銘柄数:27、年初来安値更新銘柄数:7

東証1部の出来高は8億6,317万株、売買代金は1兆7,740億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。

大きなニュースがない上に、大統領選が終盤を迎えていることで様子見スタンスが継続しました。売買代金は9日連続で2兆円を割り込む薄商いとなっています。

そのような中、日経平均株価は前日同様に狭いレンジ内ながら、終日マイナス圏で推移して反落で引けました。取引時間中の高値は23,555円(▲84円)、安値は23,436円(▲203円)となり、値幅(高値と安値の差)は約119円となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで反落となりました。

■東証マザーズ株価指数は大幅続落、売買代金は128日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億4,333万株、売買代金は2,845億円となりました。

出来高は前日より増加しましたが、売買代金は概ね横ばいでした。依然として個人投資家の投資意欲は堅調であり、売買代金は128日連続で1,000億円を超え、16日連続で2,000億円を上回っています。

しかしながら、多くの主力銘柄が利益確定売りに押されて大幅安となり、株価指数も一時▲5%安に迫る急落となりました。終値も1,300ポイントを大きく割り込んでいます。

■島忠を買収検討のニトリHDが一時▲6%超安の急落、リストラ報道相次ぐANA-HDも急落

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ファーストリテイリング(9983)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • ファナック(6954)

小売り株で好業績銘柄の一角が買われ、しまむら(8227)が年初来高値を更新し、西松屋チェーン(7545)は大幅高で約13年ぶりの高値を付けました。

また、ハイテク株の電子部品株も引き続き物色され、日本電産(6594)や太陽誘電(6976)が年初来高値更新となっています。

その他では、敵対買収の対象になる報道で前日に爆騰した島忠(8184)が一時連日の急騰となりましたが、終値は小幅上昇に止まったことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • 中外製薬(4519)
  • エムスリー(2413)
  • ダイキン工業(6367)

島忠への敵対買収TOB検討の報道が流れているニトリホールディングス(9843)が一時▲6%超安へ急落し、終値も▲5%安に迫る急落でした。まだ正式発表ではありませんが、株式市場は「そんな買収は止めろ」と評価しているようです。

また、先週から様々なリストラ実施や巨額赤字転落見通しの観測報道が相次いでいるANAホールディングス(9202)が一時▲5%超安へ急落しています。正式発表されたものはほとんどありませんが、株式市場は「まだまだ手緩い」と評価しているのかもしれません。

その他では、JR株が軟調に推移し、とりわけ、東日本旅客鉄道(9020)が年初来安値を更新し、約7年9カ月ぶりの安値を付けたことが目を引きました。

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