“100均神話”が解けた瞬間!自称「買い物上手」の新妻を変えたものとは?


みなさんは「100均」、好きですか?

食料品や家庭用品、さらには趣味の雑貨まで、全部税抜き100円で買うことができる「100円均一」のお店。「全部100円!」という響きの心地よい割安感は、ときに私たちの購買欲をかき立てます。

各社が競って展開するオリジナル商品には、価格だけではなく機能性やファッション性も抜群!というものがたくさん。「100円とは思えないクオリティ」と思わず唸るようなアイテムもありますよね。

そんな100均ショップが近所にあれば、老若男女問わずとても便利ではないかと思います。でも、なんでも100均に頼る、いわゆる「100均至上主義」にはちょっと注意が必要かもしれません。

そこで今回は、サトミさん(仮名:神奈川県 主婦・28歳)の「100均失敗エピソード」を伺いました。

■「全品100円」が生む錯覚

サトミさんは1児の母。夫の両親が1階に、Aさん家族が2階に住む、完全分離型の二世帯住宅に暮らしています。

「結婚前までずっと実家暮らしだったせいもあり、家事はほぼ母まかせでした。でも短大の家政科で栄養学の勉強をしていたこともあり、料理には自信がありました。趣味は手芸で、今は赤ちゃんの洋服や帽子を毛糸で編んだりしています。親からは『いつ嫁に出しても恥ずかしくないわ』なんてことも言われてましたね(笑)」

そんなサトミさんが結婚したばかりの頃、自宅から徒歩2分という距離に大手の100円ショップが開店したのです。

「『100均一に歩いて行ける!』そう考えるだけでも胸がトキメキましたね。今までは一番近い100均でも、電車に乗らないとムリな場所だったのでとても不便でしたから」

そして、当然のように、サトミさんは毎日のようにその「100均」に通ったのでした。「100均ショップ大活用」のようなサイトを日々チェックしたり、さらには、「100均特集」が組まれた主婦向け雑誌を購入して読みふけるまでの100均至上主義に。

■聞いてしまった「義父母の本音」

調味料やキッチンのお役立ちアイテムから、手芸用品まで。ここに来れば、すべてが100円で手に入る!

自称「100均をフル活用する節約上手」、と思っていたサトミさんは、ある日ふとしたことで義父母の会話を耳にして、ドキッとしました。

「イマドキの若い子は、モノの値段ってのを知らないのかね?サトミさん、あんなモノまで100円出して買ってきてるよ・・・。スーパーのプライベートブランドなら98円で買えるような文房具だの調味料だの、わざわざ100均で買ってるみたいだわ」

「お義母さん、これ100円だったんですよ!」なんて、「節約上手な嫁」をアピールしていたつもりだったサトミさんにとっては、だいぶショックなできごとでした。

■追い打ちをかけた「夫からのダメ出し」

二世帯住宅とはいえ、義父母世帯とは1階と2階で完全に分離されています。ここぞとばかりに、手先の器用さを生かして「100均で作れるインテリアDIY」にはまっていたたサトミさん。「すのこ」を組み合わせてフランスのマルシェ風(?)の木箱を作ってみたり、ワイヤーネットで多肉植物の飾り棚を作ってみたり・・・。忙しい夫が帰宅したときに、少しでも癒やしになるような「新婚さんらしい」空間づくりを目指していたそうです。

「でも、ある日夫にこう言われたんです。『最近、お前の”100均ハンドメイド”が増えすぎて、かえって家の中が落ち着かないんだよね。悪いけど、どれもこれも安っぽくみえる。そもそも、1カ月間に100均でどれだけ無駄遣いしてるんだ?』」

義父母の本音を聞いてしまった後のサトミさんにとって、これはかなり痛いダメ出しだったとのこと。

「『おフランス』な木箱は確かにオシャレなんだけど、キッチンの片隅に積み上げられたまま、活躍する日を待っている状態。さらにワイヤーで作った飾り棚に至っては、多肉植物なんて興味ゼロ、という夫にとっては単なるガラクタにしか見えなかったようですね・・・」

その後、サトミさんの中で、何かが変わります。

■そして「100均神話」は崩れ去った

「なんでも100均で買うのが一番安い、という先入観をもっていた私がバカでした。実家暮らしのころ、食料品を買ってくるのは実母でした。だからそもそも“モノの値段”を知らなかったんだと思います。スーパーのチラシを見比べたり、タイムセールを狙ったり・・・というやりくりはしたことがありませんでしたから・・・世間知らずでしたよね、私」

としみじみ語るサトミさん。

100均の魅力はやはり、豊富な商品がお手頃価格で手に入る点でしょう。ただ、「それが本当にお得な買い物なのかどうか」はモノによる、としかいいようがありません。

そもそも他店で安く買えるものだった、便利だと思って買ってみたものの使う機会がなくて結局処分した、となれば、それは「無駄遣い」以外の何物でもないのです。

大切なのは、「底値を調べる」という情報収集力と、「どんなに安くても、不要なものは買わない」という強い気持ちでしょう。

関連記事(外部サイト)