「若いうちにやっておけばよかった…」熟年夫婦が今後悔していることとは?


結婚をするとさまざまな問題に直面しますが、そのうちの1つが「お金」に関する問題ではないでしょうか。結婚当初は目の前の生活で精一杯で、なかなか将来に対する明確なお金の計画やビジョンなどというものは持ちにくいですよね。10年後20年後、ましてや老後のことを考えて行動を起こしている人というのはなかなかいないでしょう。

しかしながら、松井証券株式会社の「若年夫婦・熟年夫婦の家計管理事情に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html )」をみると、若いときはあまり深く考えていなかったけれど、熟年夫婦となった今「若いうちにやっておけばよかった…」と後悔していることが明らかとなっています。

熟年層になる前に熟年夫婦の経験からしっかりと学び、老後に後悔しない生き方を送るための準備をしていきましょう。

■後悔しないために「資産形成・資産運用」を 

松井証券株式会社の同調査は、「結婚3年以内の20〜30代男女400人(若年夫婦)」と「結婚30年以上の50〜60代男女400人(熟年夫婦)」を対象に行われました。この調査で「あなたが、若いうちからやっておけばよかったと後悔することをすべて教えてください」と熟年夫婦に質問したところ、「資産形成・資産運用」が37.6%で第1位となりました。2位は「定期的な運動」26.0%、3位に「後悔したものはない」24.7%と続き、さらに4位は「旅行」19.9%、5位「親孝行」18.7%という結果です。

また、逆に若年夫婦に対して「あなたが、まだやっていないことの中で、やらないことで将来、後悔したくないこと」を尋ねたところ、1位は熟年夫婦と同じく「資産形成・資産運用」であり、30.9%の人が回答しました。つまり熟年夫婦、若年夫婦を問わず夫婦の大きな課題として「資産形成・資産運用」を多くの人が意識しているということなのでしょう。

■早いうちからの資産形成・資産運用が大事 

さらに同調査によると、熟年夫婦に対して資産形成・資産運用を始めるのがよいと思うタイミングについては、50.8%の人が回答した「独身時代」が1位でした。続いて第2位は「結婚時」31.6%、第3位は「子どもの就学時」6.1%、第4位「出産時」2.5%、第5位「子どもの入園時」0.8%という結果となり、これを見ると約8割以上の人が「結婚時までに資産形成・資産運用を始めるのが良い」と考えているということになります。

社会人になりお金を稼ぐようになったら、できる限り早いタイミングで資産形成・資産運用に対して考え行動し、結婚時には夫婦2人でしっかりと将来のお金について相談し合える環境を作っておく必要があるということが分かってきました。

■あなたの夫は大丈夫?お金で隠し事している夫婦が2割

また、「あなたが、パートナーに隠していることを教えてください」という質問に対しての第1位は「隠し事がない」で、67.4%の人が回答しています。しかしその一方で、20 .9%の人がお金に関して隠し事をしているということも明らかになっています。

さらに、「あなたは、パートナーに自分の所得額と貯蓄額を共有していますか」という質問に対しては、「所得額については、正確に共有している」人が62.1%と、半数以上が正確に伝えていると回答しましたが、「曖昧にサバを読んで共有している」人が12.5%、「共有していない」人が25.4%と、約3人に1人は正確に所得額や貯蓄額を伝えていないという結果が出ています。

サバを読んでいる金額については、所得額においては若年夫婦が中央値で月額5万円、熟年夫婦が月額3万円。貯蓄額に関しては、若年夫婦が中央値で50万円、熟年夫婦が100万円サバを読んでいるということが分かりました。

毎月しっかりとお金の管理をしていると思っていたのに、蓋をあけてみると実は夫がサバを読んで報告していたとなっては、今後の資金繰りの計画も崩れてしまいますよね。老後になって後悔しないためにも、今のうちから正確な金額を把握し、お金の管理を徹底したいものです。

■早い段階から夫婦でお金の話し合いを

多くの人の関心事でもあり、夫婦が早い段階から取り組むべきお金についての問題。しかしその一方で夫婦間においてお金についての隠し事がある場合も多いという実態も今回明らかになりました。「あまり夫婦間でお金の話はしていない」「夫がいくら貯金しているのか知らない」という方も多いかもしれませんが、今からでも遅くはありません。老後に後悔しないためにも早いうちに一度夫婦でしっかりと話し合い、資産形成や資産運用に対して情報を集めてみてください。

また若年夫婦の中には銀行口座で貯金はしているけれど、なかなか運用までは考えない、そもそも資産運用がよく分からない、といった夫婦もいることでしょう。しかし現在は今の熟年夫婦が若い時代にはなかったような「つみたてNISA」や「確定拠出年金」など初心者でも取り組みやすく、また税制面でも優遇のあるような運用商品が数多く出てきています。

自分たちが熟年夫婦になったときに「後悔していることはなにもない」と胸を張っていえるように、どのような資産管理をしていくべきなのか、視野を広げて考えていく必要があるといえるでしょう。

【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

【参照】
松井証券株式会社「若年夫婦・熟年夫婦の家計管理事情に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000019241.html )」

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