巨額赤字のJALとANA-HDが揃って大幅下落! 日経平均株価は続落

− 【東京株式市場】 2020年10月27日 −


■株式市場の振り返り−薄商いの中で日経平均株価はわずかに続落、最後は久々の高値引け

2020年10月27日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 23,485円(▲8円、▲0.0%) わずかに続落
  • TOPIX 1,617.5(▲1.4、▲0.1%) 小幅続落
  • 東証マザーズ株価指数 1,219.3(+19.8、+1.7%) 5日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,190、値下がり銘柄数:903、変わらず:85
  • 値上がり業種数:9、値下がり業種数:24
  • 年初来高値更新銘柄数:14、年初来安値更新銘柄数:12

東証1部の出来高は9億4,534万株、売買代金は1兆8,631億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。

増加はしたものの、米国大統領選挙もいよいよ最終盤に差し掛かって、様子見スタンスが継続した形です。結局、売買代金は11日連続で2兆円を割り込む薄商いで終わりました。

そのような中、米国株式相場の大幅安を受けて日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。しかしながら、下落は限定的で、最後は急速に下げ幅を縮小して久々の高値引けとなっています。取引時間中の高値は23,485円(▲9円)、安値は23,232円(▲262円)となり、値幅(高値と安値の差)は約253円となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きで小幅続落となっています。

■東証マザーズ株価指数は5日ぶり反発、売買代金は131日連続で1,000億円超え

東証マザーズの出来高は9,643万株、売買代金は2,356億円となりました。

出来高は前日より減りましたが、売買代金は増加しています。依然として個人投資家の投資意欲は堅調であり、売買代金は131日連続で1,000億円を超え、19日連続で2,000億円を上回っています。

また、株価指数も5日ぶりの反発となりました。ただ、取引時間中には大幅安となる場面も見られており、調整一巡と判断するのは時期尚早かもしれません。

■キヤノンが買い戻されて+8%超高へ急騰、巨額赤字報道のJALとANAは揃って大幅安

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • エムスリー(2413)
  • KDDI(9433)
  • キヤノン(7751)

約22年ぶりの安値をつけるなど株価低迷が顕著だったキヤノンが、今期業績(2020年12月期)見通しの上方修正を受けて買い戻され、+8%超高の急騰となりました。

また、同じハイテク株ではソニー(6758)やパナソニック(6752)も値を上げましたが、目立った上昇には至らなかったようです。

その他では、半導体関連で信越化学工業(4063)が取引時間中に年初来高値を更新し、ゲーム関連ではバンダイナムコホールディングス(7832)も年初来高値を更新したことが目を引きました。なお、ソフトバンクグループ(9984)は6日ぶりに反発しています。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • ファナック(6954)
  • NTTデータ(9613)
  • 日立建機(6305)

年末年始休暇の延長要請や「Go To トラベル」の延長など、旅行関連で追い風となるニュースが出ているにもかかわらず下落する銘柄が相次ぎました。

今期業績の巨額赤字が明るみとなった日本航空(9201)が▲4%超安、引け後に決算発表を控えたANAホールディングス(9202)も▲3%超安の大幅下落となりました。さらに、東海旅客鉄道(9022)などのJR株も大きく値を下げ、エイチ・アイ・エス(9603)も一時▲4%超安まで売られています。

また、小売り株では百貨店株が売られ、J. フロント リテイリング(3082)が一時▲6%安に迫る急落となり、三越伊勢丹ホールディングス(3099)も一時▲6%安へ急落しています。

その他では、三井不動産(8801)などの不動産株の下げがきつかったことが目を引きました。

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