家なし、車なし、保険は割り勘…コロナ禍で変化する消費の常識


コロナ禍で私たちの消費行動は一気に変化しました。たとえば、外食からテイクアウトやデリバリーにシフトし、海外旅行ができず国内リゾートやキャンプの魅力が再発見されました。アパレル用品も、凝ったデザインのものより、着心地がよいことが購入する際のポイントに変わってきているようです。

変化がより顕著なのは、クラウドファンディングなどを通した「応援消費」。どうせ何かを購入するのであれば、困っている誰かをサポートできる方法で購入したいという思いから、お気に入りのお店や行き場のなくなった農産物などを消費で応援する動きが急速に浸透しています。

実際、三井住友カードの「コロナ影響下の消費行動レポート」によると、2020年4月〜6月はクラウドファンディングの決済件数/金額ともに前年同月比で100〜200%増に。ふるさと納税も例年は年末に近づいてくると申し込みが増加するのに対し、今年は4月〜6月の早い段階でも急増したようです。

こうした消費行動の変化が広がる中、「家・クルマ・保険」という”人生3大買い物”にも変化の兆しが出ています。コロナ禍でモノを所有することへの意識が変化していることをきっかけに、新しいサービスに注目が集まっているのです。

■住み放題、外泊で家賃値下げ…「住む」の新しいカタチ

コロナ禍でリモートワークが進み、住む場所にとらわれず仕事ができるスタイルが広がったことで、以前から注目されていた地方移住や多拠点居住の概念が一気に加速しました。一拠点での定住にこだわらない”アドレスホッパー”を実現するためのサービスも増えてきています。

全国に住み放題の拠点を持てる「ADDress( https://address.love/ )」

  • ADDressが日本各地で運営する家に定額(月額4万円〜)で住める。※一部の拠点はドミトリーのみ
  • 電気代・ガス代・水道代は全て込み。敷金・礼金・補償金などの初期費用は一切なし。何度でも移動OK。
  • Wifi・個室の寝具・キッチン・調理道具・家具・洗濯機・アメニティが全拠点に完備。
  • 家族(二親等以内)や固定のパートナー1人は追加費用なしで個室利用OK。
  • プライバシーを守りながら長期滞在できる。

外泊すると家賃が下がる「unito( https://unito.me/ )」

  • 固定の賃料を毎月支払う一般的なものとは異なり、「自分が住んだ日数分だけ家賃を支払う」新しい家賃システム。
  • 外泊したら、その日数分家賃が安くなる(部屋を使用していないときにはホテルの部屋として利用される)。
  • 最短契約期間1カ月、退去する場合も10日前までにスマホで申請すればOK。
  • 敷金・礼金ゼロ。面倒な対面での入居手続きは一切必要なしで、スマホだけで即日入居が可能。

■カーシェアは次の段階へ

コロナ禍では「公共交通機関の利用を避ける」「旅行や行楽は車で出かけられる距離で」などの理由から、車での移動が増えています。駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社の調査によると、2020年5月26日から6月1日までの「通勤・通学」目的での駐車場予約者は、2月に比べ2倍以上に増加していました。

そんな中、レンタカーやカーシェアリングから進化した新しいサービスが注目されています。

カーシェアの新しい形「Anyca( https://anyca.net/ )」

  • 一般オーナーが所有する車を、使わない時に使いたい人が利用する個人間シェアリングサービス。
  • 気分やシチュエーションに合わせて様々な車から選ぶことができる。
  • カーシェア予約と連動して、1日自動車保険にドライバーが加入するシステムを提供。
  • 取引相手のプロフィールや過去サービス利用時のレビューを確認でき、アプリのチャット機能で事前コミュニケーションも可能。信頼関係を築きながらカーシェアができる。

車購入の手間を省くサブスク「KINTO( https://kinto-jp.com/ )」

  • 利用月額は車種別に設定され、所有年数(3年・5年・7年)を選べるトヨタ車のサブスクサービス。
  • 頭金0円、急な支出は一切なし。任意保険や車検代など、ガソリン代・駐車場代以外は利用月額に含まれる。
  • 結婚や出産など短期間で家族の形が変わる時期に、売却の手間や費用がネックで乗り換えに踏み切れないという人も、気軽に車種の乗り換えが可能。

■保険もシェアリングエコノミーの時代

コロナ禍で保険会社への医療保険の問い合わせが増えているようですが、長い歴史を持つ保険業界は、テクノロジーによる革新が遅れている業界のひとつ。そんな中、コロナ禍で注目される「応援消費」につながる保険や、外出が減ったことによる運動不足への懸念をサポートしてくれるような保険が誕生しています。

日本初、”保険のシェアリングエコノミー”「わりかん保険( https://link.justincase.jp/limo_p2p-cancerLP_article )」

  • 契約者間で「割り勘」するから保険料(後払い)が安価。誰もがんにならなければ保険料の支払いはゼロ。
  • 自分が支払った保険料が何に使われたのかわかるので透明性・合理性が担保される。
  • がんになった方への応援メッセージを送ることができ、「助け合い」に参加できる実感が持てる。
  • 日本古来の助け合いから生まれた保険の原点の仕組みを、テクノロジーの力で蘇らせた”古くて新しい”保険。

健康維持のモチベーションが上がる「歩くとおトク保険( https://healthscore.link.justincase.jp/limo_healthscoreLP_article )」

  • 前月の平均歩数によって、翌月の保険料割引額が変わる医療保険。ビッグデータを活用し、歩くことと健康の相関が証明されたことから生まれた日本初の保険。BMI(身長・体重から算出される肥満度)によっても割引される。
  • 歩数・BMIが毎月割引額に反映される。健康維持のためのがんばりが見える化されるので、ウォーキングのモチベーションが上がる。
  • 健康意識の高い人とそうではない人が同じ保険料であるという常識を覆す、現代的な保険。

■おわりに

このように、コロナ禍で変わりつつある生活のスタイルや意識を取り入れた新しいサービスが登場しています。当たり前だと思っていた消費に対するこれまでの常識を、この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

【参考資料】
「コロナ影響下の消費行動レポート( https://www.smbc-card.com/company/news/news0001527.pdf )」(三井住友カード株式会社)
「通勤・通学でのakippa利用エリア別調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000251.000016205.html )」(akippa株式会社)

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