公募増資発表のJALが暴落! 日経平均株価は5日続伸で一時2万5000円目前に

− 【東京株式市場】 2020年11月9日 −


■株式市場の振り返り−日経平均株価は5日続伸、名実ともに29年ぶりの高値更新

2020年11月9日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 24,839円(+514円、+2.1%) 大幅5日続伸
  • TOPIX 1,681.9(+23.4、+1.4%) 5日続伸
  • 東証マザーズ株価指数 1,265.7(+22.4、+1.8%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,399、値下がり銘柄数:695、変わらず:85
  • 値上がり業種数:27、値下がり業種数:6
  • 年初来高値更新銘柄数:116、年初来安値更新銘柄数:9

東証1部の出来高は12億2,787万株、売買代金は2兆6,493億円(概算)となり、いずれも概ね先週末並みでした。

米国大統領選は民主党のバイデン氏勝利となり、これを受けた売買が多く出たようです。ただ、買い戻しが中心だったと見られ、売買代金は活況の目安と言われる3兆円には及ばずに終わっています。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移し5日続伸となり、一時25,000円目前まで上昇する場面が見られました。11月6日は終値での29年ぶり高値でしたが、9日は2018年10月2日のザラバ高値24,448円も大きく上回り、名実ともに“29年ぶりの高値更新”となりました。

取引時間中の高値は24,962円(+637円)、安値は24,541円(+216円)となり、値幅(高値と安値の差)は約421円となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで5日続伸となりましたが、4日続けて上昇率は日経平均株価を大きく下回りました。

■東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は27日連続で2,000億円超え

東証マザーズの出来高は1億246万株、売買代金は2,395億円となり、いずれも先週末より増加しました。

売買代金は139日連続で1,000億円を超え、27日連続で2,000億円を上回りましたが、大型株式市場に比べるとやや静かな商いとなったようです。

なお、主力銘柄が買い戻されたことで株価指数は反発となり、再び1,300ポイント回復をうかがう位置に付けたと考えられます。

■ホンダが一時+10%高に迫る爆騰、先週爆騰のエーザイは一時▲26%安の大暴落

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ファーストリテイリング(9983)
  • ソフトバンクグループ(9984)
  • エムスリー(2413)

主力大型株が総じて買われ、ファーストリテイリング、ダイキン工業(6367)、エムスリー、日本電産(6594)、信越化学工業(4063)、バンダイナムコホールディングス(7832)は上場来高値を更新し、ファナック(6954)、TDK(6762)、日東電工(6988)、村田製作所(6981)などが年初来高値を更新しました。

また、先週末の決算発表で通期業績見通しを上方修正したホンダ(7267)が買い戻され、一時+10%高に迫る爆騰となっています。

その他では、読売新聞グループが完全子会社化のためTOB実施を発表したよみうりランド(9671)がストップ高となったことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • エーザイ(4523)
  • ミネベアミツミ(6479)
  • セブン&アイ・ホールディングス(3382)

先週、米国大手薬剤企業と共同開発中のアルツハイマー型認知症治療薬が大きく進展したことを受けて爆騰したエーザイですが、ニュース等で承認が遠のいた情報が報じられ、一時▲26%安の大暴落となり、終値も▲24%弱安の大暴落でした。先週の爆騰で上昇した分が完全に剥落しています。

また、先週末に最大1,680億円の公募増資を発表した日本航空(9201)が、需給悪化懸念で一時▲16%安に迫る暴落となり、終値も▲11%安となっています。

その他では、全国的に新規感染増大の第三波が明らかになったことで、再び外出や旅行が停滞するという懸念が高まり、東海旅客鉄道(9022)や西日本旅客鉄道(9021)などJR株が総じて大幅安になったことが注目を集めました。

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