金遣いの荒い夫や妻が貯金に協力してくれるようになった方法


結婚してから、配偶者とはいえ他人と新しい家庭を築いていくのは大変なことです。結婚前に取り決めた約束が反故にされてしまったり、思い描いた通りに行かないことも少なくありません。家事の分担、子育てへの関わり方、親戚付き合い…などなど、いろんな場面でお互いに妥協が必要になることもあるでしょう。

そんな中でも今回は、夫や妻が貯金に協力的でない3組の夫婦のケースについて話を聞いてみました。配偶者の協力を得るためのさまざまな工夫が聞けましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

■ゴルフにお金を使いすぎる夫

「夫が趣味のゴルフにお金を使いすぎることが悩みだった」と言うのは、都内の金融機関で働くAさんです。夫のゴルフ出費が大きく、貯金ができずに悩んでいたのだと話します。

「週末はほとんどゴルフに出かけて、しかもウチの車を出すのでプレー料金以外にガソリン代や高速代もバカにならない。冬用のゴルフウェアが必要だとか、新しいアイアンを買いたいだとか、小物を新調したいだとか、なんだかんだで月10万円に達する月もある。共働きだからなんとか生活はできるものの貯金が心配になって夫と話し合った」とのこと。

「それで、今まで一緒の財布にしていたものを分けることにした。2人共同の貯金に充てる金額を含め決まった生活費を出せば残りは自由。子どもは作らない方針だったからそれができたというのもあるけれど、自分だけの貯金が欲しければ趣味をセーブすればいいし、個人の貯金なんていらないと思ったら趣味に使えばいいと提案したら夫も了承。でもそれ以降、ゴルフに行く回数は半減。自分のお金だと思うとセーブする気になったらしい」と話してくれました。

ちょっと身勝手な話に感じるかもしれませんが、財布が一つの場合、家計から出ると思うから貯金に真剣になれないのかもしれません。自分で管理してもらったほうが自分事としてとらえやすいこともあるのでしょう。

■あればあるだけ使う夫

続いては都内で看護師として働くBさんです。「夫がお金に無頓着で、あればあるだけ使ってしまう人だった。将来のことが不安になり、何度夫に話をしても『共働きだし何とかなる』とか『そんなに心配することはない』と楽観的。こちらが一生懸命節約しても夫がパーっと使ってしまうから嫌気がさしていた」とのこと。そこでBさんは家計管理を夫に任せたのだと言います。

「今までは私ばかりが『マイホームの頭金を貯めたいのに、全然足りない!』とか『今月、予算オーバーしてる…』などと気にしていた。だから、それをすべて夫に任せてみた。私のやり方は一切伝えず、とにかく家計をお任せするねと伝えた」のだそう。

「夫から『こないだ見てたマンションの支払いシミュレーションの紙見せて』とか『今月のレシート見せて』と言われたら協力するけど一切口は出さない。2人の間で35歳までにマイホームが欲しいねというやりとりは何度かあったから、夫はそれを意識して貯金プランを考えたらしい。毎月貯金すべき金額の計算、月の平均生活費とかも自分で調べてくれた」のだそう。

「夫は任されると仕事を頑張るタイプなんだと思う。今までは私がやりすぎてしまっていた。最近は夫のほうが『今月は外食を控えよう』と言い出したり、『今月はちょっと余裕がある』と言ってきたりするのでかなり意識は高まったみたい」と嬉しそうに教えてくれました。

■『その日暮らし』タイプの妻

「妻はまさに『その日暮らし』という言葉がぴったりなくらい、後先のことを考えずにお金を使うタイプ」と笑うのは都内のメーカーで働くCさんです。

「今のまま子どもが生まれたらマズイと思って、思い切って妻を説得することに。でも何度説得してもお気楽に構えていたから、一緒にファイナンシャルプランナー(FP)との相談に行ったけど効果なし。FP自体を信用していなかったから、妻は苦痛そうに話を聞くだけだった」のだそう。

「これではダメだと思って、見よう見まねで一緒にライフプラン表を作成。何歳の時に子どもがほしい、何歳で家を買いたい、何歳までには老後資金をいくら貯めたい、というようにプランを組み立てていくことで妻も興味を持って話を聞いてくれた」と続けるCさん。

「子どもが1人ならいくら教育資金が必要とか、家は立地や広さ、メーカーなどいろんな要素で購入金額が変わるね、という話もして『理想の家はこんな感じ』という希望を2人で出し合った。すると『理想を全部叶えようと思うとめちゃくちゃお金かかるね!』という話になり、『もっと真剣にお金、貯めなきゃいけないね』という妻の言葉を引き出すことに成功した」と話します。

確かに実際の金額を見ると身につまされるものがあるでしょう。危機感を抱くと「もっと節約してお金を貯めないと」というモチベーションにもなります。

Cさんの場合、子どもの話や理想のマイホームの話など、パートナーの関心を引きやすい明るい話題の中にうまくお金の話を取り入れていたのがよかったのでしょう。今は2人で「マイホームのため」「子どものため」とせっせとお金を貯めている、と話していました。

■おわりに

節約や貯金に対するスタンスは人それぞれですが、結婚すると個人プレーのままではいられません。結婚を機に意識が変わる人、出産を機に意識が変わる人もいるかもしれませんが、場合によってはパートナーの性格を見て、納得してくれそうな方法を考える必要もありそうですね。

関連記事(外部サイト)