ドコモ値下げ報道で楽天とソフトバンクが大幅安! 日経平均株価は反発

− 【東京株式市場】 2020年12月1日 −


■株式市場の振り返り−日経平均株価は反発、取引時間中に再び年初来高値を更新

2020年12月1日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 26,787円(+353円、+1.3%) 反発
  • TOPIX 1,768.3(+13.4、+0.8%) 反発
  • 東証マザーズ株価指数 1,263.0(+30.6、+2.5%) 大幅4日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,526、値下がり銘柄数:577、変わらず:74
  • 値上がり業種数:27、値下がり業種数:6
  • 年初来高値更新銘柄数:93、年初来安値更新銘柄数:18

東証1部の出来高は13億3,122万株、売買代金は2兆8,191億円(概算)となり、いずれも前日より大幅減少となりました。

ただ、前日はMSCIリバランスに伴う売買による嵩上げがあったことを勘案すると、売買代金が3兆円に届かったとはいえ、堅調な商いだったと言えましょう。

そのような中、米国株式相場の下落にもかかわらず日経平均株価は上値を追う展開となり、取引時間中に再び年初来高値を更新しました。取引時間中の高値は26,852円(+419円)、安値は26,618円(+185円)となり、値幅(高値と安値の差)は約234円となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きで反発しましたが、依然として上昇率では日経平均株価に後れを取っています。

■東証マザーズ株価指数は4日続伸、売買代金は5日ぶりに2,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は9,419万株、売買代金は2,330億円となり、いずれも前日より増加しました。

売買代金は154日連続で1,000億円を超え、5日ぶりに2,000億円を上回るなど、個人投資家の物色意欲が改善したようです。

また、一部主力銘柄が買い戻されたことで株価指数は+3%高に迫る大幅上昇で4日続伸となり、終値では1,300ポイント回復に向けた位置を維持しています。

■シリコンウエハーのSUMCOが13連騰、危機が去ったレオパレス21が年初来安値更新

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ファーストリテイリング(9983)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • ファナック(6954)

ハイテク株では、世界的な半導体需要の高まりを背景に、東京エレクトロンが大幅高で上場来高値を更新し、シリコンウエハー大手の信越化学工業(4063)は7連騰で同じく上場来高値更新となりました。さらに、同じシリコンウエハー大手のSUMCO(3436)は怒涛の13連騰で年初来高値を更新していますが、上場来高値には未だ遠く及びません。

また、医薬品株では、菅政権の目玉政策の1つである不妊治療支援が加速する期待感で富士製薬工業(4554)が堅調に推移し、あすか製薬(4514)は連日で年初来高値を更新しています。なお、同じ医薬品株では小林製薬(4967)が連日で上場来高値を更新したのが目を引きました。

その他では、自転車部品最大手のシマノ(7309)に断続的に見直し買いが入り、こちらも再び上場来高値を更新したことが注目を集めたようです。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • リクルートホールディングス(6098)
  • セコム(9735)
  • エムスリー(2413)

近々上場廃止になるNTTドコモ(9437)が主力ブランドでの携帯料金引き下げで最終調整に入ったことが報道され、これを受けてソフトバンク(9434)が一時▲3%安の大幅下落、楽天(4755)が一時▲5%安に迫る急落となりましたが、KDDI(9433)は比較的堅調に推移しました。

また、9月末に米国の投資ファンドからの資金支援で債務超過解消の目安が立っているレオパレス21(8848)が、再び▲6%弱安まで売り込まれて年初来安値を更新しています。

その他では、三菱自動車(7211)が年初来安値を更新し、任天堂(7974)が大幅安となったことが目を引きました。なお、実質的に13連騰を続けていた村田製作所(6981)は久々の下落で引けています。

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