楽天モバイル新料金報道でKDDI大幅安! 日経平均株価は大幅続落

− 【東京株式市場】 2021年1月29日 −


■株式市場の振り返り−日経平均株価は大幅続落、終値では1月7日以来の28,000円割れ

2021年1月29日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 27,663円(▲534円、▲1.9%) 大幅続落
  • TOPIX 1,808.7(▲30.0、▲1.6%) 大幅続落
  • 東証マザーズ株価指数 1,208.9(▲24.3、▲2.0%) 大幅続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:314、値下がり銘柄数:1,834、変わらず:43
  • 値上がり業種数:3、値下がり業種数:30
  • 昨年来高値更新銘柄数:36、昨年来安値更新銘柄数:5

東証1部の出来高は15億7,635万株、売買代金は3兆2,329億円(概算)となり、いずれも前日より減少しました。

米国株式相場は反発したものの、不安定さが残ったこと等から、東京市場では前日に続きリスクオフの展開となりました。売買代金は前日より減りましたが3兆円超を維持、前日の特殊要因を割り引けば実質的には大幅増加と推測されます。

そのような中、日経平均株価はリスク回避の売りが優勢となって大幅続落となりました。終わってみれば久々の寄り付き天井となり、終値ベースでは1月7日以来の28,000円割れとなっています。ちなみに、この2日間での下落幅は最大▲1,000円超に達しました。

取引時間中の高値は28,320円(+123円)、安値は27,629円(▲568円)となり、値幅(高値と安値の差)は約691円でした。

なお、TOPIXも同じような値動きで大幅続落となりましたが、何とか1,800ポイントを維持して引けています。

■東証マザーズ株価指数は大幅続落、売買代金は再び2,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は1億1,417万株、売買代金は2,016億円となり、いずれも前日より増加しました。個人投資家の利益確定売りや見切り売りが優勢となった結果、売買代金は再び2,000億円を上回る高水準となっています。

なお、株価指数は主力銘柄を中心に売られて大幅続落となりました。ただ、1,200ポイントはかろうじて維持しています。

■JCRファーマが一時+22%高へ連日の大爆騰、シャープは高値更新直後に売られて急落

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • 大日本住友製薬(4506)
  • トレンドマイクロ(4704)
  • 三井不動産(8801)

この日もアストラゼネカのワクチン原液の国内製造を請け負っているJCRファーマ(4552)への買いが集中し、一時+22%高の大爆騰となりました。その後は上げ幅を縮小したものの、終値でも+10%超高を維持して引けています。

さらに、同じ医薬品株では、好決算を発表した大日本住友製薬(4506)が一時+13%高に迫る爆騰となりました。

また、ハイテク株が総じて大幅下落となる中、通期業績見通しを引き上げた富士通(6702)が逆行高となり、決算発表を控えたソニー(6758)もわずかながら値を上げています。

その他では、前日の決算発表においてQ3累計ベースで過去最大の赤字計上となったオリエンタルランド(4661)が、いったん悪材料出尽くしで買い戻されましたが、上昇は限定的に止まりました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • 東京エレクトロン(8035)
  • ソフトバンクグループ(9984)
  • エムスリー(2413)

年明け以降の株価上昇が続くシャープ(6753)が寄り付き直後に連日で昨年来高値を更新しましたが、その直後から売りに押されて一時▲10%安へ暴落しました。なお、終値も▲7%超安の急反落でした。

また、同じハイテク株では、前日の決算発表で通期業績(2021年12月期)の大幅増益見通しを公表したキヤノン(7751)が数値の物足りなさから売られ、一時▲8%弱安へ急落しています。

その他では、傘下の通信子会社(楽天モバイル)による割安新料金プランの観測報道が流れた楽天(4755)が▲3%弱安となりました。

さらに、楽天の料金プラン発表でさらなる価格競争が続くという懸念から、KDDI(9433)が▲4%弱安の大幅安に。日本電信電話(9432)も下落しましたが、ソフトバンク(9434)は前日と変わらずで引けたことが目を引きました。

なお、この日から東証1部に復帰した東芝(6502)は、期待されたご祝儀上昇は見られず、小幅安で復帰初日の取引を終えています。

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