大型買収報道のパナソニックが急落! 日経平均株価は4日ぶり反発

− 【東京株式市場】 2021年3月9日 −


■株式市場の振り返り−日経平均株価は4日ぶり反発、終値も4日ぶりに29,000円台を回復

2021年3月9日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 29,027円(+284円、+1.0%) 4日ぶり反発
  • TOPIX 1,917.6(+24.1、+1.3%) 反発
  • 東証マザーズ株価指数 1,154.0(+6.1、+0.5%) 5日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,848、値下がり銘柄数:302、変わらず:44
  • 値上がり業種数:30、値下がり業種数:3
  • 昨年来高値更新銘柄数:94、昨年来安値更新銘柄数:0

東証1部の出来高は16億2,114万株、売買代金は3兆2,706億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。特段大きなニュースはなかったものの、米国の景気回復期待感からリスクオンモードが高まる展開となりました。買戻しが中心でしたが、売買代金は3兆円を上回る活況な商いとなったようです。

そのような中、日経平均株価は後場に値を上げて4日ぶりの反発となりました。終値でも4日ぶりに29,000円台を回復して引けています。取引時間中の高値は29,053円(+310円)、安値は28,609円(▲134円)となり、値幅(高値と安値の差)は約444円。

なお、TOPIXも同じような値動きで反発となりましたが、上昇率は日経平均株価を上回っています。また、終値で1,900ポイントを回復しました。

■東証マザーズ株価指数は5日ぶり反発、売買代金は5日連続で2,000億円割れ

東証マザーズの出来高は7,814万株、売買代金は1,470億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲が回復せず、売買代金は5日連続で2,000億円を下回るなど低調な商いが続きました。

一方、一部の主力銘柄が買い戻された結果、株価指数は小幅上昇ながら5日ぶりの反発で引けました。ただ、依然として終値は1,200ポイントを大きく下回ったままです。

■円安進行でホンダなど自動車株が上昇、大型M&A報道のパナソニックが急落

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ソフトバンクグループ(9984)
  • テルモ(4543)
  • ダイキン工業(6367)

この日は109円/ドル超の円安相場と株価出遅れ感から自動車株が大きく買われ、ホンダ(7267)が連日で昨年来高値を更新し、スズキ(7269)と三菱自動車(7211)が終値で+5%超高へ急騰、トヨタ自動車(7203)も大きく値を上げました。

また、小売り株では緊急事態宣言解除後の正常化を視野に百貨店株が連日で買われ、高島屋(8233)と三越伊勢丹ホールディングス(3099)が+5%超高へ急騰し、J.フロント リテイリング(3086)も大幅上昇となっています。

さらに、コンビニ株にも見直し買いが入り、セブン&アイ・ホールディングス(3382)が昨年来高値を更新し、ローソン(2651)も大幅高となりました。

その他では、商社株への買いが止まず、伊藤忠商事(8001)、三菱商事(8058)、丸紅(8002)が連日の昨年来高値更新となったことが目を引きました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • アドバンテスト(6857)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • ソニー(6758)

ハイテク株は高安まちまちでしたが、主力株の一角が大きく値を下げ、日本電産(6594)が一時▲6%超安へ連日の急落となり、アドバンテスト、ソニー、ニコン(7731)なども大幅安となりました。

また、ハイテク株では、米国の大手ソフトウエア企業を約7,000億円で買収するという観測報道が流れたパナソニック(6752)が、財務体質悪化を懸念した売りが優勢となり、一時▲7%超安へ急落し、終値も▲6%強安で引けています。

なお、前日まで3日連続で昨年来高値を更新してきた日立製作所(6501)は、取引時間中に4日連続の高値更新となりましたが、終値は小幅安で5日ぶりの反落となりました。

その他では、機械株の値嵩株が売られ、SMC(6273)やキーエンス(6861)が大幅安となったことが目を引きました。

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