アクセンチュアのFinTechプログラム、最終プレゼンに選ばれたスタートアップ8社を発表

 アクセンチュアは、「アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボ」のプログラムを締めくくる「Investor Day」を香港で開催。先進的なフィンテックスタートアップ企業8社は、どんなプレゼンをしたのだろうか。

■「アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボ」とは

アクセンチュアは、今年で5回目となる「アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボ(FinTech Innovation Lab Asia-Pacific) 」のプログラムを締めくくる「投資家の日(Investor Day)」を香港で開催した。当日は、フィンテックスタートアップ企業8社が、大手銀行、保険会社、ベンチャーキャピタル、テクノロジー企業の経営層に向けて自社のソリューションとサービスを発表した。

 アクセンチュアと大手金融機関が協力し、フィンテックスタートアップ企業に対して12週間にわたって開催されるこのメンタリングプログラムは、2014年の開始以降、参加金融機関が10社から22社へと倍増。応募するスタートアップ企業も100社未満から160社以上へと増加している。

 2018年度のアジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボに参加した主な金融機関は、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、クレディ・スイス、ゴールドマン・サックス、HSBC、J.P.モルガン、マッコーリーグループ、モルガン・スタンレー、野村グループ、ソシエテ・ジェネラル、スタンダードチャータード、サンライフ・フィナンシャル、UBS。

 また、AIAインターナショナルリミテッド、ブラックロック、中信銀行国際、中国建設銀行(アジア)、シティ香港、ゼネラリ、メイバンク、サイアム商業銀行、衆安インターナショナル、チューリッヒ・インシュアランスが準パートナー金融機関として参画した。

■選ばれたスタートアップ8社

 2018年度のプログラム採択企業は8社。プレゼンしたサービスの概要は以下のとおり。

●Bereev(マレーシア)

アジア初の遺産整理の計画をサポートするアプリケーションを開発。家族が困らないために、自分が死亡したときに向けて金銭面や個人的な問題などを整理し、準備できるよう支援するサービス。

●BetterTradeOff(シンガポール)

独自の包括的なライフプランニングのソリューション「Aardviser」を提供。人々の夢の実現に向けた資金計画において、高度な統計モデルと人工知能(AI)を活用して、最適な判断が下せるよう支援する。

●Checkbox.ai(オーストラリア)

受賞実績のあるテクノロジープラットフォームによって、各種規制や規定、ビジネスサービスに対応するクラウド上の使いやすいアプリケーション開発を可能とし、デジタルトランスフォーメーションを実現。技術的なトレーニングやプログラミングスキルがなくても、各種申請書類の作成などを支援するオンラインアプリケーションを開発することが可能になる。

●Gekko Lab(香港)

金融分野での分析と調査・査定を行うレグテック(RegTech)のスタートアップ企業。グラフ解析のソフトウェアと独自開発のデータベースによって、ユーザーはデータ分析を用いてリスクを検知、管理する能力を向上できる。

●Hyper Anna(オーストラリア)

AIの仮想データサイエンティスト「Anna」を提供。高度なデータアナリティクスを活用して、コード作成、データ分析、チャート生成、インサイト検出といった煩雑な技術的作業の処理が可能になる。

●Know Your Customer(香港・アイルランド)

口座開設前に企業や個人を迅速かつ正確に特定し、検証するデジタルソリューションを提供。コンプライアンス関連の定常業務を、90%自動化させることができる。

●NoPassword(アメリカ)

次世代のID基盤を提供。企業内外のユーザーのパスワードを、生体情報を活用した多要素認証によって代替する。

●Tookitaki(シンガポール)

レグテック(RegTech)分野のスタートアップ企業で、完全に説明可能かつ監査可能である実用的な機械学習ベースのAIプラットフォームを金融機関に提供。持続可能なコンプライアンス プログラムの構築をはじめ、リスクの大幅な削減、業務効率の向上を可能にする。

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