「報われる投資法」とは? 世界経済に貯蓄の一部を預ける

「報われる投資法」とは? 世界経済に貯蓄の一部を預ける

世界経済に目を向ける(C)ロイター

【カンタン貯蓄 目標3年で300万円!】

「大手企業に勤める50代の給料ならば、年間100万円の貯蓄は難しくはありません。問題は、この100万円を元手に、どうやって増やしていくか。これは簡単ではありませんね」

 と話すのは、兵庫県在住の会社員、立原亘宏氏(54)。年収は1000万円を大きく上回る。立原家の貯蓄額は2000万円を超えている。2人の子供は大学生と高校生。教育費はかかるが、年間100万円貯蓄は余裕でクリアしている。

 そんな立原氏の悩みは、貯蓄額をどうやって増やすかということ。

「株や投資信託を買えばいいといいますが、どんな銘柄、商品を買えばいいのかはよくわからない。投資の勉強をすればいいのでしょうが、簡単に時間はつくれない。金融機関のセールストークも信用できませんからね。わが家の貯蓄は、今でも定期預金ですよ」

 定期預金に預けていてもお金が増えないことはわかっているが、その先に踏み込めない。「増やす貯蓄法」があるのに、立原家のように立ち往生している家庭は、実はまだまだ多い。

「100万円を定期に預けても、1年後の利息は7〜8円。資産運用には違いないが、私は、定期預金での資産運用を『一生報われない投資法』と言っています」

 と言うのは、ある大手機関投資家のファンドマネジャー。

「大きく儲けようと思わなくていい。着実に利回りを確保して運用することが、お金を増やすコツであり、老後の不安を解消することにつながる」

 では、どうすればいいのか。

「世界経済は毎年平均すれば3〜5%程度で成長しています。これに対して、日本は1%前後。日本経済も確かに成長していますが、やはり、世界経済の成長という大河に乗るべきです。グローバルインデックス投信など、世界経済の成長と同じような利回りを確保する金融商品に貯蓄の一部を預けるべきです。その上で、日本株や国内インデックス投信なども買うことです」

 コツコツ貯蓄ができる努力の人は、株や投信などへの投資の勉強もできるはず。これを機会に、「報われる投資法」を身に付けたい。

(経済ジャーナリスト・山下知志)

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