65歳から始める投資のコツ 杉村富生氏「預金より株、株主優待を狙う手も」

65歳から始める投資のコツ 杉村富生氏「預金より株、株主優待を狙う手も」

地道に増やす、あせらずゆったりと(C)日刊ゲンダイ

今年4月に70歳まで働ける制度(高年齢者就業確保措置の努力義務)がスタートした。とはいえ、定年後の再雇用なので一般的には収入減は避けようがない。

 定年前後から投資を始めて間に合うのか。経済評論家の杉村富生氏に聞いた。

「投資を始める年齢に遅すぎることはありません。思い立ったら60歳や65歳、70歳以上でも大丈夫です」

 定年まで投資らしい投資をしてこなかった65歳が、いざ始めようとしてもいったい何から手をつければいいか……。

 小さな資金(10万〜50万円)で始めるのがコツらしい。手始めは銀行の株式をちょっと買ってみる。

「三菱UFJ銀行の普通預金に10万円を1年間預けても金利は0.001%なので、受取利息は1円です。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループの株を10万円分買ったとすると、配当利回りは4.17%(株価600円の場合)だから配当金は4170円(手数料別)になります。どちらが得かは明らかでしょう」(杉村氏)

 株は下落リスクがあるとはいえ、預金の利息と、株の配当金の差は実に4000倍以上。株に投資しておけば価格上昇の恩恵も期待できる。

■おいしい株主優待

「株主優待を狙う手もあります。お米や缶詰セットなど銘柄によって異なりますが、年に1回か2回、優待品が自宅に届きます。外食系だと、店舗で使える無料券がもらえるところもあります。定年後は収入が減るでしょうから株主優待は魅力です」

 イタリアン「サイゼリヤ」(100株保有年1回)や「餃子の王将」(王将フードサービス=同2回)は2000円相当の食事券、牛丼「吉野家」(吉野家HD=同)は3000円相当といった具合だ。

「景気回復が見込める米国株に投資してみてもいいでしょう。日本株と違って1株単位で売買できます。ネット証券などで気軽に買えるのも魅力です。アマゾン・ドット・コムの株は約30年間で2700倍にハネ上がりました。米株にはそんな夢があります」

 投資信託はどうか?

「米国株を組み込んだ投信の購入もオススメ。月々1万円の購入でもかまいません。NISAを利用してもいいですね」

 65歳からの投資はコツコツとあせらず、ゆったりと。小遣い稼ぎにはピッタリかも。


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