1日100円からの資産形成 気軽に“ワンコイン投資”のススメ

1日100円からの資産形成 気軽に“ワンコイン投資”のススメ

1日100円なら意識せずに続けられる

【お金の学校】ワンコイン投資編 #1

 投資を始めたいが、タネ銭がない――。そう思っているなら、ワンコイン投資を利用してはどうか。1回100円から投資できるので、コンビニでの買い物をちょっと我慢するだけでも、資産づくりができる。

 ワンコイン投資のメリットは、自動的に投資ができること。自分で好みのタイミングを設定すれば、毎月決まった日、毎週決まった曜日、あるいは毎日の投資も可能だ。

 仮に毎日100円を投資すればどうなるか。毎日と言っても、実際に投資できるのは金融機関の営業日のみなので、1カ月の投資金額は2000円程度。これなら、負担を感じることもないだろう。金額は少なくても、長期に続ければ、知らない間に資産が増えているはずだ。

 長期投資はリスクが低いと考えられがちだが、右肩下がりの市場では資産は減ってしまう。資産を増やすには、成長が期待できる市場を選ぶのが鉄則だ。

 少子高齢化で経済が縮小する可能性が高い日本の市場は期待できない。それを考慮してNYダウに連動する投資信託で積み立てをしたケースを考えてみよう。20年前のNYダウは約1万ドルだった。そこから20年間、毎日100円(約1ドル)、1カ月に2000円(約20ドル)を積み立て投資してきたとすれば、どうなっていたか。

 NYダウはコロナショックを経て、約2万7000ドルまで回復している。20年間で約2・7倍に資産が増えたことになる。これを利回りに換算すると、年平均8・5%となる。毎月20ドルを積み立て投資していたとすれば、約1万2500ドル(約125万円)程度になっている計算だ。20年で125万円では物足りない気がするかもしれないが、1日100円なら、投資していることを忘れられる金額だ。それでいて、自由に使える小遣いが手に入ると考えれば、悪くない。

 もし、本格的な資産形成を目指すなら、毎日1000円(約10ドル)=1カ月2万円(約200ドル)で考えてみよう。20年後には約1250万円(約12万5000ドル)になっている計算だ。

 実際にワンコイン投資を始める場合には、投資対象を分散するのがいいが、投資信託だけでなく外貨預金や株式の個別銘柄でも可能だ。

(経済ジャーナリスト・向山勇)

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