PC部品・各種プリント基板製造の江蘇伝芸科技、21年12月期は増収増益に
2022年03月22日 11時12分サーチナ

深セン証券取引所メインボードに上場している、コンピューター向け部品やプリント基板(PCB)を製造する江蘇伝芸科技(002866/深セン)が3月21日に2021年12月期の決算を発表し、対前期比で約8.5%の増収、21.7%の増益となったことを明らかにした。(イメージ写真提供:123RF)
深セン証券取引所メインボードに上場している、コンピューター向け部品やプリント基板(PCB)を製造する江蘇伝芸科技(002866/深セン)が3月21日に2021年12月期の決算を発表し、対前期比で約8.5%の増収、21.7%の増益となったことを明らかにした。
同社は2007年設立の民営企業で、17年4月に深センメインボードに上場した。各種パソコンのキーボードなど入力装置や周辺製品の生産、販売と、ノートパソコン用メンブレンタッチスイッチ(MTS)、フレキシブル基板(FPC)の生産、販売を行っている。
2021年12月期の決算報告によれば、売上高は19億2046万元で前期比8.51%増、純利益は1億6441万元で同21.70%増となった。製品別売上構成はノートパソコンおよびデスクトップパソコン用キーボードなど入力装置が10億8377万元(前期比24.66%増)で56.43%と最も高く、ノートパソコン向けタッチパッドおよびボタンが5億3818万元(同10.00%増)で28.02%、ノートパソコンなどコンシューマー電子製品製品向けFPCが1億9094万元(同20.21%増)で9.94%となっている。
また、国内、国外別の売上構成は、国外が14億7337万元(同7.63%増)で76.72%、国内が4億4708万元(同11.52%増)が23.28%だった。
同社は2021年の市場状況について、新世代通信規格である5Gモジュールのノートパソコンへの応用が進んだこと、Windows7のサポート終了やWindows11のリリースによってノートパソコンの買い替え需要が旺盛になったほか、PCB分野では技術の向上が進んでおり、FPCや高密度インターコネクタ(HDI)基盤、半導体チップ埋め込み基盤などの高性能基盤の需要が持続的に拡大したと説明。同社は多様な製品ラインナップにより各分野で高まるニーズに対応しているとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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